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自転車ウェアーに関する考察 アーカイブ

2009年11月13日

Rapha - Lightweight Softshell Jacket

Raphaの秋~春にかけて使える薄手のジャケット。

「ソフトシェル」ってのは、ここ10年くらいで出てきたアウトドアウェアーのカテゴリー。一般的なハードシェルが完全防水で伸縮性がないのに対し、ソフトシェルは完全な防水性を持たせない代わりに着心地や動きやすさを優先しているのが特徴。

ハードシェルだとガサガサとうるさくて着心地も悪いし、ゴアの生地が岩場で痛んだりするので雨や風が強い時にしか使う気にならないのに対し、着心地がよいソフトシェルは中間着~アウターとして行動中にずっと着ることができる汎用性の高さがウリ。ただし、雨の多い日本での山登りの装備として考えると、ソフトシェルは使いどころが分かってないと無駄な装備になりがちだったりもするのが難しい。

ソフトシェルについての考察はこのあたりを読むと面白いかも。

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(前置き終わり)・・・で、冬用の自転車ウェアーとしてソフトシェルを考えると、なかなか相性がよいみたい。

自転車に乗ってる最中は風を防いでくれるだけで俄然暖かく感じるものだし、バタバタしないので着心地もよく、透湿性もハードシェルより高い(ことが多いはず)のでムレにくい。ま~、「高い防風性」「高い透湿性」「ほどほどの防水性」を備えた自転車の冬用ジャケットは「ソフトシェル」って名前がついてなくても「ソフトシェル」みたいなもんであるっつ~考え方もありますな。

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Raphaには"Lightweight"がつかないSoftshellが定番商品としてラインナップされているようなのだけど、自分がゲットしたのはクリアランスになってた"Lightweight Softshell Jacket"。

防風性が高く、適度に防水性もありつつムレにくいので、夏以外のシーズンに冷たい空気の中を走るのにぴったり。伸縮性がそこまでない代わりにカッティングが絶妙なので、自転車に乗ってる最中は非常に快適。ただし、薄手なので防寒性はあまり期待しないほうがよさそう。

自分がゲットしたのはピッタリサイズのXSだったので、ミドルレイヤーを重ね着しにくいのが難点。とはいえ、SサイズはSサイズで少し余裕があってバタバタしてしまいそうなので、このウェアーの特性を考えるとXSサイズで正解だったんじゃないかと思う。

フロントのジッパーの位置が真ん中じゃないのは、かっこつけてるわけ(だけ)じゃなくて、アゴがジッパーに触れて冷えたり不快感を感じさせないための仕組み。ジッパー自体も防水・防風性にこだわった作りになっていると同時に、クールダウンしたい時はジッパーを下げてやればちょうどよいベンチレーションになるので適応温度はそこそこ広い印象。

あと、コンパクトにまとまるのでちょっと無理をすればジャージの後ろポケットに入らなくもない・・・けど、積極的に携行しようとは思わない。出発時に寒くって、昼間に予想以上に気温が上がってしまって仕方がなく脱いだ時にも対応できるかな、という感じ。そういう意味だと、"Lightweight Softshell Jacket"の存在意義ってちょっと微妙かもな~、と思ってしまったりもする。

デザインはRaphaらしくシンプルで、自分のものはネイビーブルーの単色。ポケット(3つ)も大きめで、音楽プレイヤーのケーブルを通す穴と、ジャケット内を通すためのループの細工が異様なまでに凝っているのも実にRapha的。

冬用のジャケットをすでに持っている人で、秋~春にかけて薄手で使いやすいジャケットを探している人にお勧めのウェアーということができそうです。

2010年01月17日

朝練の友

ここのところ寒さが一段と厳しい訳ですが、相変わらず週2回程度の朝練は実施中。家を出る6:30くらいのタイミングは極寒の世界なので、それに耐えるための装備を紹介してみる。

- スカルキャップ
頭にかぶって耳と頭を冷やさないようにするもの。
特に走り出しは耳が冷えるので、自分にとって必須の装備。
De Marchi製のものを利用。

- 冬用のインナー
一番内側に着るピチピチしたシャツ。
PatagoniaのBiostretch 3というディスコンになっちゃったモデルと、CraftのPro Zero Extreme Crew Windstopperを愛用。両方とも保温能力が高いので、昼間にジャケットと一緒に着てると暑くなる。あるとないとで大違い。

- 冬用のジャケット
防風&透湿機能を備えたジャケット。
Assos Airjack 851 JacketとRapha Lightweight Softshell Jacketを愛用。前者のほうが保温能力は高いけど、後者でもインナーと組み合わせれば今の時期の朝練(0度前後)でも問題なし。

- 手袋
頭と同じく手(特に指先)も冷えまくるので、手元にあるCastelli製のものにモンベルのシャミースインナーグローブを内側に装着して二重装備。これでも冷えるときは冷えるけど、走行に支障が出るほどヤバくなったことはない。

- タイツ
足回りでは、実のところそこまでシビアな防寒性能は必要ないのかなーというのば正直な印象。De Marchiのビブタイツ(裏起毛のもの)と、wiggleのプライベートブランドのパッドなしタイツを利用。厚手で防風性能のある冬用のもののほうが暖かいっちゃー暖かいけど、汎用性の高いパッドなしタイツのほうが個人的には好み。

- シューズカバー
足先は強烈に冷える箇所なので、これも必須の装備。
Assos Winter Overshoesと、wiggleのプライベートブランドのものを利用。この時期はシューズにつけっぱなしにしていることが多いのだけど、距離を走ったあとは汗で蒸れているので1週間くらいでローテーション。

- ウォーミングアップオイル
走る前に塗っておくと暖かくなるオイル。
走るために使う筋肉(太もも付近や腹筋・背筋)に塗って軽くマッサージしておくことで走り出しが俄然楽になる。Eliteブランドのオイルを愛用していたのだけど、なくなりそうだったのでジェル状のものを買い足し。レース前のウォーミングアップ用途にも使える。

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ってなとこかな。
もう寒さのピークは過ぎつつあるので、今年の冬はこれ以上装備を増やす必要はなさそう。冬用の装備は揃えるまでが大変だけど、一回揃えてしまえば何シーズンも使い回せるのがよいです。

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