第三回 JBCF みやだロードレース

南信州の宮田村で行われるJBCF みやだロードレース(E3)に参加。

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二日間かけて行われる「みやだ」は、1日目のマスドのヒルクライムと2日目のクリテ(アップダウンあり)の総合成績で結果を競うという、ちょっと変わった構成のレース(昨年まで)。実業団で走ることを決めた際、某エースに「やまけいはみやだあたりが向いてるんじゃないかな」と言われていたので、JBCFのレースの中でずっと頭の中にあるレースだった。

・・・のだけど、今年は土砂崩れの影響で(?)ヒルクライムが1.3kmの登りTTに変わってしまい、そこそこヒルクライムをこなせて、アップダウンのあるロードレースが得意(のはず)で、そこそこパワーもある・・・ということでプッシュしてもらってた前提が変わってしまい、どーしたものかねと思いながらエントリー。

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結果、1.3kmのTTではへなちょこなタイムで撃沈し、クリテでは無事決勝に進めたものの序盤で足が終了して第二、第三集団にもパスされてヘロヘロ完走・・・という情けない走りになってしまった。1.3kmの登りTTもアップダウンのクリテも、そんなに苦手意識はなかったのだけど、先週の山登りのダメージが残っていたせいか、レース中盤から全くもってパワーを出すことができなかった。

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会場へのアクセスは、貧乏クライマー(山登りのネ)の友、「あずさ回数券」が余っていたのでこれを使って輪行で参加しようと思っていたのだけど、チームメイトのアツさんが車を出してくれるというのでこれに甘える形で同乗させてもらう。土曜日は中目黒を6時過ぎに出て、軽い渋滞にハマりながらも10時半前に会場周辺に到着。レースコースを車で偵察してから受付を済ませて、駒ヶ根名物のソースかつ丼でランチ。あらかじめ調べておいた「明治亭」は、高いのに美味しくなくてガッカリ。もう少しless観光客向けな店に行けばよかった(ソースかつ丼自体が観光客向けな気がしなくもないけど)。

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TTのコースは淡々と4.5%くらいで登り続けて最後ちょっと斜度が上がるかなというイメージだったのだけど、実際に走ってみると序盤が平坦基調で中盤に狭い90度コーナーがあってそこから斜度がギュッと上がる曲者コース。道は狭くて路面も悪い上にウェット。

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コースの試走かねてアップを済ませてからスタート地点へ向かう。
今回のTTは通常のロードレースと同じ装備ということで、Extreme-Powerに7850-C50 TUという組み合わせで挑んだ。スタート台はないけれど、係の人が押さえてくれるのでクリートをはめた状態から15秒おきにスタートしていく。事前のコース情報から、自分が狙うべきタイムは3分前後と睨んでいて、出すべき出力は330-340Wくらい。スタートからガンガン踏んでスピードを乗せていく。下ハンドルでグイグイ踏み続けて・・・と思ったらパワーが出ない・・・。90度コーナーの手前で既に失速気味。

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ペースを落としてコーナーをクリアして、斜度が上がる区間はパワーを落とさずに踏む・・・けどやっぱりパワーが出ない。ギリギリ300W出せるか出せないかという感じ。こりゃいかんなーと思いながら最後の100mはもがいてゴール。手元で3:16くらいだったので、全然上には絡めないだろうなとガッカリ。予想通り上位陣は3分を切って2分40秒台を出していたので、山登りの疲れがなくて調子がよかったとしても、たいした結果は臨めなかったと思う。

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ヤレヤレだなーと思いながら宿に移動して、チェックインを済ませてクリテのコースの試走へ。厄介なコースとは聞いていたのだけど、ここは想像を超えて厄介なコース。天竜川に向かって2%くらい傾いた田んぼの周りの台地をたくさんの直角コーナーを交えて繋ぐ3kmちょいの周回で、一箇所6-7%で300mくらいガツンと登る区間がある。3,4周くらい走って要注意ポイントを確認してから宿に戻って風呂&メシ&就寝。

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翌日は朝からパラパラと雨。6時頃に一旦ゆるんでいたものの、レース開始の7:50が近づくとまたパラパラと降ってきた。サインを済ませてから2周くらいコースを走ってアップ。昨日危ないなーと思ったグレーチングは布orゴムが被せられて対策が図られていてちょっぴり安心。

