JBCF 東日本ロードクラシック

7/17日は石川町で行われる実業団レース「東日本ロードクラシック」に参加。
公道を使った本格的なロードレースということで、E3カテゴリーでも14kmx4=57kmとそこそこ距離があり、4-5kmの登りあり、アップダウンあり、と楽しそうなレースを期待していた。

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全長14kmのコースは、5kmの登り基調(何回かギュッと登ってところどころで緩くなる)の4km地点にスタート・ゴール地点があり、登り切った先はしばらく下り。鋭角な右ターンのあとに何回かアップダウンが続き、下り基調で進んだ先に登り口の交差点がある、というプロフィール。最終周のみスタート地点を横切らずに交差点を右に折れて、200m先のゴールに登り詰める設定。ある程度登れないとダメで、さらに勝負に絡むにはパワーもスキルも必要という「ザ・ロードレース」という感じのコース設定。

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出走は約110人。E3カテゴリーなので強い人もいれば弱い人もいて、このコースだと早い段階から自動的に勝負集団が絞られるのかなぁというイメージ。そこそこ登れてそこそこパワーもかけられるものの、経験もスキルも圧倒的に不足している自分としては、まず「無事に完走すること=先頭集団についていくこと」を最低ラインの目標とし、さらにもし余裕があったらラストのスプリントに賭けてみる・・・という戦略(ラストまで徹底的に動かない)で挑んだ。

レースの結果は最終周回途中まで18人の先頭集団に残ったものの、最後の登りの序盤で千切れて16位。調子自体は悪くなかったけど、実力もスキルもまだまだ。今の自分に何が足りないかがよく分かった。

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機材はExtreme-PowerにWH-7850-C50 TU。ギアは53×39に12-25。Ksyrium SLでいこうと思ってたのだけど、前日にメンテしたらハブの回転が渋くなってしまった上にハブレンチを壊してしまったので急遽C50に変更。結果的にいうと、下り基調の高速度域で楽ができたのでC50で正解だったかなと思う。

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レース展開を覚えている範囲で書きだしてみると・・・。

13時スタートのレースで、真夏日の今日は補給が全周回で認められるという特別ルール。ほんとは2分だったE2との差も、その前に行われたP1とE1で集団がドッキングしてしまった反省から5分となった。サインを済ませて3-4列目の一番左に並ぶ。出だしが緩い登りで交差点を右折した先で500mくらい登るので、そこで走りやすいポジションに落ち着こうという意識。

スタート直後は緩めの展開。予想通り交差点を曲がった先の登りで先頭がガンガン行くので左側からじわじわ上がって20番手くらいのポジションに落ち着いて下りへ。集団前方を観察できるポジションを維持しながら進んでいき、鋭角なコーナーを越えてアップダウン区間へ。ここの何でもないようなところですぐ右前方の二人組が交錯して落車。一人の自転車(のタイヤ)が足に当たる感触を覚えながらもうまく切り抜けて進行。右回りのこのコースを集団で走る場合、アウトから行った方が勢いを殺さずに行けるし、サイドに寄っていれば落車に巻き込まれるリスクも最小化できるし・・・と常に左サイドの位置をキープ。

落車の影響で30番手くらいまで落ちた状態で交差点を曲がって登りへ。ここは出だしが急で、少し緩くなった先でまた急になるのだけど、ここで4-5番手手前の人がじわじわ遅れる。すぐに誰かがブリッジをかけようとしたのでその流れに乗るものの、20-25人の先頭集団との距離が詰まらない。一旦斜度が緩くなる区間になってから前が一生懸命漕いでいたので「回して!」と声をかけたらローテが回り始める。自分の後ろのWe love O2な人が踏んでくれて先頭集団にドッキング。この時点で後ろはパラパラ千切れており、早くも24,5人に絞られる。

