JBCF 経済産業大臣旗ロード

あまり使われることのない修善寺の8kmコースで開催されるJBCFの経済産業大臣旗ロード(E3カテゴリー)に参加。

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JBCFのロードレースは、ここまで3,4本走って「最終周で先頭集団からこぼれて勝負に絡めず」というパターンが常態化していたので、今度こそは「最後まで先頭集団に残って勝負に加わる(&トップ10以内を狙う)」意識。

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修善寺の8km(右回り)の+3km区間は、クネクネのダウンヒルの真ん中で左に折れて、Max15,6%の厳しい登りをこなしてからクネクネしたハイスピードのダウンヒルをこなし、もうひとつ登り(直線)の先で緩い下り基調(直線)があってから5kmコースのクネクネダウンヒルの途中に復帰する・・・というレイアウト。+3km区間の路面は全体的に悪く、道の端には木の枝や葉っぱが落ちており、ハイスピードの下りの2つめのS字はしっかりとしてブレーキコントロールが必要とされるので、通常の5kmコース(右回り)以上に登りと下りの総合力が求められるコースだなぁという印象。

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まだ調子が上がってなかった7,8月に比べると、高強度インターバルをこなすようになってそれなりに調子のよさを感じおり、先週の秩父宮でもそれなりに走れる感触は得ていたので、今回のレースはモチベーション高めで臨んだ。E3カテゴリーは8kmコースを4周の32km。

で、結果は・・・というと、またもや「最終周で先頭集団からこぼれて勝負に絡めず」で26位(涙)。うーん、走力が足りないところも分かったけど、やっぱり自分に圧倒的に足りないのはレーステクニックのほうだなーと、反省の多いレースとなった。

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今回は早朝集合だったので珍しくレンタカーして修善寺温泉に前泊。当日は5時過ぎに宿を出て、5:30くらいに駐車場着。チームメンバーがいつ来るか分からなかったので、先に入場して受付&試走・・・と思ったら左STIの中でケーブルのタイコが飛び出してしまう持病(?)が発生したので、フロントディレイラーのケーブルを張り直して修正。3年近く使ったSTIなので、そろそろメンテしてもわらないとダメかも・・・。

試走は1周のみ。+3km区間の登りは、はじめは緩いのだけど、途中からギュギュッと斜度が上がって厳しくなる。下りはそこそこテクニカルで、5kmの右回りでよくある「下りで前が中切れ->登りで埋められず終了」への警戒が必要だなぁという印象。気温が低いので、スタート地点に戻ってから防寒着着用で暖まって・・・と思ったら開会式に並んでるのを見逃して後方に並ぶ。石川で協力してギャップを埋めたWe love O2の人とお喋り。

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今回は「JBCF全日本」の名を冠してるだけあって(?)出走者は多めの100人+。スタートして少しずつポジションを上げるけど、まだまだ前方の隊列が長い。+3kmの登りも1周目はまだ周りが元気。じりじり遅れる人はパスして下りへ。2つめのS字で7,8人での集団落者が発生したようで、道の左側に被害者が倒れている。

直線の登りの先でタマキさんがパスしていくので後ろにつく。その4,5人前にギャップができていて、直線の下り基調に入っても踏んでいなかったので、ガツンとペースアップして飛び出して、5kmコースの下りを攻め気味に走って前走者にくっつく。登り返しの先でもまだ先頭集団までギャップがあったので、ドラフティング状態から飛び出して、単独で先頭集団に復帰。もうこの時点で先頭集団は40人弱まで絞れてた。結構足を使ったので、緩い登りがかなりキツかった。

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2周目に入ったあたりで大柄なイナーメが単独で飛び出す。じわじわ差が広がっていき、登りでは視界には入るけど落ちてくる気配がない。強いなー。2周目はとにかく回復に専念しつつ、まだ下りが遅い人がいるので気をつけながらパスしていって、集団の真ん中あたりでヌクヌク。この周回のどこか(?)でもう一人が飛び出して、2人逃げになっていたみたい。

3周目に入ると集団は30人くらい。登りと下りに対応できなかった人は淘汰された感じ。+3km区間の厳しい登りでエカーズの1人が左サイドから上がっていったので、それに乗って前に出る。集団の先頭は大柄なオーベストの人で、登りのペースはそんなに上がっていない印象。追走は諦めモード。クルクル回していたら先頭に出てしまったので、15%区間でダンシングしたら5-10mくらい間があく。そのまま踏んで下りに入り、ガンガン行くと後続が見えなくなったので調子に乗って「このまま行ったら前に追いつけるかな」なぞという錯覚を起こす。こういう状態はアドレナリンが出るので楽しい。タマキさんが集団前方でアタックしちゃいたくなる気持ちも分かるよ・・・。

直線の登りに入ると集団が活性化して追ってくる。エカーズのジョー君が積極的で、しばらく行った先で捕まる。4,5番手で下りに入ると、ギャップができていたので再び踏んで前に合流。一瞬3人で飛び出した形になったけど、緩い登りに入ったところですぐに捕まる。+3km区間で足を使ってしまったようで、緩い登りがやたらとキツい。じりじりポジションを落として・・・と思ったら、ポンズO塚さんがアタックして集団のペースが上がる。「ヤメテェ?」と心で叫びながらついていくものの、集団最後尾付近まで落ちて下りへ。

4周目。3周目のはじめでは20-25秒だった先頭との差は、40秒くらいまで開いている。回復できてない状態で集団後方でヒラヒラしていくものの、+3km区間の登りの斜度が高くなるところで一気に踏めなくなって失速。集団後方についてたCOM1カーにも一回抜かれるものの、下りに入る手前で先に行かせてもらったので下りで頑張る・・・と、集中力が落ちていたのか攻めすぎたのか、要注意ポイントの2つめのS字でオーバーランしそうになってヒヤヒヤ。この手の下りは遅れを取り戻そうとする時が最も危険。

緩い登りでは前との差が20-30mくらいなので、元気な時だったらダッシュして追いつけそうなのだけど、ギャップを埋められずそのまま終了。5kmコースの緩い登りの山頂付近で後続2人にパスされたので、ラストまでついていって150mからスプリントしてゴール。

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今回は調子のよさと積極性が裏目に出てしまい、3周目で無駄な飛び出しをしてしまった挙げ句にそのダメージが残った状態で最終周の登りが一番厳しくなるところで集団から脱落するという、分かりやすいレースだった。

集団では追走する意志が共有されなかったようなので、ああいう時は集団で大人しくしていたほうが正解だったのだと思う。ま、本当に強ければ単独で追ってブリッジもできなくはなかったのかもしれないけれど・・・。

修善寺の8kmコースは、ちょっぴり怖いけど総合力が問われる上に、よりレースに展開が生まれやすいので、なかなか面白いコースだと思った。

JBCF 経済産業大臣旗ロード」への2件のフィードバック

  1. お疲れさまでした!
    応援に行けずに申し訳ないです。
    某チームの某氏と同じく、玄関には補給品が鎮座していました。。。

    秩父宮同様、見る&読む分には楽しそうですが、最後のデータを見てウヒャーとなってしまいました。
    修善寺の上るか下るしかないコースだと、周回を重ねれば重ねるほど2.5?3.0km地点がタフで正念場になりそうなポイントですね。

  2. > あつさん
    kmコースは変化が大きい分、うまい人はしっかり休めるポイントを見つけて
    回復しながら走ってるんだろうなと思います。自分はまだまだそういうのが
    苦手みたいです。
    決して余裕があるわけではないのですが、どうも自分は100%を走力のほうに
    費やさずに周りを見てしまうところがあるようです。むーん。

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