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レースの記録 アーカイブ

2008年12月14日

TOKYOエンデューロ / 12月の雨の日

今年の自転車活動の締めくくりということで、立川の昭和記念公園で開催されるfunride(自転車雑誌)主催のTOKYOエンデューロにチームメイト達と参加。

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1年を通しての大きな目的であったツール・ド・おきなわが終わり、来年への英気を養っているところ(物欲の炎を燃やしているとも言う)だったので、モチベーションは低め。ペアを組んでいたチームメンバーも似たような状況だったらしく、おきなわ終了後早々にも「不参加」宣言をもらっていたので、今回は単独での出走となった。

・・・で、結果というと、冷たい雨が降る中を5周走ったところでモチベーション切れでリタイア。今回の反省点は、

- 立川までの約35kmを自走で行った結果、身体が濡れてしまい、出走前から身体が冷えてしまった
- メンタルの弱さ

といったところかな。

防寒・防水装備はそれなりにやったつもりだったのだけど、あまりにも寒すぎて対応できなかった。今回は、下がデマルキのタイツにアソスのオーバーシューズ。上がパタゴニアのBioStretch3にモンベルのペラペラのウィンドブレーカー、その上にチームジャージ(半袖)という服装。手袋は、モンベルのシャミースグローブにカステリの冬用グローブを重ねて装着していたのだけど、自走中に濡れてしまった時点でメチャメチャ冷たくなってて、レース中も手が冷たいのが一番こたえた。

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9:00に立川口集合・・・のはずが、時間通り集まったのは一人だけという惨状(自分も10分遅刻。ゴメンナサイ)で、ゲートをくぐったのは9:30過ぎ。サイクリングロードを走ってスタート地点に移動し、10:00前後にエントリー完了。雨宿りしながらゼッケンを装着し、雨の日スペシャルということでグリスをチェーンの塗り、後ろの方からスタートラインに並ぶ。

1周目はローリングスタートなので、モチベーション低めなチーム員達(一人は通勤用クロスだよ・・・)と一緒にタラタラ走行。ゆっくり走ってると逆に寒そうだったので、2周目からは少し飛ばして走行。周りに小さな集団が形成されたので、それに乗って走る・・・のだけど、ロテーションがうまく回らず苦労する。5周目に入ったところのホームストレート(ダート)で減速して走っていたところ、小集団を逃してしまい、小集団を一人で追いかける厳しい展開。このあたりで「寒い」「辛い」「面白くない」というマイナス思考に陥ってしまい、5周目で帰ってきたところで交代選手のいないピットエリアからコースオフしてレースを終了した。

レース後は、預けていた荷物を受け取って待機中のメンバーがいるレストラン前に退却。汚れてない服の上から普段着を重ね着し、温かいラーメンを食べて一息。身体の芯から冷えてしまい、靴下もアンダーウェアーも濡れたままなので寒いのなんの。2時間が経過したあたりから雨が止み、終盤には晴れ間も見えてきたのがなんとも憎々しい。健闘したメンバー達を迎えて自転車談義に花を咲かせてから解散。天気も回復して装備も乾き始めていたので、持参していた輪行袋は使わずにそのまま自走で帰宅した。

情けない結果ではあったけど、自転車が嫌いになったりモチベーションが下がるようなことにならなかったのが救いかな。ひたすら辛い気持ちのまま走り続けても得られるものは少ないし、落車とか、マシン大破とかになることを考えれば、今回の判断はアリなのではないかと思う。

それにしても・・・やはり自分は同じところをグルグル回るのがどうしても好きになれないようだ。平地を淡々と走るのがが苦手だし、やっぱり自分はクライマータイプということになるのかな。好きなところに気ままに走りに行くサイクリングが一番の好みなのだけど、レースで強くなるにはそんなことばかりも言っていられないのだろうなぁ。
う~む、どうしたもんかねぇ。

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ところで、今日は朝から気温が低く、雨がシトシト降っていて自分の中でのテーマソングがはっぴいえんどの「12月の雨の日」だった。冷たい雨が寒々しくコンクリートを打つ情景が浮かんでくる演奏が素敵で、トリビュートアルバムでスピッツがカヴァーしていたりする縁もあったりして個人的に大好きな曲。オリジナルはベストアルバムで聞くことができるはず。

2009年04月19日

第14回ツール・ド・草津

初出場の昨年に引き続いて、2009年初レースとしてツール・ド・草津に出場。

草津という場所柄もあってか、温泉つきでまったりヒルクライムを楽しめるこの大会のノリは個人的に好み。自分が所属するチームDot3からも総勢10名(+応援2名)のメンバーが参加して、賑やか&楽しい週末となった。

【前日・準備編】

土曜日は新宿まで自走して、じゃむさんカーに乗せてもらって草津へ移動。今日はピカピカの晴天で大変気分がよい。1時過ぎに着いたので、受付を済ませて宿で着替えて試走へ。標高1,200m前後の草津でも今日は完全な夏日で、半袖+ビブニッカーという装備で坂の様子を確かめながら走行。途中から少しずつ心拍数を上げていって、スタートから4.5km先の殺生河原にゴール(レース前はここで通行止め)した時は170bpmくらい。このくらいの距離であれば勢いだけでもなんとかなるんだよな~。

宿に戻って荷物を置いて、機材の整備大会の後は「西の河原露天風呂」で温泉タイム。ツール・ド・草津の魅力の60%は温泉に詰まっている・・・ってのは言い過ぎだけど、ストイックになりがちな自転車レースが温泉地のゆるいカルチャーと混じり合ってマイルドな味付けになっているのはよいことだと思う。昨年までは、参加者がもらえるタダ券でいけるのが「いわゆる普通の温泉施設」であるところのベルツ温泉センターだけだったのだけど、今年はそれ以外の2箇所も選べるようになっていたのが好印象。「西の河原露天風呂」は、やたらとだだっ広い露天風呂でそこに行くまでの景色も楽しめたりしてなかなか素敵。草津って所は総合温泉エンターテイメントとしての立ち位置をよく分かってるナァ、と変なところに感心する。