無事スタート地点を越えてから集団を観察すると、エカーズ3人にイナーメ2人、オーベスト2人、常に集団前方に位置しているspacebikesやRIKKYOの学生、それにタマキさんや昨年のおきなわ100kmで勝ってるSFIDAの人やYOU CANの人あたりが要チェックな印象。アップダウン区間でオーベストの1人が50-60m先を単独で逃げ続けていたのだけど、登りに入る手前で吸収。2周目の登りはペースがそんなに上がらなかったので比較的余裕をもってクリア。途中の緩斜面で後ろに張り付いていければかなり休めるので、登りの後半を楽にこなせるなという印象。久しぶりに一緒のレースを走るJO君は珍しく余裕がなさそう。タマキさんも長い登りではそこそこ苦労している様子。自分はというと、クルクル回して登れているうちはよいのだけど、登り口付近で急な斜面をドカンと行く時に苦戦する感じ。スタート地点手前の登りでWe love O2な人が厳しそうだったので声をかけたものの、しばらく先で切れてしまった。

スタート地点を越えて3周目。オーベストが1人減って20人くらいになった先頭集団でひたすら粘る。補給を受けられる前提でいくとリスクもありそうだったので、今日は飲むためのスポドリ1本とかけるための水1本のダブルボトル。走る前に水道の水を身体にかけておき、走りながらも積極的に水をかけて冷却し続けたのでオーバーヒートになることはギリギリ避けることができた。ちょっとしたコーナーの処理や集団内での動きが下手なので、ところどころ前と間隔が空きすぎたりして
無駄足を使うことが多かったのが反省点。周りの人も「こいつ下手だなー」と思ってたはず。

3周目は下り基調やアップダウンでタマキさんとRIKKYOの学生がちょこちょこ飛び出すことを除けば平和に進行。登りも無難にこなしたものの、補給ポイントで多くのメンバーが補給を受けたりしていたタイミングで軽いアタックがかかってない足がさらになくなる。3周目の途中からダンシングするとふくらはぎがピリッと攣りそうになっていたので、ダンシングは封印。できるだけ回すことを意識して、深呼吸して、身体の回復に努めた。

最後の4周目に入ると先頭集団のテンションが変わるのがはっきり分かる。集団の数を数えると18人。相変わらずコーナーの先の下りで踏んで飛び出すタマキさん。チェイスがかかって速度が上がるので一列棒状になる。アップダウンでもしばらく飛び出していたので、登りで吸収したタイミングでカウンターがかかってペースが上がる。いい加減にせんかいという感じ。体格のよいSFIDAの人は長い登りでは辛そうだけど、短い登りは物凄いトルクでグイグイ駆けあがっていく。絶対にこういう人と一緒にゴールに近づいちゃダメだな、と思う。重いギアのないJO君は速度の上がった下りで辛そう。タマキさんの飛び出しの一番の被害者は恐らく彼。最終的に登り口の手前の下り基調で回しきった状態で前から離れてしまい、そのまま遅れてしまった模様(自分はその後ろからダッシュして追いついた)。

集団ほぼ最後尾で交差点を曲がって登りはじめると、もう足が一杯一杯。「とりあえず完走はできそうだからもういいんじゃない」と弱気の虫が鳴く。あっという間に前との差が開いていき、前方の数名もパラパラと遅れ出す。どうしようもないので個人TTペースに切り替えて淡々と登る。前方にSFIDAの人がいたので、彼を目印にしてしばらくペースを維持できていたものの、後方から来たオーベストの人にパスされて着いていけない。そのまま淡々と走って、スタート地点で右に曲がってラスト200m。ここはスプリントしようと心に決めていたのでアウターにかける。踏み始めた瞬間にふくらはぎがピキンと攣ってしまったので、仕方がなくインナーに戻してヘロヘロゴール。

57km/1:32:05/208W/169bpm/96rpm

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暑くてタフなレースで、強いメンバーの揃った先頭集団で最終周回までサバイブできたのはそれなりによかったと思う。高強度のインターバルで足が終わらないようにすることと、集団走行のスキルをもっともっと上げないと、上に行くのは難しいのだろうな、とよい勉強になった。次は一段上の目標を目指して頑張ろうと思う。

JBCF 東日本ロードクラシック」への2件のフィードバック

  1. カレーさまでした!

    最後まで足切りが多い中、勝負集団に残れたようですね。
    やっぱ公道ロードレース楽しそう!
    ウズウズしてきました。
    次がんばりましょー!

  2. > ダジャラーさん
    めちゃめちゃタフなレースでしたがよい経験になりました。
    変化の多い公道レースは間違いなく楽しいです。
    まずは修善寺で一緒に頑張りましょう!

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