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自転車活動あれこれ アーカイブ

2009年07月08日

Herne Hill Velodromeでトラック走行を初体験

ロンドンの姉の家の近所にあるHerne Hill Velodromeでトラック走行を初体験してみた。

Herne Hill Velodromeは1891年に作られた世界最古の野外式ベロドローム。真ん中の芝生はもともとテニスコートで、後にサッカーグラウンドに改修されたようなのだけど今ではもう使われていないとのこと。F.C.バルセロナ博物館@カンプノウに「19世紀末期の大衆スポーツ勃興期にHerne Hill Velodromeが云々・・・」という展示があったので、その当時としては最新式のスポーツ施設だったのだろう(バルサの設立も1899年と古い)。

この歴史あるベロドローム、現在ではここをメインに活動しているVCLというクラブがボランティアベースで様々なセッションを運営している。トラック自体はしっかりメンテされているようだけど、周りの設備は大分老朽化が進んでいて、自治体がお金を出して修理するとかしないとか議論が進んでいるとのこと。ロンドン市内のトラック設備はここしかないらしく、2012年のロンドン五輪で利用にあわせて改修するという話があったようなのだけど、最終的にはオリンピック公園の中に新しいトラック施設を作ることに落ち着いたようだ。

自分&義兄(イギリス人)が参加したのは土曜日の9時からの初心者向けセッション。いかにも「自転車大好き」という雰囲気のおじさん達が運営していて、連絡先を記入して£4払うと自転車やヘルメットを貸してくれる。

自転車はもちろん固定ギアのトラックレーサーで、クラブの人が大量にストックされている中からサイズの合いそうなやつを適当に見繕ってくれる。クイッククランプがついているものが多く、サドルの高さをその場で調整して準備完了。ペダルもトークリップなので、適当な靴で問題なし。

トラックを走るのが初めてでも参加できるとあって、クラブの人がサポート&解説しながらセッションが進行する。走行前にトークリップがしっかり締まっていることと、靴ひもが遊んでいないことを確認してもらい、走行時の注意点を聞いてからとりあえずみんなで一周流し。その次は一番内側の黒ライン(通常走行用)を走り、黒ラインの外側の青ライン(追い抜き用)を走り、さらにトラックの外周部を走って参加者が自転車をコントロールできていることを確認してから一旦ストップ。

ここで自信のある人、余裕のある人、余裕のない人の3グループに分かれて、半周ごとにローテーションをからめる集団走行にチャレンジ。トライアスリートでもある義兄&自分は自信のあるグループに混じって何回かローテーションを回して気持ちよく走行・・・していたのだけど、昼過ぎの飛行機に乗らねばならなかったので、クラブの人に礼を言って途中退出。集団走行の後はレースっぽいことをやらせてもらえるという話だったので、残念ではあったのだけど飛行機に遅れるのはアホ過ぎるので諦めた。


(黄色いベストのおっちゃんがコーチ。先頭周辺でローテーションの指示を出してくれた。小太りだけど、さりげなく足にいい筋肉がついてる)

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トラックを走ってみた感想としては

- ひたすらグルグル走り続けられて楽しい!
- バンク部分は思ってたより普通に走れる
- 固定ギアは慣れれば問題なし
- 集団走行には慣れが必要

・・・ってなところ。

ブレーキがついてないので「止まれないのではないか」という恐怖感ゆえに前走者との間隔を空けがちに走っていたのだけど、よくよく考えると「全員ブレーキがついてない=突然の減速はない」わけで、もっと近づいても大丈夫だったのだな~と反省。逆に言うと、ブレーキ付きの自転車が混じるのは危険ってことらしい。

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こういう素敵なイベントが毎週開かれているのは実にイケているなぁと感じる。9時からのセッションは子供と大人が変わりばんこに走るようになっているのだけど、子供でも初心者でも参加できる敷居の低さといい、クラブの人たちの熱心さといい、実に気持ちよくトラック走行を初体験することができた。

あまり走る機会のないトラックだけど、トラックにはトラック独特の面白さがあることを実感。何にも邪魔されずに思う存分自転車レースができるという意味で、トラックは最高の遊び場なんじゃないかな~と思う。

日本にも競輪場があちこちにあるので、もし機会があれば走ってみたいものだ。

2009年08月19日

乗鞍不出場

乗鞍まで2週間を切ったのにまだ資料が送られてこないので大会本部に確認してみたところ、ななななななんと、参加料の支払いがなされておらず、不参加扱いになっているとのこと・・・。

5月の前半に当選のお知らせが来て、支払いはマッハで済ませたと思っていたのだけど、どうやら思い過ごしだった模様。確か、セブンイレブンで払ったような記憶があるのだけど、物的証拠もないのでどうしようもないらしい。
・・・あぁ、やってしまったよ。

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ってわけで、今年の乗鞍は不出場。来年はシリーズ戦にエントリーする予定なので、抽選は気にせず参加できるものと思っているのだけど、せっかく当選したのに出られないのは日本中のノリクライマーに申し訳ない気分・・・(まぁ、自分の代わりに誰かが繰り上げ当選になっていると思うけど)。

8/29,30は予定通り乗鞍に行くけど、レースじゃないのでトレーニング&お遊びモード。前日に1人TTしたり、乗鞍岳の山頂を目指したり、Ozyさんを応援したり、温泉を心ゆくまで楽んだり・・・と、やれることはそれなりにあるはず。