温泉の後は夕飯。お腹一杯食べてビール(500ml)を飲んだところ、貧食に耐えてきた胃がびっくりしたらしくて眠くなったので、8時頃からベッドへ。10時頃に一旦起きて、歯を磨いてから本ちゃん睡眠。

【当日・準備編】

日曜日は5時頃に目が覚めてしまったので、本を読んだりして暇つぶし。さすがに朝はまだ寒い。去年みたいに湯畑観光に行く気も起きないので、朝風呂に浸かってスッキリ。7:30から朝食。炭水化物が不足気味だったので、後から薄皮クリームパンやおにぎりで補充しておいた。ウォーミングアップ・オイルを塗ってマッサージし、レース装備に着替えて会場へ移動。

会場に着くのが少し遅れてしまったため、左から2列目の後方に並んだのだけどこれが失敗。ピカピカの好天でむしろ暑いくらいなので、昨年のようにふるえながら開会式中震えながら待つような羽目にはならなかったものの、草津市街をグルリと回るパレード走行が渋滞気味で少々ストレスフル。昨年は先頭周辺でスルッと抜けたのだけど、後方に並んだ場合はある程度渋滞を覚悟する必要がありそう。

【当日・レース編】

スタート地点の手前からスピードを乗せて、いざスタート。前半は押さえ気味でクルクル回して、殺生河原までは余裕のある展開。昨年はここから先3-4kmの区間でペースが落ちていたので、心拍数170-175を維持する意識で、踏めるところはちゃんと踏んでいく。

後ろから誰かに抜かれることはないので、今日はただひたすら自分との闘い。勾配が厳しくなるところでは、足に刺激を与える意味で2,3回ダンシングを利用。残り3kmを越えてからはペダリングに神経に集中して強めに踏む。最後の直線の手前の登りでは、周りの人たちにつられてダンシングしたくなる欲望を抑えてシッティングでクリアし、直線に入って勾配が緩くなってからギアをかけてスパート。さっきの坂でペースを上げた人たちを一気に抜き去る。こういう時にFFWD F2Rのありがたみを心底感じる。ただし、フィニッシュラインのところが狭くなっているのは恐いので、どうにかして欲しいところ。チャンピオンクラスでプチ集団スプリントになったらどうするんだろうとか心配になってしまう。

手元計測のタイムは39:43。結果的にオフィシャルタイムと一緒だったのだけど、とりあえずの目標だった40分切りは達成。ただし、カテゴリー全体のレベルが上がっていたので、順位は昨年と変化なしの19位(昨年のタイムは43:03)。昨年このタイムを出せていれば5位に食い込めていたはずなんだけど・・・なんとも悔しい。平均心拍数が171bpmだったので、もう少し追い込むことができたのかもしれない。

最後のスプリントで完全にパワーを出し切ったので、フラフラ~っと走って荷物を回収し、チームメンバーのゴールシーンを撮影。もういっぱいいっぱいの苦しそうな顔、充実感たっぷりの嬉しそうな顔・・・たくさん撮れて満足。全員集合後は、下山装備をととのえてから記念撮影を済ませて景色を楽しみながら下山。曇りだった昨年は冬用装備の必要性を感じるほど寒かったけど、今年は春秋の峠下り程度の装備でも十分下れるくらい暖かい。

大会本部でリザルトを見て、豚汁+バナナ+温泉饅頭をいただいてから温泉に浸かって撤収&解散。やはり草津の温泉はサイコー。帰りの高速は渋滞にハマりがちだったものの、19:00頃に新宿についたので、再び自走で中目黒のマイホームに帰宅。じゃむさん、今回は車の準備&運転でお世話になりました。ありがとうございました!

【当日・その後編】

まだまだ強くなるためにトレーニングで追い込む余地があるなぁ、ということが分かったと同時にチャンピオンクラスで戦っている人たちのレベルが水平線の彼方から視界に入ってきた(ような気がする)という意味で、手応えのあるレースだったと言えそう。やはり、世の強いクライマー達を相手に戦うには、ヤビツで軽ぅ~く30分を切るくらいの実力がないと駄目なことがよく分かった。

昨年の草津&その後日の記録を読むと、

- 「40分を切るには3本ローラーでほにゃほにゃ」
- 「40分を切るレベルになったら軽量のカーボンフレームをふにゃふにゃ」

・・・とかゴチャゴチャと書いていて、それらを着実にクリアしてきてしまっている自分の有言実行っぷりが恐ろしい。ここで下手な目標を書いたりすると実現する羽目になってしまいそうなので、目標らしいことは書かずにこの記録を終えることにしよう。

楽しい大会でしたっ!

Extreme-Power号ヒルクライム仕様。
・・・やっぱりヒルクライムではコンパクトドライブが欲しいかも(弱気)。

例によって猛レースで仮想レースを開催しておいたので、草津を走ったGPSユーザは参加すると面白いんじゃないかと。

2009年05月18日

しらびそ高原ヒルクライムレース

先週末は、長野県飯田市の東「南アルプスの展望台」として知られるしらびそ峠に登りつめる「しらびそ高原ヒルクライムレース」に参加してきた。

結果はというと

1:21:08
男子Aクラス48人中8位
162bpm/71rpm

入賞までもう一歩に見えるけど、そこには3分以上のタイム差がある。
ま、今の自分の実力通りの結果と言うことができそう。このレベルの大会で入賞を狙うには、トレーニングの強度&効率をもう一段上げる必要がある。言うは易し、行うは・・・。