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予選は37,8人出走でコースを5周走り、トップ25人が決勝に抜ける形式。無難に先頭集団についていけば残れるでしょーということで、最前列からスタート。一発目のコーナーまではローリングで、その後は適当にサボって走りやすい10-15番手くらいのポジションの落ち着く。長い下りのストレート区間はドラフティングの効果が絶大なので、ポジションを落とした周回の後はここでここでちょっと踏んでポジションを挽回したりしながら周回を重ねる。1周目にブラウが単独で逃げて、そのあとは元気な若者が数名飛び出して先行していく。先頭集団はまったり気味のペースながら、3周目くらいには後ろが離れて14,5人まで絞れて、その後も連結されたりしたもののまた切れて・・・というのを繰り返して最終周には12,3人まで絞れてた。こうなればもう予選通過は問題ないでしょってことで、集団最後尾でまったり走ってゴール。15位で予選通過。

2組目のアツさんはすぐの出走だったので、レースを走ってみての注意点を伝えて送り出す。2周目の途中までは先頭集団についていたものの、前走者の落車の影響で遅れてしまい、単独で前を追おうとした挙げ句にコーナーを攻めすぎて落車。すぐにレース復帰したものの、パスされたグルペットには追いつけず27位で予選通過はならず。

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決勝は昼からだったので、ちょっと早めのランチにして腹ごしらえ。E1、JPTの予選では雨が止んで路面もドライになりかけていたのだけど、予選終了くらいのタイミングで雨がポツポツ・・・と思ったらそこそこ本格的に降ってきた。車に待避してまったり。窓ガラスを叩く雨を見ていると、どんどん戦意がなくなってくる。TTでポイントを取れなかったので、どれだけクリテで頑張っても挽回できないしなーという気分。

ま、せっかく来たんだし完走ポイントくらいは取らないとね・・・ということで準備して、今度は3列目くらいから出走。E3の決勝は7周。雨はそこそこ強めで、コースのところどころに水たまりができている状態。スタートすると予選とは違ってペースが速い。2周目までは15-20番手くらいのポジションをキープできていたのだけど、3周目の途中からコーナーの立ち上がりがキツくなって、登りでタレて足のある後続にスコスコ抜かれる。水たまりのラインを走ってリムに水がついてブレーキの効きが悪くなってしまい、コーナーで失速し過ぎて立ち上がりで踏みすぎたのが反省点。後続にも迷惑をかけてしまったと思う。ゴメンナサイ。

下った先で少し前とギャップが出来てしまったので、アツさんの知り合いのF田さんが前との間を埋めようと必死になって踏んでくれる。加勢したかったけどついていくので精一杯。先頭集団はまだペースが上がっておらず、踏めるメンバーで回したら追いつけたかもなーという状態で4周目が進行。4周目の登りを下った先で、F田さんの一本引き状態の追走グループから離れてしまい、KOORIYAMAの人と一緒になったので2人で回して5周目と6周目を走る。6周目の登りで後ろから来た4,5人のグループが合流したのでついていくものの、7周目に入ったあたり(?)で離れてしまう。もう足がスカスカで、緩い登り基調で踏めない。最終周の登りで、さらに後ろから来たチームYとブリッツェンが合流。緩い登りでついていって、最後はスプリントしようと思っていたら緩い登り基調でチームYの人が強いペースで踏んだのであっけなく付き切れ。しょぼい!ラストはペースを落とさないように注意して、形だけスプリントしてゴール。

最低ラインの完走はできたし、雨のレースで学ぶことは多かったので、ダメダメだった割には得るところの多かったレースと言えそう。ヒルクライム+登りのあるクリテという組み合わせは面白いので、もし次に出る場合はきちんとコンディションを整えて出たいな、と思った。

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E2のレースをちょびっと観戦してから帰宅。渋滞にハマってしまったものの、8時過ぎには東京に戻ることが出来た。
ずっと運転してくれたアツさん、どうもお世話になりました&ありがとうございました。

第三回 JBCF みやだロードレース」への2件のフィードバック

  1. お疲れさまでした?!
    折角アドバイスを頂いたのに、情けない限りのレースでした。
    もう少し冷静に考えて走らないとダメですね。
    (課題は山ほどありますが…)
    風邪の方は大丈夫でしょうか?

  2. > あつさん
    どうもお疲れさまでした&お世話になりました。
    なかなか変化のある楽しいコースでしたね。
    走ってる時に少しでも余裕があれば回りが見えるようになって、
    そしたらその分うまく走ることができるようになって・・・と
    よいサイクルになるのだと思います。

    風邪は、ここ数日の寒さで喉が痛いです。
    身体のだるさも残ってますが、なんとかなりそう。
    落車の傷はあとからクルことがあるので、お大事に・・・。

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