ま~、暑くて練習する気が起きない7/8月にモチベーションを保ち続けられたのが唯一の救いかな。今のコンディションだと、どんなに頑張っても85分は切れない予感がするので、入賞ラインにも乗れないことだし、来年頑張るということにして気持ちを切り替えよう。


(奥穂高岳からの乗鞍岳(左上のピーク))

次のレースは、9月頭の秩父宮杯(市民B)。
関東では珍しい公道を使ったロードレースなので、存分に楽しむことにしよう。

2009年08月31日

乗鞍でサイクリング

チームDot3からの唯一にして初の参加者Ozyさんに同行する形で(間抜けな理由で出られなくなった)乗鞍へ。

土曜日は渋滞に巻き込まれるのがイヤなので、6:30西八王子集合でOzyさんの秘密基地に乗せてもらい、相模湖ICから中央高速でゴー。この日は天気がよければスカイラインを登ってみる(前日のエコーラインの試走は禁止なので)予定。

順調に松本周辺に着いたので、安房峠の下を走る有料道路を越えて岐阜側に入り、平湯峠の下を通るトンネルを越えてマイカー規制の基点である平湯峠へ・・・と思ったら、トンネル手前から侵入しても大丈夫だったみたい。峠の天気は悪くって霧が濃い。車を止めて自転車を組んだところで雨がパラリときたので、あっさりスカイライン・チャレンジを中止。

再度安房峠の下を通って乗鞍入りしてブースを見物
ブースで見かけた面白いものをメモ。

- Edge Compositesのリム

ご存知アメリカ製の超軽量リム。トライスポーツが輸入しているみたいだけど、プロの利用実績もない&リム売りしかしてないので、日本ではマイナーな存在。自分がいくとしたら1.45あたりかな。

- 2010年モデルのTREK MADONE

BB30になってフレームにAnt+対応のスピード・ケイデンスセンサーが内蔵されてる。いよいよもってGarminの天下だなぁ、という感じ。Edge 705以外のAnt+対応コンピューターの登場すると面白いのかも。

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大会当日は早朝に宿を出て、徒歩で乗鞍に登ってゴールシーンを見届けて自力で下山して・・・なぞと考えていたのだけど、ヘッドランプを忘れたことに気づいたので計画はキャンセル。朝4時頃の時点で雨がパサパサと降っていたので、装備が整っていたとしても決行はしなかったと思う。

朝は大会に出るOzyさんと一緒に出て、近所の林道を使って1.5hほどのワークアウトを実施。乗鞍くんだりまできてワークアウトかよ・・・という感じだけど、霧の中のサイクリングは楽しかったのでヨシとしよう。

ワークアウト後は宿の温泉でのんびり。ちょっと時間があったので、宿から徒歩で行ける番所大滝まで散歩。川沿いに遊歩道が整備されていて、軽いハイキング気分を楽しめてなかなかナイス。

帰ってきたOzyさんは無事ベストタイムを更新して目標に近いタイムで走れたとのこと。荷物をパッキングして早々に乗鞍を出発。昼過ぎに松本ICに乗れたので、中央道の渋滞は最低限で済んだ。

ちなみに、乗鞍ヒルクライムにはいわゆる「応援バス」がないとのことで、ゴールシーンを見るにはスカイライン側を徒歩or自転車で登るしかないのだそうだ。参加したOzyさん曰く、ゴール地点の畳平はカオス状態だったそうなので、応援者が混じってカオス度を増やす余地はないっつ~ことなのだろう。

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今年は残念なことになってしまった乗鞍だけど、来年は全日本ヒルクライムのシリーズ戦に出ることにしよう。

2009年09月07日

オフシーズン入り

出ようか出まいか迷った挙句、エントリーだけ済ませていたツール・ド・おきなわは、レースに向けた準備を十分にやれる自信がないので不参加とすることに決定。

自分はまだまだエンデュランス能力が足りていないので、おきなわクラスのレースで「レース」をするには、これから2ヶ月間少なくとも1,500km/monthは走りこんで、摂生生活を続ける必要がある(と思っている)。・・・なのだけど、9/10月はただでさえスポーツのイベント(テニスの実業団、大会、山登り)が多い上に、仕事も忙しくなり始めているので、自転車ばっかり乗ってるわけにいかないという現実がある。

この現実を抱えたままおきなわに参加するとなると、自転車のトレーニングができないフラストレーションも溜まってしまうのがなんと言っても辛い。さらに、大した結果が期待できないにも関わらず、ひもじい思いをし続けるのも楽しいことではない。ここはひとつ、頭を切り替えるのも大事なのかな~という感じ。

そんなわけで、ちょっと気が早いけど、今年の自転車のレースシーズンは先週末の秩父宮杯で終了。12月くらいまでは、気ままなサイクリングを楽しみながら自転車と付き合っていくことにしよう。

とはいっても、しばらくは走れる身体を維持できそうなので、2009年の仕上げとしてヤビツのベストタイムを狙ったり・・・みたいなことはやろうかな。

2009年10月26日

2009年 ジャパンカップ観戦

日曜日に入りそうだった予定がキャンセルになったので、宇都宮で行われたジャパンカップをM.S君とKJ夫妻と一緒に観戦。

彼らは土曜日入りして宿に泊まるとのことだったのだけど、直前になって宿を取るのは難しそうだったので、金曜日に荷物をヤマトの営業所止めにして送っておき、自走して帰りは輪行する作戦とした。