コースは噂どおりの激坂+最後の5kmが平坦で、雨が降る中のレースはとにかく「過酷」の一言。コンクリの16%箇所は、コンパクトドライブじゃないと脚をついてしまったかも。沖縄の二の舞(=雨の下りでスリップ)だけはご免だったので、下り&平坦部分は安全第一のゆったり走行。

16km過ぎから平坦になったところで、途中からずっと一緒だったfitteの選手を逃した(列車に乗って行ってしまった・・・)のが大きな反省点。自分のペースで走り続けるTT的な走りは得意だけど、人にあわせて走る練習をもっとやらないといけないなと思った。

今回の装備は

Extreme-Power + FFWD F2R + Dura-Ace 7900 (50-34x12-25)
上がチームジャージ+アームウォーマーで、下が2XUのコンプレッションタイツ+ビブショーツという服装。

・・・で、高度が上がってきてからは寒さに震えながら走ってた。
平坦区間では35km/h以上出るし、強い風が吹いてきたときは思わず「さみぃ~!」と叫んでしまった。ゴールして荷物を受け取って、上半身は乾いた服に着替えられたものの、下半身は濡れたままなので身体の震えが止まらない。気温の低い高所で雨に濡れているこの状況は、山登り的観点から見れば立派な「遭難」。

けんちん汁をいただいてじゃむさんと合流し、リザルトを確認してから逃げるようにして峠を後にする。下山装備はTシャツ+パタゴニアの山用インナー+ウィンドブレーカーで、下は登りのときのまま。頭に被ったスカルキャップが地味に効果アリ。フリースの手袋も持ってきていて正解。自分たちの組が下山をスタートするまで外で待つのが辛かった・・・。下り始めてからは、先導車がゆっくりペースで下ってくれたので、そこまで寒さを感じることなく下ることができた。FFWD F2R+Swissstop Yellowの組み合わせでの雨の下りは初めてだったけど、概ね問題なし。逆に、乾いてるときよりもアルミリムとの差が小さくなる印象を受けた(ようするにあんまり効かない)。

まぁ、何はともあれ無事にレースを終えて帰ってこれたことが一番の成果と言えそう。実際、下山の際には事故が発生してしまったようで、レスキュー隊が登場する騒ぎもあったようだ。

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そのほか、今回のレースのメモ&反省点

- 濡れたグレーチングは本当にイヤ
- ボトル忘れた -> なくてもなんとかなった(給水所もあったし)
- Edge 705の斜度表示がおかしくなってた(ずっと2-3%表示)
- 心拍数が上がらなかった(平均162bpm)。アップ不足?
- 朝は6:35くらいに着いたけど、案内された駐車場は2.8km先だった(近場の駐車場は確保したい場合は前日に受付を済ませたほうがよさげ)
- レース後の撤収中、Edge 705を外そうとしていたらマウントの爪が折れた(でも、ちょうどつい先日wiggleからスペアのバイクマウントが届いたばかりなのでギリギリセーフ(ゴーストの囁き?))。

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以下、レースと関係ない雑記。

今回の飯田行きには飯田近辺に用事のあった友人が同行。2週間前の南アルプス登山でも使った新宿発の高速バスで伊那まで行き、バス停近くのレンタカーで車を借りて用事を済ませ、飯田近くの温泉宿「久米川温泉」に宿泊。この界隈では1,2を争う「いいお湯」だそうで、食事もゴージャスでのんびりした旅気分も味わうことができた。日曜日のレース中、同行人は天竜峡&飯田近辺で観光していたので、レース後は飯田駅で合流して同じ方法で東京に戻った。

高速バスを利用した輪行は、原則「やらないほうがよさげ」。
バス会社からは「袋に入っていれば原則問題ないけど、荷物がいっぱいだと入らないかも」という回答をもらっていて、今回利用した「南アルプス号」は、夏山シーズンに登山客を南アルプスの北沢峠まで運ぶのがメインで、この時期の週末であれば混まない&荷物も少ないということが分かっていたので、大丈夫だろうと踏んで実際に問題なかった。それでも、2人、3人と輪行ユーザーが増えるとトランクが溢れる可能性大なので、乗れなくなるリスクも十分にある。

今回は、普通の輪行袋にフレームを入れて、ホイールバッグに入れたホイールを別で持つという変則パターンを採用。それでも、疲れた身体でえっちらおっちら歩くのは嫌なので、次からはもっと身軽に動ける方法を考えたいところ。

車の運転は、昨年4月に免許を取って以来2回目。高校生の頃にアメリカで運転していたので(国際免許->日本の免許への書き換えを忘れたのでした・・・)そこまで心配はしていなかったのだけど、運転の感覚を思い出してからは運転が楽しくなってきて、雨の中楽しいリハビリ・ドライブができた。

今回借りた車はスズキのパレットという背の高い軽ワゴン。山道では悲しくなるほどの走行能力ではあったものの、スペーシーな車内で雨にぬれることなく自転車の組み立てや整備ができたのは大変ありがたかった。都心に住んでる限り車の必要性は微塵も感じないけど、やはり車は楽&便利ですね・・・。早いとこ高速道路を安心して走れるようになっておかねば。

2009年06月08日

第6回Mt.富士ヒルクライム

初参加のMt.富士ヒルクライムに29歳以下男子で出場。
結果から書くと、

1:10:00.73
169bpm
93rpm

という感じ。

1:10切りの目標はわずか0.73秒で逃した・・・。
1:08前後と予想していた入賞ラインは1:07:43でほぼ予想通り。ここに辿り着くにはもう一段階自分をグレードアップさせる必要がある。

はじめの3分くらいは心拍数が正しく取れていなかったので、平均心拍数は170bpmくらいかな。いずれにしても低い・・・。

以下、(思い出せる限りの)レース模様:

第三スタートの真ん中よりちょい前あたりからスタート。計測開始地点までは空いてたら出るという感じでジワジワ前へ。心拍数がうまく拾えておらず、40bpmとかになってて焦る。

交差点を曲がって加速して計測開始地点を通過。少ししてからラップボタンを押し忘れたことに気付く。はじめのうちは周りがやけにハイペースなので、それに引きずられないようにマイペースで走行(と言いつつログを見ると上がってしまっている)。料金所を越えた辺りからオーバーペースだった人たちのペースが落ちて、足並みの揃った人たちの塊ができはじめる。

スタート地点からよいペースで登っている人がいたので、はじめの4kmはその人から離れすぎないよう意識して踏む。4kmくらいのポイントで離れてしまったものの、後ろから3,4人の集団が来たのでそれに乗る。ペースを作ってる二人組が明らかに強いように見えたので、3番手のポジションをゲット。7km過ぎの斜度がゆるくなるポイントでは先頭に出てペースを上げる。ここで足を使ってしまったのがマズくって、そこから集団の最後尾についていくのがやたらとしんどい。結局、集団がいつのまにか中切れを起こした隙に強い二人組を逃してしまい、しばらくマイペースに戻る。

9kmあたりのポイントで足並みの揃った7,8人の集団が自然形成されたので、コアなメンバーはほぼ変わらないまま19kmあたりまでこの集団で走る。距離を重ねるにつれて集団を守る意識が高まってきて、中切れを起こしそうになる人がいると声が飛ぶ。ロードレースっぽくて面白い。スタート地点からしばらく目標にしていた人もこの集団に入っている。

この集団内での自分の定位置は最後尾。このあたりから心拍数が170bpmを切り始めて、パワーが出せない状態になる。恐らく前半に頑張りすぎたのが原因。辛くなったらダンシングを発動させて、なんとか集団に食らいついていく。

19km-20kmのあたりでダンシングしたら前に飛び出てしまったので、そのまま一人旅か・・・と思ったら、シッティングに戻した瞬間にガクッとペースが落ちて、集団に抜かれてそのままサヨウナラ。21km過ぎのフラット区間では3人の集団ができたので、ローテーションで前を引いて・・・と思ったら後ろにつき損ねてまたもや一人旅。ゴール前の最後の登りは踏みたくても全然力が出ず、ヘロヘロのダンシングでようやくゴール。

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はじめの8-9kmで無理をして、足を使いすぎてしまったことが一番の反省点。ヒルクライムでは無理をしてしまうと途中で回復ができないので、致命的なタイムロスに繋がってしまう。今回は中盤で集団に残ることでタイムロスを最小限にくい止めることができたのがよかった。

とはいえ、やはり自分はマイペースで登る方が得意だなぁということを再確認。アスリートクラスならいざ知らず、ヒルクライムTTでは終始マイペースを貫くことが大切なのだと感じた。

前半飛ばし気味で後半そこそこのペース、ということでパワー計算から出てきたタイムとほぼ同じタイムになった。よほど大きな外的要因or失敗がないかぎり限り、ヒルクライムTTのタイムの誤差は1-2%くらいに収まるような気がする。この「練習量が結果に直結している」ところがヒルクライムのよいところでもあり、残酷なところなのではないかと思う。

集団内でのポジショニングや、頑張りすぎるとあっさりチギれてしまうこと、それに最後まで足を残しておくことの重要さなどなど、色々と勉強になるレースだった。

天気はバッチリ。
結果は・・・それなり・・・。

第6回Mt.富士ヒルクライム・雑記

レース以外のことについてじゃらじゃら書いてみる。

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遅刻

土曜日は輪行ベースで現地入り。新宿発の中央特快でじゃむさんと合流するはずが、電車の時間を1時間間違えて特急を使って追いかける羽目に・・・。あ~、我ながら遅刻の常習犯ですね。ほんとすみません。>じゃむさん

心配していた天気は富士急行で富士吉田が近づくにつれて青空までもが見え出して逆に暑いくらいだった。

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Powercranks/Garmin Edge 705日本語版

会場で出展しているブースを見た中で、自分的に面白かったのがPowercranks。これは左右のクランクが独立して動く変態クランクで、非常に効率的なトレーニングができるのだそう。130rpm~のハイケイデンストレーニングは筋肉よりも神経系を鍛えるトレーニングだというけれど、これはこれで確かによいトレーニングになりそう。

問題は、トレーニング用バイクにこれをつけてしまうと普通に走ろうとしたときにいちいちクランクを付け替えねばならないこと。このあたりの問題を解決できないと、キワモノで終わってしまいそうなのが惜しい。

あとは、GarminのブースでEdge 705の日本語版がフィーチャーされていて、なかなか盛況だったのが印象的。恐らく台湾でなされたであろう日本語翻訳は少なからず不自然で、ディザリングのかかってない日本語フォントなので見栄えもいまひとつ。とはいえ、日本語表記の地図はやっぱりいいなぁ・・・。

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カレ吉/紅富士の湯

土曜日夕ご飯は宿からテクテク歩いて「カレ吉」というカレーうどん屋さんに行ったのだけど、この店は当たり。富士吉田名物のうどんに薬膳カレーという組み合わせが絶妙で、最後にご飯を入れて食べると幸福感マキシマム。

レース当日の朝は4:00前に起床。前日コンビニで買い出ししておいたおにぎりx3で朝食を済ませ、宿まで迎えに来てくれたチームメイトのOzyさんと合流して現地へ。明治大学グランドの駐車場はマッディーだったものの、会場までもそこそこ近いので、アップをしてからのんびり向かって6:00過ぎには現地入りできた。


