その後のCinQoさん

2010年の9月に導入したQuarq CinQoについてあれこれ。

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「特に問題なく使えています。」

・・・だけだと面白くないのだけど、本当にその通りな印象。

強いて言うならゼロオフセットが狂いやすい印象があるので、走りだす時や走ってる最中もクランク逆回転(5周)する癖がついたことくらい。Powertapは自動的にやってくれる仕様だったのでゼロオフセットを気にすることは稀だったのだけど、CinQoはユーザー側の操作が必要になる。歪みゲージは温度や湿度の変化に敏感のようで、前に天気の悪い山から下ってきたら盛大にズレてたので意識するようになった。

スロープ値に関しては、初期状態からギア板をいじってるわけでもないし、それなりに大丈夫そうな値が出ているので放置。Androidで使えるアプリが出てきたら試してみようかしらという感じ。

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ギア板はSRAM RED(53×39)で、7900Duraとの組み合わせでフロント変速も快調。純正品と比べると多少もっさりしているような気もするけど、レースでチェーンを落としたこともないし、実利用で全く問題ないレベル。

ロードバイクとTTバイクとでCinQoを付け替える運用にしているのだけど、TTバイクは滅多に乗らないので基本的にはロードバイクにつけっぱなし。アーレンキーさえあれば5分もかからずにクランク交換が行えるので、自分の環境ではこの組み合わせで十分。

ただし、先日の木祖村2daysの1日目のTTでは、コースの状況を判断してからバイクを選ぶ作戦に失敗。ロードバイクとTTバイクを2台持ち込んで、TTバイクで試走に行くかどうかを悩むタイミングでクランクを付け替える作業が必要だったせいでTTバイクを使う機会を逸してしまった・・・。レース会場でバタバタしてる時には、こういう組み合わせだと困ることもあるかな。

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CinQoのバッテリー寿命は400時間(公称)。10か月で250-300時間くらい乗ったと思うけど、今のところバッテリーがなくなる気配はないもののスペアバッテリーのCR2450を調達しておいたほうがよさそう。