日曜日は4時起きで4:45頃に家を出発。
雨がパラパラと降っていて、気温も低い。

今日は、上がCraftのインナー、Rapha Long Sleeve Jersey、Rapha Lightweight Softshell Jacketの三枚重ねで、下がデマルキのビブニッカー、グローブは指ありという装備。日が出てからもぐずついた空模様で気温が低かったものの、快適に走ることができた。自転車はツーリング用のCOLNAGO Master X-Light。

RaphaのLightweight Softshell Jacketは今回が初めての着用だったのだけど、こういう使い方をするには最適。耐風性があるけどバタつかず、防水性もありつつムレにくいので、春・秋と初冬の寒い時期に不安定な天気の中を走るのによさそう。薄手なので防寒性はあまり期待しないほうがよさそう。そこそこ収縮性があるので、小さめのサイズでも着心地は悪くない。ただし、厚めのミドルレイヤーを重ね着するのは難しそう。コンパクトにまとまるので、ちょっと無理をすればジャージの後ろポケットに入らなくもないかな(とはいえ、積極的に携行しようとは思わない)。

皇居の脇から上野に向い、あとはひたすら4号線を北上。
北千住を越えた先の交差点でfitteの人たちに会ったので、宇都宮までトレインに混ぜていただく。今日乗ってるMaster X-Lightはfitteで買ったものなのだけど、天井から吊してあったので覚えている人も多かった。Master X-Light+Neutron+Concorの組み合わせは「渋い」と好評。みな、大きな荷物を背負っているのに元気。途中合流の人が増えて約10名のトレインになる。

4号線は新道を使ったので、途中からはほとんど信号に引っかかることなく快適走行。「宇都宮68km」の看板を見て気が遠くなる。北風が強いので前を引くと一気に心拍数が上がる。パンクで遅れた人を待ちがてらコンビニ休憩し、宇都宮までの残り40kmはローテーションを回して走行。バイパスなので、お喋りする感じの道ではないのがちょっと残念。

宇都宮市街に入ってからfitteメンバーに別れを告げ、ヤマトの営業所で荷物をピックアップして会場へ向かう。M.S.君一行はまだ会場入りしていないみたい。途中のコンビニで食糧を調達し、普段着に着替える。今日は寒いので山登り用のパタゴニアのキャプリーン3を着用。下はMOONのサイファーパンツ(3/4)。

田野の交差点からはコースになっているので自転車で走ってはいけないと言われる。鶴CCのほうに向かった先で左折すると旧道を使えるので、ここを走ってメイン会場へ。途中の交差点で2周目に入った選手達が通過していくのを見ることが出来た。先導の車やバイクが通り抜けていき、最後の選手が駆け抜けていくまでの緊張感が素敵。

今日は会社の山岳部の備品の山ラジオ(ソニー製)を持ってきていたので、中継を聞きながらメイン会場に到着。自転車を止めてM.S.君一行と合流し、ブースを冷やかしたり通過していく選手達を撮ったりしながら古賀志林道の方へテクテク歩く。ダムの脇あたりはテントが張られていてのんびりした雰囲気。


(リース監督は来てなかったみたいだけど・・・)


(古賀志林道の九十九折り)


(バッソは不調だったみたい)


(新城は大人気)


(九十九折りのイン側のフェンスの上から撮影。選手はイン側ギリギリを通過していく)

古賀志林道は、九十九折りの登りがかっこいい。選手達が頂上を通過するのを見てからまた折り返す。fitteご一行様が中腹の斜面に陣取って宴会をしていたので、挨拶&お礼をしてゴール地点を目指して下る。逃げが吸収された後の10周目(ラストから2周目)、古賀志林道の登り口をフォイクトさん率いる先頭集団が恐ろしいペースで通過していくのが印象的だった。


(みんな大好き・フォイクトさん)

最終周回は、補給ポイントの手前のナイスな撮影ポイントから観戦。勝ったセレンセンとラストラスが物凄いスピードで通過し、それに続く選手達も必死の形相で追いかけていく。勝負のかかったプロの走りは素晴らしい迫力。最後はゴール地点まで戻ってスクリーンで勝負の行方を見守る。ゴール地点は人垣の向こうなので、すぐそこにいる実物をスクリーンからしか見ることができないのはもどかしい・・・。


(最終周回で抜け出した二人組)


(新城がヴィスコンティと一緒に追走)


(流し撮り成功。シマノの狩野さん(?))