Ozyさんの移動型秘密基地。素晴らしいっす。

レース後は気持ちのよいサイクリング気分で会場から駐車場に戻り、山中湖方面に行ったところにある紅富士の湯でサッパリ。ここは700円の割に設備がしっかりしている&キャパシティーもあって、裾野の原生林の向こうに富士山が見えるナイスな露天風呂が楽しめた。

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その他

(ちょっとだけ悩んだ)アスリートクラスに出なかったのは正解。最低でも1:05を切れるレベルにならないと、無理に集団についていこうとしてタイムを落としてしまうのがオチ。ヤビツで31分(コンビニから)出してる右京さんが1:15と奮わなかったのは、この罠にハマったせいだと予想。

レース向けのコンディショニングはちょこっとだけ失敗。トレーニングで累積的に溜まった疲れが足に残っていて、当日の朝まで軽い筋肉痛が出てた。恐らく、体重を落とした&節制生活のせいで回復が遅れたのが原因。やはり、自分のベスト体重は58kgくらいと思った方がよさそう。

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というわけで、Dot3のチーム員のみなさまには大変お世話になりました。
ありがとうございました&次はもっと頑張ります!

2009年08月02日

Attack! 299

サイクルハウスMIKAMIさん主催の自転車イベント、Attack! 299に参加させていただいた。

入間川の豊水橋スタートで主に国道299号線に沿って走り、3つの峠を越えてから最後に麦草峠に登り詰めてゴールするという、ツール・ド・フランスの山岳ステージ並の難度のコース設定。走行距離160kmに対して獲得標高3,200mってのは明らかに登りすぎ!

結果から書くと、4:30出走で12:15頃ゴールして無事完走。
休憩ストップは子鹿野のコンビニと上野村で、その後はほぼ単独&ノーレストで麦草峠まで走り続けた。コースという意味でも走りという意味でも、これまで走ったどのサイクリング/レースよりもタフなライドだったけど、その代償として得られた充実感は実に素晴らしいものがあった。

詳細なレポートは以下。

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3:00から5:00まで30分おきにスタートする組が分かれていて、5:00組はみんなガチっぽい走りをしそうだったので4:30スタートを選択。我らがチームDot3からはstさんが参加予定だったものの、予想された悪天候のために前日に不参加確定(残念)。前日は入間市周辺の祖父母宅に泊めさせてもらい、朝は3:00起きで豊水橋の集合場所へ移動。

ちょうど4:00スタート組が出るところだったのでこれを見送り、受付を済ませて食糧を補給し、4:30スタート組の総勢8名がスタート。走りはじめは市街地なのでのんびりペース。飯能市街を越えた辺りから先頭交代を回し、よいペースで山伏峠の登り口の名郷に到着。ここでO-vestの喜納さんと3UPの小松さんが先行したので合流し、峠で後続を待ってからダウンヒル。名栗村を越えたあたりからはパサパサと雨に降られてしまい、山伏峠の下りはヒヤヒヤ。299号に合流したあたりからは雨も止んでいたので、秩父方面への爽快な下りをこなしていく。

4:30スタート組は8人中6人までが3UPのメンバーなのでうち解けた雰囲気。足も意志もよい具合に揃っているので、秩父から先も先頭交代を回し続けて休憩スポットのコンビニでレスト。・・・と、早くも5:00スタート組に抜かれる。先頭はO-vestの島田さんが単独で逃げていて、後続も約1分差で追いかけている。どうやら山伏峠の登りで差をつけたようだ。今年のAttack! 299では、5:00スタート組はサポートカーから補給を受けられるとのことで、やろうと思えばノンストップのレースモードで走ることも可能らしい。恐ろしや・・・。

4:30組も出発。次の志賀坂峠は途中までダラダラ登りでラスト3,4kmにまとまった登りがある。3UPの小松さんと一緒に峠まで先行して後続勢を待ち、次の補給ストップである上野村ふれあい館まで走行・・・と、このあたりからアップダウンで集団が分裂。先行の4名で休憩スポットに先着し、バナナをいただきつつトイレを済ませて十国峠への登りをスタート。

今年は299号沿いのルートに通行規制があるとのことで、矢弓沢林道を走行したのだけど、これが鬼の激坂。斜度10%+の壁が5,6km続き、299号に復帰してからも厳しいアップダウンが続く。先行していた人たちをここで大量にパスし、峠はそのままスルーして単独でダウンヒルを開始。佐久方面の平地が見渡せるあたりは長いストレートで最高に楽しいサイクリング気分。見上げると、うっすらと青空も顔を出している。

里が近づいてきたあたりで5:00スタート組の山本健一さん@自転車人編集部(元実業団選手)が後ろから来たので、後ろにつかせていただく。自分が先頭に出た際、左折すべき交差点で直進してしまい、後ろからこないな~といぶかしんでいると、道を間違えたのを後ろから見ていた大会のカメラカー(?)に正しい道を教えてもらって事なきを得る。助かった!

しばらく走ってから麦草峠への分岐点を右に折れると、26kmの長い長い長ぁ~い登りがはじまる。序盤の坂がキツくって、途中が比較的穏やかで、最後の5-6kmがまたキツくなる・・・というパターン。ハンガーノックになりかけだったので、積極的に補給を摂りつつ登るものの、心拍数は上がらずパワーも出ず、ゆっくりゆっくり減っていく残り距離だけを心の支えにしながら魂でペダルを踏み続ける。

途中の給水スポットでコーラをいただいてリフレッシュできたのが大きなパワーとなり、拍手に迎えられてどうにかこうにか無事ゴール。笑顔に溢れてる大会ってのは実に素晴らしい。ゴール後は荷物を受け取ってから軽く食糧を補給して休息。ゴール後しばらくしてから麦草の登り口でパスした山本さんが登ってきた。

今日は午後から天気が崩れるとの予報だったので、早々と麦草峠を後にして茅野方面に下る。一緒に走った4:30スタート組のメンバーともお喋りしたかったのだけど、ゴールした後に雨の中をダウンヒルするはあまりにも辛いので諦めた。

