夏山

お盆ウィークはまるまる一週間休みなので、標高3,000m+の世界へ。

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自分の夏山(一般登山)のスタイルは、

  • テント
  • 定住+軽装で近くの山のピークハントor縦走で好きなルートを繋ぐ
  • 早朝に行動を開始して昼頃には行動終了

・・・というのがここ3,4年で確立されていて、今回は定住スタイルを徹底してみることにした。具体的には、南アルプスの登山口「広河原」にテントを張り、軽装で近くのピークを連続してゲットいく・・・という計画。

夏山で一番気持ちよく歩けるのは日の出ちょっと前(5時前後)から9時くらい。この時 間帯は何といっても涼しいし、太陽が上がってきて光の変化が激しいので、景色がグングン変わっていく様子を楽しめるし、さらに昼近くになると上がってきてし まう雲もいないので、展望にも恵まれることが多い。

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一般的な山の地図(例:昭文社の「山と高原地図」)には「コースタイム」というのが明記されていて、一般登山者がルート上のポイントAからポイントBへ行くのに必要な所要時間の目安となる。山の計画を立てる上では1日の行動時間を6-7時間程度に抑えておくのが一般的で、6時か7時に出発して、多少時間をロスしたとして2時か3時くらいには目的地に着けるでしょう、というのが教科書的な考え方。

8-9時間は健脚者向け、10-12時間は過酷、13時間以上はベリータフ・・・という感じになる。バスでアクセスできる標高約1,500mの広河原に ベースを張って近くの3,000m峰を往復すると、だいたい一日の行動が12-13時間になるので、軽い装備で早朝からガンガン飛ばせばコースタイムの半 分くらいの時間で行けると仮定して、昼頃には行動を終えてのんびりできるかな、と考えた。

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・・・結果、一日目の北岳・間ノ岳往復で脚が売り切れて登山終了・・・(涙)。

入山日の朝まで普通に自転車のトレーニングをしていたので、早朝の行動開始時から調子が悪くてペースが上げられず、コースタイム13時間のところを7時間もかけてしまった。さらに3,000m+まで一気に高度を上げたので軽い高山病で頭痛が出てしまい、テントに戻った後はラーメン食べてバタンキュー・・・。

週末にはJBCFみやだのレースが控えていたので脚へのダメージを残すわけにはいかないなと思い、翌日以降の行動は諦める下山を決意。なんとも中途半端な山行きになってしまった・・・。

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ま、ここのところ普通の山登りをしていなかったので、快晴の3,000mの稜線は気持ちよかったし、山の中でのんびりできたのは悪くなかったと思う。8月のレースはみやだしか入れてないので、来週は来週でまた山(沢)にいく予定。

脚へのダメージは下山してから5日後の今日もまだ残っていて、みやだはちょっぴりヤバいかも。下りでピョンピョン跳ねるように下りまくったのがいけなかったみたい。前にも同じような下り方をした時は一週間くらい筋肉痛が残った記憶がある。

もう少しトレラン能力がついてきたら、行動時間14-18時間クラスのクレイジーなルートをやろうと思っていたけど、まだ先は長そうだ・・・。