(最終周回の後続集団)


(選手はすぐそこを通るのだけど・・・)

レース終了後は自走で宇都宮市街に戻る。
途中、ブイグとケースデパーニュの選手がホテルに戻るのに遭遇。ちょっとだけ後ろについて走る。クールダウンなのでゆっくり走行だけど、色々と観察できて面白かった。
M.S.君とKJ夫妻は駐車場まで歩き(まだバスが出てなかったらしい)で時間がかかるようだったので、一足先に餃子を3皿(18個)平らげる。さらに、3人と合流してから宇都宮駅前のお店で2皿(8個)+ライスをいただいてから、新幹線で輪行して帰宅。

ジャパンカップは日本でヨーロッパのトッププロの走りを見ることができる数少ない機会。運営もしっかりしているし、ブースや食事をする場所も充実しているので、自転車ファンであれば誰しもが楽しめるイベントだと思った。ただまぁ、ヨーロッパの選手からすれば「シーズン終盤の消化レース」という面が強いように思うので、「勝ち」にこだわる姿勢はちょっと薄いのかなぁ、という印象を受けた。

レース会場周辺の移動には自転車が便利。レース中の移動はお散歩気分の歩きでよいけれど、会場への出入りは自転車の機動性が生きる。

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参考までに、家(中目黒)から宇都宮市街までの所用時間は4:50。

走行時間 4:00
走行距離 114km
平均心拍 145bpm
平均ケイデンス 93rpm

単独だったら間違いなくこれ以上かかっていただろうし、疲労も半端なかっただろう。当日の自走を目指す人は、ある程度以上大きなグループ(5人~10人くらい)で行くとよいのではないかと思った。

2009年12月11日

2010年の自転車活動(予定)

今のうちに2010年の自転車活動計画を練っておく。

縁があってよっしーさん@「走ってコロコロ」のチームCBで走らせていただくことになったので、2010年はこれまで以上に自転車馬鹿度が上がりそうな雰囲気。実はよっしーさんとは職場繋がりでしばらく前からちょこちょこやり取りする機会があったのでした。

基本的な走行能力を上げるのは当然のこととして、積極的にレース経験を積んでチームの戦力になれるよう頑張ろう。最終的な目標は沖縄200kmで「レースできる」ようになることだけど、これは2010年では厳しいだろうな。ヒルクライムで入賞/表彰台に立てる能力と、ロードレースでレースする能力はある意味別なものと言ってよいほど違うように感じる今日この頃。

テニスでも速いサーブを持ってれば勝てるわけじゃないし、ゴルフでも300ヤード飛ばせるドライブ能力があればシングルプレイヤーになれるわけじゃない。こういうのは時間がある学生時代にガムシャラにのめり込むのが最も手っ取り早い上達方法だと思うのだけど、機会が限られている社会人なりに、ひとつひとつの経験を大切にしていこう。

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会社に入って以来、半リタイア状態でダラダラとやってきたテニスは2009年シーズンをもって一旦活動停止。少なくとも実業団系の試合はスキップして、合宿や社内の対抗戦あたりに顔を出せればよいかな。キャプテンが許してくれれば・・・。

山登りは月1回程度の活動頻度なので、自転車活動ともバッティングせずに済むだろうってことで継続。練習を要するクライミングからは足を洗って、「ザイルは使わないけど普通じゃない」山登りをちょこちょこやっていくことにしよう。

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現時点で参加が確定しているレースは

- 12-3月 埼玉県クリテリウム競技大会
- 1月 ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン

あたり。
どちらとも、マスドスタートのレースの練習兼冬場のトレーニングのための刺激という意味合いが強いので、コンディションを上げて・・・ということは特に考えず、比較的まったり気分で参加する予定。

4月頃からはヒルクライムにもちょこちょこ出る。ただし、パワー体重比とコンディショニングが「ほぼ全て」のヒルクライムのためにコンディション整えたりあちこち遠出するのはなんだかな〜という気がしているので、出るレースは絞る方向で。富士HCと全日本ヒルクライムレースのシリーズ戦、それと日帰りで参加しやすいレースあたりがターゲット。とりあえずひとつの目標として「富士HC65分切り」を設定しておこう。

あとは「キャップが格好わるい」と、ミーハー心丸出し(笑)で敬遠していたJCRC系のレースにも積極的に出てみようかな。カテゴリー分けもよくできているし、レースの運営もしっかりしている印象なので、ここでしっかり経験を積む価値は多いにありそう。

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トレーニングに関しては、高岡さんの日記を読み返して参考になる記事があったのでリンク

結局のところトレーニングのやり方は人それぞれだと思うので、本に書いてあることに縛られすぎない程度に身体の調子を見ながら走れればよいかな。まだベース能力を延ばす余地がある(と願いたい)自分の場合、ウダウダ考えずに「迷ったら乗れ」くらいの気持ちでマイレージを稼いだ方が上達が早そう。

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機材に関してはメインがExtreme-Power号なのは変化なし。
ロードレース・エンデューロ系レースのためにカーボンのディープリムが欲しいところだけど、レース経験の浅い自分には身分不相応な道具だと思っているので、レースで結果を出せるくらいになった時のご褒美としてキープしておこう。ホイールは考えてる最中が一番楽しいということもあるし。

パワーメーターはトレーニングでもレースでも有効なツールであることは間違いない。・・・と同時に「パワーメーターがなければ強くなれない」ってわけでもなさそう。本音を言えばSRMやQuarqあたりに手を出したいところだけど、色々と壁があるのでひとまずPowertapホイールで我慢することにしよう。

2010年02月21日

神宮外苑クリテリウム

いつも埼玉クリテに応援しに来てくださるチームメイトの勝川さんが出場する、ということで神宮外苑クリテリウムへ。

学連主催の大会なので開会式がそれっぽい雰囲気で進行し、子供&マスターズのTTが行われた後がマスターズクリテリウム。登録選手の中でも強そうなメンバーが集まっているので見応えのあるレースになりそうだなーと思っていところ、期待に違わず緊張感とスピード感に溢れたレースを楽しむことができた。