八ヶ岳での登山の帰りによく立ち寄る「縄文の湯」でさくっと汗を流し、茅野駅まで走行・・・と、突然の雷雨に襲われたので雨宿り。雨が降り止みそうになかったので、雨足が弱まるのを待ってから茅野駅まで移動して帰途についた。もちろん電車の中は爆睡。

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初参加となったAttack! 299は、途中で雨に降られてしまったもののこの時期にしてはクソ暑いということもなく、気持ちよく走りきることができた。ある程度走っていなければ完走さえも難しいタフなコース設定だけど、山間部を走り抜けて長野まで行ってしまうという、普段のサイクリングではできない貴重な体験ができるという意味でも、熱意のある大会主催者の皆様&参加者が作り出す自転車ラブな雰囲気といい、実にナイスなイベントだと思った。

今回の反省点としては、

- LSDが足りてなかったので集団の中にいる時も十分に休めなかった
- (結果として)麦草峠の登りまで足を残すことができなかった
- Edge 705のスタートボタンを押し忘れてた・・・

ってなところかな。

是非とも来年もお邪魔させていただきたいなぁというのが今の気持ち。もし今年と同じくらいのコンディションであれば、5:00スタートに挑戦してみるのも面白そう。山伏峠で振り落とされなければ上野村までノンストップで行って、あとは根性で走れば今年よりよいタイムで走ることができそうだ。

2009年08月16日

東京ヒルクライムNARIKIステージ

東京ヒルクライムNARIKIステージに出場。

5km弱のコースで平均勾配は約10%。
2本登って2本目のタイムを測定するという、ちょっと変則的なレース。
せっかくなら、1本目と2本目の合計とかだったら面白いと思うんだけど。

昨年の結果から見て入賞のチャンスはほぼなかったので、練習レースと割り切ってPowertapホイールでデータを取りながら走行。
タイムは手元の計測で17:24。

273W
178bpm
77rpm

予定通りのパワー(270W)は出せたけど、タイムはふるわず。
このパワーを1時間キープできれば乗鞍で入賞ラインを狙える計算。

さて、どうなりますやら。

2009年08月18日

成木ヒルクライム・メモ

東京ヒルクライムNARIKIステージの(レース以外の)雑多なメモ。

- 当日は4時過ぎに起きて軽い朝食を摂り、5:00に家を出て新宿から東青梅まで輪行。

- 東青梅からは、アップも兼ねて自走で会場入り・・・と快調に走っていたところ、新吹上トンネルを越えた先で松ノ木トンネル方面に右折し損ねて、軍畑のところに出てしまって焦る。何回も走っているルートなんだけど・・・。

- NARIKIステージの会場は民家の庭先で、作業場の下に座れる場所が準備されている。それにしてもこの日は暑くって、日陰にいないと辛い。

- コースは苔が生えててスリッピーと聞いていたのだけど、当日は完全なドライで路面コンディションは問題なかった。斜度は主に8%から12,3%あたりを上下する印象で、ギリギリ休む余裕がないこともないかな、という感じ。ただし、短いレースなのでセーブするより出し切った方がタイムは出せそう。

- 1本目をスタートして約40秒後、斜度がきつくなったところでアウターからインナーにシフトダウンしようとしてチェーン落ち・・・。走りながら直せなかったので一旦ストップしてチェーンを乗せてリスタート。焦ってしまったので約2分のロス。2本目じゃなくてよかった・・・。

- 今日は練習レースのつもりなので、1本目も準TTモードで走行。タイムは約19分(ストップ時間除く)。レースに向けてしっかり休息を取っていないので、調子自体はあんまりよくない。

- ゴール地点は狭いので、未舗装の林道方面に入っていったところでスイカを食べながらくつろぐ。先日Attack! 299で4:30スタート組でご一緒した方がいたのでお喋り。この近くに住んでいるとのことで、この坂にもよく練習しに来られるとのこと。いい環境だ。

- 1本目を終了して下った後、2本目までの時間は長いようで短い。会場で地元の方が豚汁を振る舞ってくださったのでありがたくいただく。ンマイ。日陰スポットをみつけてくつろぎながら休息。

- 2本目は2-3列目くらいからスタート。チェーン落ちが怖いのではじめからインナー。スタートダッシュにはついていかず、斜度がきつくなってからじわじわとパワーを上げていく。基本はシッティングで、辛くなったらダンシングを発動。最後は同じスタート組のナルシマジャージの人と一緒にもがいてゴール。手元の計測で17:24@178bpm。あぁ辛かった・・・。

- ゴール後は、1本目の時と同じ場所に腰掛けて休息。レース中、ずっと同じペースで抜きつ抜かれつしていた231番さんが近くにいたのでお喋り。毎年乗鞍に出ていたそうなのだけど、今年は落選とのこと。昨年のタイムは約70分だそうなので、やはり自分のレベルはそのあたりということらしい・・・。

- 夕方から用事があったので、2本目終了後はサクサクと準備して河辺駅まで自走。輪行モードにしてから駅のすぐ脇にあるビルに入っている温泉「梅の湯」で入浴。新しくてきれいな施設で、露天風呂&露天寝っ転がり場(?)もあったりして素敵。

- ちょうどよいタイミングで東京行きに乗れたので、渋谷まで輪行してから自走で帰宅。帰宅後は、代官山の莫莫居でディナー。ここは入口を入ったところにでっかい釜があってそこでご飯を炊いているのだけど、今日は鍋(赤鍋・辛い・ウマい)を食べたら満腹になってしまったのでご飯はパス。