この手のクリテリウムは周回するので何度も見れて、しかもすぐ近くから見れるのがよいですね。今回はE-410+40-150mmという竹槍装備で撮影してたのだけど、何枚かそこそこの写真が撮れた。


優勝したイナーメの橋本さん。


TeamCBのスピードマン・勝川さん。


最後の2,3周で逃げた二人が最終周に突入。


後ろを押さえる(?)イナーメ勢。

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去年ジャパンカップを見に行ったときにロードレースの撮影に関してメモを残していたので、今更ながらコピペ。

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ロードレースの撮り方に関しては、IT Mediaの記事がなかなか参考になった。

手持ちのカメラはオリンパスのE-410で、レンズはキットレンズの14-45mmと40-150mm。動体撮影に向いている一眼レフとはいえ、あまりにも貧弱な過ぎる装備。まぁ、所詮はプロじゃないので100枚に1枚くらい面白い絵が撮れて、楽しめればよしとしましょう。

まず、構図にもよるとは思うけど、標準ズームを有効活用できるシーンがあんまりなかった。景色の開けたヨーロッパの山岳であれば選手とバックが合わさって面白い絵になりそうなもんだけど、日本の山は森林なのでいまいち。理想をいえば、広角と望遠をつけたカメラを2台持つのが最強だけど、所詮はプロじゃないので(以下略)。

そんなわけで、今回は主に40-150mmを利用。
撮影方法は。絞りを開放にしてシャッタースピードを稼いで瞬間を切り取る撮り方と、シャッタースピードを1/50くらいにして流し撮りする撮り方の二つに大別される。

いずれの場合でも、コンティニュアスAF+連写モードの組み合わせを使って、ターゲットを真ん中に入れてカシャカシャと撮影。選手が通過するのはあっという間なので、先導バイクや車で練習して感覚を掴んでおくとベター。

流し撮りに関しては、登りか下りか、アタックがかかった状態かそうでないかで選手が通過していく速度がぜんぜん違うので、それにあわせてシャッタースピードを変える必要がありそう。登り気味で比較的ペースが落ちているときであれば1/50あたりで、平地でかっ飛ばしてる時は1/80とか1/100で十分に背景が流れてくれるみたい。

今回は画質をSHQのJPEGにしていたのだけど、E-410のバッファはそんなに大きくないので10枚くらい撮り続けるとバッファが一杯になってシャッターが切れなくなってしまう。数で勝負するって意味では、HQにしたほうが正解なのかも。

コンティニュアスAFは思ったよりちゃんと機能してくれて、ペースがそこまであがってない状態であればそこそこ余裕をもってフォーカスをあわせることができた。まぁ、これは速ければ速いに越したことはないので、CanonとかNikonの中級機+に慣れてしまうと戻れなくなってしまうのでしょう・・・。

ロードレースを撮る上で最も大切なのが撮影ポイント。
望遠で遠景から撮るか、広角でダイナミックに撮るか、真横を通り過ぎるのを流し撮りで撮るか・・・と、切り取る写真を頭でイメージして撮影場所を選ぶ必要があるなぁと感じた。

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昼過ぎからは自宅で味噌作りパーティー。
今年は10人も集まったので賑やか&楽しく4kg作った。
9月の出来上がりが楽しみ。

去年作った分は熟成の進みがいまいちだったのでしばらく冷蔵庫に放置。
一昨年作った分がいい感じに熟成が進んでまろやかな味になったので、しばらくはこれを使うことにしよう。

2010年03月13日

東京エンデューロ観戦

今日は春っぽい天気。
いよいよサイクリングシーズン到来、かな。

明日はJCRC #1の川越なので、昨日はノートレーニング・デー。
今朝は明日のレースを意識して、下ハン固定の20分テンポ走+時々ダッシュ。

20:01 11.7km 160bpm 105rpm

TIME号だったのでパワー値はなし。
出力は多分220Wくらい。
下ハン固定でコンパクトなフォームで走ると、このくらいの出力でも35km/hキープはできるのではないかと予想。
Extreme-Powerのポジションに慣れてたので、少しだけ窮屈だったかも。

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今日は彩湖の東京エンデューロにチームCBのメンバー&熊さんチームのメンバーが出ていたのでサイクリングがてら観戦。

現地には10時過ぎに到着。
チームCBからはF井さんとよっしーさんが出ていたのだけど、スイッチのタイミングがあわずに時間をロスしてしまったようで、期待通りの結果ではなかったみたい。

天気がよくて、ポカポカと暖かかったので、上流側の登りきった地点まで歩いてまったり観戦&カメラ撮影。途中から雨蛙さんがジョインしてくれたので、ひなたぼっこ気分で観戦&お喋り。じっくりみていると、人それぞれでフォームも走り方も全然違うもんだなーということが観察できて楽しい。

ひたすら下ハンで独走を続けるよっしーさん。
5人前後の先頭集団からずっと2:20遅れで追走。
2時間ずっと下ハンキープするのは凄い。

F井さん。
管理橋に着いたのが9:50くらいで、ちょうどバトンタッチした周回だったみたい。

T谷さん。
いい筋肉してるなー。

下ハンダンシングが際立ってかっこよかった欧米人選手。
T谷さんのチームメイト?
このフォームは自分の中での理想型。
足が長くないと、こうはなりません・・・。

K城(元)編集長。
ずっと先頭集団を統率してた。
ソロ部門で勝利したっぽい。

秩父宮、もてぎでレース中一緒だったY本さん。
最後のほうは、よっしーさんと同じグループで走ってた模様。

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(おまけ)
至近距離でホバリングするカモメさんたち。
昼近くから風が強かった。

久しぶりに引っ張りだしたMaster X-Light。
「ロードレーサー」はこうでなくっちゃ。

2010年06月07日

Mt. 富士ヒルクライム・メモ

レースに関するあれこれを忘れないうちにメモ。

- 準備
今年はロードレースメインで闘うつもりだったので、冬場は主にエンデュランス能力を鍛えることに専念。3月くらいから負荷をかけ始めて、4月に入ってから本格的に山登りを意識するようにして、ひとつめのピークをMt.富士HCに持ってくることを意識。

・・・で、今になって考えると、今年のひとつめのピークは4/29に白石峠でベストタイム&FTP値更新した時だったみたい。レストウィークでしっかり休んだあとだったので、明らかに調子がよかった。その後は身体をいじめ続けてしまい、完全に疲労を取ることはできなかったかな、という印象。

5月に入ってからは椿ラインや松姫峠で1時間負荷をかけ続ける練習をこなすと同時に、週1回のソリア練習をかかさずやるようにした。ソリア練はロードレースを意識したものだけど、高い強度への順応力がつくのでヒルクライムでもけっこう効果があると思う。

- 機材
ギアは50/34に12-25。ノーマル(53/39)でも問題なかったけど、クルクル回して足をセーブしたほうがよさそうだったのでコンパクトのまま。15-25あたりでクロースにするのもありかなーと思ったのだけど、あえて慣れてるギアを採用。

ホイールは昨年から使ってるヒルクライム用のFFWD F2R。今のところヒルクラ専用なので、タイヤも超軽量のVittoria Crono Evo-CS。淡々と登ってる時はそこまでありがたさを感じにくいけど、ギュギュッと加速する時にリム&タイヤの軽さの恩恵を感じた。

- 補給
前日午後から意識的に水分摂取につとめて、朝もマグカップの紅茶2杯。
500mlのボトルに水を350mlくらい入れてスタート。途中で乾いた口を潤すためだけに飲んだだけで、半分以上余った。去年くらいの暑さだったら400mlくらい欲しいけど(去年は途中で体にかけた)、今回の気温だと100mlくらいでも問題なかった。

- 睡眠
10時就寝で3:30起きなので6時間寝れてない。たっぷり寝ないとパフォーマンスが出ないと思ってたけど、今回はそのジンクス(?)を打ち破れたみたい。・・・とはいえ、しっかり寝たほうが調子いいのは間違いない。

- 体重
2,3週間前から減量を意識してコンスタントに58kg台に乗ってはいたのだけど、今回はレース前日にほうとうを腹一杯食べたので、恐らく起床体重は59kg越え。今年はロードレースで闘うために筋肉をつけているので、ヒルクライムヒルクライムしたコースではそこまで闘えないなー思った。

- アップ
自分はアップしなくてもすぐにアゲられる人なので、ちゃんとしたアップはせず。15分の自走で会場に向かう途中の坂を使って、何回か心拍数を170bpm+に上げて終了。

- 走り方
2-4合目の緩斜面でペースを落とさないために足の揃ったグループに乗りたかったので、序盤強めに入ってついてきた人or抜かして行く人と一緒に行くことを心がけた。よいペースの人の走りを観察して、イケてそうだったら協調体制を作る意思があることを伝えるor見せて、「みんなで行きましょうね」という雰囲気を醸成。

足の揃ったグループに乗って緩斜面に入ってしまえば、よほどのペースで引かれない限り千切れない自信があったので、多少ペースがゆるくなっても我慢して休憩モード。中切れしたら繋いで、ペースが落ち過ぎたら前出てペースアップして・・・という感じ。マージンを残した状態で走れると、集団を守る動きをする余裕が生まれるので、牧羊犬になったつもりで頑張った。

ちなみに、集団に貢献できないメンバーが多くなりすぎると、中切れリスクが増えたりペースが落ちたりするので、「創造的な破壊」もたまには必要。

- ポジション
80%は上ハンドルでリラックスしたフォームでシッティング。
10%はちょっと負荷があがったり、詰まった集団で走ってる時のブラケットポジション。
5%は休憩用orペースアップ用のダンシング。
残りは緩い斜面や平坦で速度が乗った時のための下ハンポジション。

上ハンでのシッティングがメインだけど、強度が上がったら前乗り、落ちたら後ろ乗り・・・と意識的に使い分けて走ってた。なんといっても距離が長いので、大きな筋肉を使うことと、色んな筋肉を使うことを意識。

- 向き・不向き
純粋なヒルクライムというよりは、絶対的なパワー&持久力のほうが大事なコースだと思う。序盤は斜度がコロコロ変わるのでペーシング能力も大事。3-4%の緩斜面はそこそこ速度も乗るし淡々と踏まなきゃいけないので、完全な個人TTモードよりも足の揃ったメンバーと一緒の方が速く走れる印象。少なくとも自分の場合。