2009年09月06日

第57回秩父宮杯 市民B

秩父宮杯の市民Bに参加。

関東では珍しい公道を使ったロードレースで、自分が参加したのはJCRCのC/Dクラスに相当する市民B。コースは秩父近郊のアップダウンのある周回ルートを2周半(約26km)。

[レースまで編]

先週ひいてた風邪が金曜日にぶり返してしまったので、土曜日は一日中家にひきこもって療養。結果、日曜日起きた時点で身体のダルさと頭のモヤモヤ感が大分よくなっていたので、予定通り参加することにして5:00に家を出発。渋谷から輪行し、池袋から西武池袋線に乗り、所沢から特急で西武秩父へ移動。

頑張れば7:40に秩父に来られることは、ちょっとした発見。この周辺は、登ってない峠が山盛りあるんだよな~。

西武秩父駅でチームメイトのじゃむさんと合流し、受付のある秩父ミューズパークの展望台駐車場へ。ここまではちょっとした登りなので、よいペースで登っていったらちょうどよいアップになった。受付を済ませた後は、スタート地点の秩父駅へ。同じカテゴリーにエントリーしていた70番さん(山本さん)と、受付から秩父駅までご一緒しながらお喋り。白石峠のタイムが25分とのことで、クライム能力は自分と同じくらいっぽい。市民Bにはこのレベルの選手が集まってるのかな~という感触を得る。

開会式の後、10:00頃にレーススタート。といっても周回コースに入るまでは、先導バイクについていくだけのパレードラン。地元の人たちの声援がなかなか素敵。先頭から20-30人あたりのポジションをキープしてゆるゆる走行。

[レース編」

周回コースに合流するポイントで一旦停止してから本番スタート。
出だしは平坦基調なので、先頭から離れすぎない程度のポジションをキープ。登りが始まると集団がばらけるので、先頭グループに置いていかれなさそうなペースで適当に登る。登り自体は1km少々と短いのだけど、部分的にガツンとくる傾斜がある。下りに入ると先頭は見えないものの、同じカテゴリーの人が連なっているのでそれについていき、一旦下ってからもう一度ガツンと登るところでジワっと前に出て先頭グループに復帰。この時点で集団は30人くらいに絞られていたように見えた。ガツンとした下りを終えて、右折した先がゴール地点。

2周目は集団の中で適当に走っていたら前に出てしまったので、平坦箇所では先頭を引く。70番の山本さんも先頭付近に残っている。登りが近くなってきたあたりからは、意識的に集団の中に隠れて足を溜める。ちょこっとしたアップダウンのある区間でパインヒルズの人が1人飛び出していたのが見えた。2周目の登りは先頭が見えるあたりのポジションで進み、「下ってガツン」の箇所で強めに踏んで先頭集団についていく。

3周目は集団後方で大人しく・・・と思ったら、ペースが上がらないのでついつい平坦部分で前に出てしまう。偽TTポジションでガシガシ踏む・・・と、誰もついてこない。前を追うのは諦めて、入賞狙いのスプリントに切り替えたようだ。15-20人くらいに絞られた集団に戻ってから登りを開始。・・・と、登り口をクリアしたあたりでパワーが出ずに、ペースダウンして集団からチギれる。自分と同じようにチギれた人達と同じペースでチンタラ登り、できるだけ挽回できるようにと下りを一生懸命踏み、最後は前を走ってた人をゴール前で抜いてゴール。

順位は多分20位くらい。
体調不良だったわりにはよく走れたかな。

26.1km
41.44
37.4km/h
178bpm
104rpm
225W

反省点としては、

- 集団にいるときはもっと省エネ走行に徹すべき
- ボトルの水が途中で尽きた(スタート前にちょこちょこ飲んでたせいで足りなかった)

ってなところ。
まだまだロードレースの走りが下手くそなので、もっと頭をつかった走りができないといけませんね。

**

コース中唯一のまとまった登り(約1.3km)のデータを抜き出してみると、

1周目: 3:19/181bpm/96rpm/289W
2周目: 3:26/183bpm/95rpm/298W
3周目: 3:38/183bpm/94rpm/267W

ってな感じ。
周回を重ねるごとに、着実に遅くなっていることがよく分かる。3周目の心拍数が高いのは、登りの手前で単独で飛び出してしまったからで、あの無駄な走りさえしなければ集団についていけたかも・・・と思うと悔やまれるなぁ。

そういえば、カセットを練習用の13-25Tから11-23Tに変えるのを忘れてそのまま走っていたのだけど、特に問題なく走れた。自分は高回転系なので、下り区間で60km/h以上で踏み続けるようなことがなければ13Tでもなんとかなるようだ。今回のコースは下りがクネクネ曲がっていたので、最高速度も65km/hくらい。

**

ちゃんとしたロードレースはまだ2戦目なので、まだまだレースの走りで学ぶことは多そう。秩父宮杯は、公道を広々と使えるところが何よりも素敵で、コースも変化に富んでいて楽しく、さらに運営もしっかりしていたので存分に楽しむことができた。

来年もまた秩父に走りに来ることにしよう。
楽しみだ。

2009年11月09日

2009年シーズンまとめ

早々と終了した2009年シーズンを振り返ってみる。

出走したレースとその結果は、

4月 草津 39:43(年代別19位/237)
5月 しらびそ 1:21:08((年代別8位/48)
6月 富士ヒルクライム 1:10:00 (年代別17位/462)
8月 成木 17:57 (総合 30位/320)
9月 秩父宮杯 (男子B 18位/67)

・・・という感じ。
もっとたくさん出ようと思ってたのだけど、都合がつかなかったりポカをやらかしたりで、経験を積む機会を逃してしまった。ヒルクライムでは年代別入賞を狙えそうで、あと少しだけ届かないという悔しいポジション。