そして、集団で走って行く時に必要なのはFTP付近で淡々と走る能力ではなくて、FTPより少し低い出力でセーブしつつ、必要なところでググッとあげたりして集団に貢献する能力。そして回復力。そういう意味では、Mt. 富士HCは少しだけロードレースっぽいヒルクライムと言うことができるのではないかと思う。

- BearBell
自転車乗り向けSNS「LEGON」で知り合って、一緒に走ってるうちに自然と結成されたチーム。「速くなりたい」気持ちと「自転車で楽しむ」姿勢がメンバー間で共有されているので、サイクリングのつもりでも「千切り愛」になるのが基本。

発足時は「チーム☆峠の熊さん」という仮称で、この名前の由来は面白いのでまたいつか書く予定。今回はチームメンバーが表彰台に登った時は着用を義務づけられている(ウソ)熊よけの鈴を忘れてしまったので、タマキひろしさん&雨蛙さんに借りて表彰台にのってみた。

主に東京西部・神奈川方面で練習しているので、「一緒に走ってみたい!」という奇特な方がいらっしゃいましたら一声ください。

- その後
去年は6月末に旅行に出てしまってMt.富士HCが最初で最後のピークになってしまったけど、今年のシーズンはまだまだ始まったばかり。ヒルクライム大会でもベストを尽くすと同時に、もっとロードレースで経験を積んで、展開を作って勝てるレーサーになるのが目標・・・かな。

やはり自分は一定負荷で淡々と走るのが苦手で、見通しのよい小集団の中でちょこまかやるのが得意なのだと思った。何回も書いてるけど、目指すタイプの選手はベッティーニ。

2010年06月22日

ツールドジャパン第2戦三宅島stage 参戦記

参戦を決めてエントリーした時点でオフィシャルツアーが定員オーバーだったので、往復の船&宿は自前で予約。

金曜日の夜に竹芝桟橋を出発。
出港が22:20で21:30くらいに行ってればいいだろうと考えて、家を20:30くらいに出発。運悪く雨がザァザァ降りだったので、中目黒から輪行して神谷町からタクシーで桟橋へ。低気圧が列島にかかる気圧配置で、「着岸できない場合はそのまま東京に戻る」という条件付き出港とのこと。

乗船券を受け取って自転車を船の甲板に置く。大量の輪行袋が船の甲板に並んでるのはちょっとした光景。一旦下船して改札をしてから改めて乗船。予約した二等座席は思ってたより居心地がよい。足をのせられる台があって、深いリクライニングが取れて、サイドもそんなに詰まってないので余裕がある。

甲板でレース&アースライド参加者の船上式があったので参加。JCRC、日刊スポーツ、そしてゲストのかたがた、なかなか賑やか&楽しげな雰囲気で、ストイックになりがちないつもの自転車レースとは違ったノリが新鮮で楽しい。大井埠頭のあたりでは、野球場のようなライト照らされた化け物みたいなクレーンが目に付く。海から見る東京もなかなか悪くない。受付を済ませてから座席に戻って眠りにつく。

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5時過ぎに三宅島に到着。
錆が浜港には着岸できなかったため、「危険地域」に指定されている(通過はできるけど滞在はできない)三池港へ。アイマスク+カナル型イヤホンでそこそこよく寝れたけど、最後の1時間くらいは結構揺れていたので気持ち悪くなった。船室はやけにクーラーが効いてて寒く、みんな毛布を借りてた。自分はパタゴニアのキャプリーン3着用で凌ぐことができた。

10kmほどバスに揺られてレース会場近くの宿へ。
「ザ・民宿のおばちゃん」という感じの方にお迎えしていただき、同宿の皆様と一緒に朝食。軍鶏の卵、飛び魚、苦竹の煮物・・・と島の珍味をいただく。朝食後は部屋で仮眠。三宅島ではこのパターンが一般的のようだ。

レース前日となる土曜日は、12時から島一周をするアースライドがあり、16時から前夜祭。7:00前に寝付いて9:00前に起きてしまったので、「暇だなー」と単独で島一周サイクリングへ。途中、出発時にはほとんど上がっていた雨に降られてしまったものの、ちょっとしたヒルクライムっぽい登り、激坂、テクニカルな下り、海岸線沿いのフラット・・・と、変化の続く道は素晴らしく気持ちがよい。

28.7km/57:03/221W/163bpm/101rpm

・・・ってな感じで 、なかなかよいペースでぐるりと時計回り。レース前日だから上げるつもりはなかったけど、気持ちよかったので反省はしない。

噴火前の三宅島では島一周のレースが行われていたらしく、今回も村長さんや町会議員の方が「ぜひやりたい」と言っていたのだけど、これは小さな周回コースよりも格段に楽しい、ひょっとしたらツール・ド・沖縄並に魅力的なイベントが期待できるんじゃないかと思う。

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一旦宿に戻り、濡れてしまったウェアーを乾かしながらゴロゴロ。アースライドに向かいがてら、コースを軽く試走・・・と思ったら、ゴール前の登りがけっこうキツい!登りの距離が短いのでクライマータイプがペースアップして抜け出す・・・というよりも、ある程度気合いを入れてアタックしないと逃げは決まらないなーという印象。結局、3周ほどペースを上げて走ってしまった。

名簿に名前を書き、ゼッケンをもらってアースライドに出走。MTBのプロレーサー二人と右京さんが引っ張る先頭グループで走る。登りは頑張るけど、下りはちんたらというインターバルっぽい走り。今度は反時計周りで、途中のエイドステーションでスタンプや補給をもらいながら走って行く。途中、ガスが出ているエリアで支給されたガスマスクを着用して走るというレアな体験をしたり、一周道路を外れて海沿いのワイルドな道を走ったり、知ってるようで知らなかったtwitter繋がりの知り合いの皆様ともお喋りできたり・・・と、なかなか得難い体験ができた。

P6193072.jpg

でも・・・アースライドそのものはコンセプトとしてよく分からなかった。
ただのサイクリングじゃん!

一周して帰ってきて、参加賞的なものをもらったタイミングで雨が降ってきたので、脱兎のごとく駆け出して宿へ戻る。スコールみたいな雨が降り出すタイミングで宿に着いたので、ギリギリ大濡れはせずに済んだ。前夜祭までしばらく時間があったので、テクテク歩いて会場近くの温泉「ふるさとの湯」へ。アースライドでもらった温泉券(500円->250円)を利用。あー、やっぱり温泉はよいですな。

前夜祭まで時間があったので、近所の観光スポットをブラブラ。火山体験道やら眼鏡岩やら、なかなか見所は多い。もともと観光で生きてきた島だけに、火山と共生する覚悟ができている島の人たちの逞しさを感じることが多い。

ちょっと遅れて前夜祭に突入し、供された天ぷらをいただいて・・・と思ったものの、猛烈に睡魔が襲ってきたので前夜祭は途中で切り上げて宿に戻って2時間ほど睡眠。やはり、船でしっかり眠れていなかった&昼間に活動し過ぎたので疲れていたみたい。同宿の前夜祭組の帰宅と同時に出された夕食を平らげて、ワールドカップの試合がテレビで映らないことに落胆。・・・と思ったら最近変えた携帯でワンセグが普通に見れたので、オランダが点を取るまでサッカー観戦してから眠りについた。

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レース当日は今にも降りそうな空模様だったけど、全レース終了までギリギリ降られずに済んだ。

レース前には、脱Fクラスを狙うキャス兄さんと作戦トーク。
急斜面を超えてみなが足を休めているゴール地点の緩斜面でペースを上げて抜け出し、そのまま登りきって下りで踏んで、平坦で頑張る・・・というのが自分の想定する逃げパターン。序盤は周りのメンバーをよく観察して強そうな人の足を使わせて・・・みたいなことを話す。

結局、高速ダウンヒラーなキャス兄さんらしく下りで飛び出して平坦で足を使わせて、登りで楽をして・・・というパターンで賢く周回を重ね、自分の逃げパターンを使った高校生を逃してしまいつつも、最後のスプリントで1人をさして2位!

Eクラスのマツモヴィッチさんともレース前に話していて、「とにかく冷静に」とのアドバイスが効いて見事優勝!1周目でしっかりメンバーチェックし、2周目に入ったところで自分のアタックポイントから逃げて、後ろが追ってこなかったので下りで踏んで登りで休む省エネ走で後続との差を広げる独走勝利。いやー、素晴らしい!

うーーん、自分はもう選手じゃなくて監督やったほうがいいんですかね(笑)。

自分のレースはレポートのほうに譲るとして、今回は島一周サイクリングでのデータも欲しいし・・・とPowertapホイールにしてしまったことは大きな反省事項。言い訳ができる余地を残すのはよくありません。機材での妥協はよくないな、と改めて反省。少なくとも狙ってるレースくらいはレースホイールで出よう。まぁ、この問題は遠からぬうちに解決する予定。

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2.5kmの小さな周回なので、レースの展開がよく分かる&応援が楽しいのは特記事項といえそう。自転車馬鹿度が他のレースより相対的に高いので、異様な盛り上がりを見せるところも素敵。

自分のレース後はS/A/Bクラスのレースを楽しませていただき、表彰式のあとは再び温泉へ。温泉の脇にある食堂がなかなかナイスで、ゴージャスなかんぱちカマ焼きを定食にしてもらって1,000円。

バスで港まで送ってもらい、船を待っている間は同じクラスで勝ったAPEXのM松さん&チームメイトとバスの中で談笑タイム。APEXは「アペックス」と読むらしい。こういう交流は普段のレースではなかなかないので楽しいひととき。

・・・結果、予約した船の乗船券をもらいそこねて、東海汽船の皆様に多大なご迷惑をおかけしつつ乗船。ほんと、ドジですみません・・・。出航してすぐは船の揺れが大きくて気持ち悪くなったので、風にあたって回復に努める。しばらくしてから座席に戻り、例によってアイマスク+イヤホンで軽く眠り、船内のレストランで夕食を摂って・・・とかしていたらいつの間にか東京湾に着いてた。羽田に離着陸を繰り返す飛行機はちょっとした見物で、船の旅も悪くないなーと早くも船酔いになりそうになったことは忘れる。

竹芝桟橋で下船し、ゆりかもめ&山手線で恵比寿まで輪行して帰宅。
長くて楽しい週末が終わった。

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