自分の中での課題は見えていて、何はなくともエンデュランス能力を上げるのが最重要課題。
トレーニングでもレースでも、瞬発的なパワーばかりで勝負してしまおうとする傾向があるので、この癖をできるだけ封じ込めて、ゆっくりのんびり走る期間を設けてエンデュランス能力を高めていきたいところ。

走行距離は、

1月 300km
2月 800km
3月 1,480km
4月 820km
5月 1,192km
6月 300km
7月 610km
8月 1,280km
9月 320km
10月 645km

6月後半から7月頭にかけて、2週間くらい旅行にでかけていたので一気に弱くなってしまい、その後がグダグダ。一年中よいコンディションに保つのは難しいので、ある程度目標を決めてメリハリのあるトレーニングをしたほうがよさそうですね。

**

レース以外の自転車活動としては、

- 5月の富士山一周サイクリング
- 7月のHerne Hill Velodromeでのトラック走行
- 8月のAttack! 299

あたりが印象深かった。
特にAttack! 299はチャレンジングなコース設定&暖かい雰囲気が素敵だったので、ぜひまた来年もお邪魔させていただきたいところ。参加するだけでなくて、イベントを盛り上げることができればベストなんだけど・・・はてさて。

分かっていたことだけど、やっぱり自分は見知らぬコースを楽しみながら走るのが好きみたい。自走で行ける峠はほとんど行ってしまったので、来年以降はさらなる峠遊びを加速するべく輪行ベースでの計画を積極的に練ることにしようかな・・・。


(meromeliteさんと一緒に行った富士山一周サイクリング)

2009年12月21日

埼玉クリテリウム 第一戦

日曜日は埼玉クリテリウム(未登録者・中級)の第一戦に参加。

結果は8位で4ポイントゲット。
次はもっと上を狙おう!

今日は天気がよくて風もほとんどなかったので絶好のレース日和。
行きは渋谷から北本まで湘南新宿ラインを使って輪行。
帰りは応援に来てくれたチームメイトの勝川さん先導の特急列車でヘロヘロになりながら帰宅。

レースは3kmの周回コースを5周の15km。
直角コーナー多数にシケイン2つというテクニカルなコース。
本当は試走をしたかったのだけど、輪行だと時間的に厳しかったのでぶっつけ本番で出走。アップは20分くらいかけて160bpmくらいまであげておいた。

自転車はTIME VX ELITE(Ksyrium SL(チューブラー)、9速アルテ)。
土曜日の夕方、ナルシマのS根さんにホイールのメンテ(ベアリング打ち換え&振れとり)&全体的な調整をしてもらっていたので、機材としての状態は非常によかった。

覚えている限りでレースの展開をまとめると、以下のような感じ。

まず、スタート時間の10分くらい前に並んで2列目からスタート。1周目は様子見っぽいペースなので、7-8番手くらいをキープ。根本的な技術不足&試走してなかったせいもあってコーナーリングで怪しい挙動をしていたところ、後ろに人に肩(腰)たたきされたので少し下がる(ごめんなさい)。1周目が終わるあたりで10人近い人が一気に前に上がって順位を落とす。2周目のシケインの立ち上がりからバックストレートで一気にペースがあがり、2つ前の人が中切れ。1つ前の人の「行くぞ」の声にあわせてガシガシ踏んで集団に復帰。バックストレートの終わりで後ろを見ると誰もいない・・・。この時点でレースは15,6人の集団に絞られる。

最後尾で走っていると、集団全体のコーナーでの加減速のバラツキを吸収する羽目になるので大変辛い。2,3周目はとにかく我慢。コーナーリングにもかなり慣れてきて、前走者と同じラインをしっかりトレーシングできるようになる。4周目あたりから余裕が出てきて、5周目のバックストレートあたりでじわじわと前に上がる。最後のコーナーを10番手くらいでクリアーし、ゴール前に何人かかわして8位でゴール。レース中はとにかくついていくことに精一杯で余裕がなかったけど、今思えばもっと欲を出してもっと上を目指していればよかったなー、と反省。

**

結果的にそこそこ上の方に残れたので、先頭集団の速度の変化を苦しみながら体験することができた。去年参加していたチームメイトの勝川さんに詳細なアドバイスをもらっていて、これがなかったら「レース経験を積む」というヌルい考えに終始して2,3周目あたりで千切れて終わっていた可能性が高かった。

これまで自分の最大心拍数は190bpmだと思っていたのだけど、走行ログをダウンロードしてみたところ、一番きつかった2/3周の途中で200bpmを記録していたみたい。データログが化けたのかと思いきや、他の箇所でも軽く190bpmオーバーしていたのでそういうわけでもなさそう。ここまで身体を追い込めるのはレースならでは。でも、最大心拍数が10も上がるとなると、トレーニングゾーンの計算値が大きく変わってしまいますね・・・。

前に「自転車で走っているとよく落ちるから」と変更していたコンタクトレンズなのだけど、今日はレース中に落ちて焦った。4周目の途中で少し視界がぼやけたなーと思ったら両目ともはずれてました・・・。まー、裸眼でもそこそこ見えるのでなんとかなるけど、やっぱり怖い。これまであちこち走って落ちたことはなかったので、デイリーズ アクアよりは耐性が強いと思うのだけど、もう少し自分にあったやつを探さないといけませんね。

あと3回苦しめる(楽しめる)ので、次以降はもっと余裕をもって上の方に残れるよう頭を使うことにしよう。

2010年01月04日

ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン

2010年の初レース。
そこそこアップダウンのあるツインリンクもてぎの4.8kmのコースを21周100km走りましょう、というイベント。

結果から書くと、2:30:??のタイムで男子A9位。
最後まで残った比較的大きなメイン集団についていくことはできたのだけど、最終局面で集団前方まで上がって勝負することができなかった。・・・ってこないだの埼玉クリテと似たような結果ですね。ヤレヤレです。

覚えてる限りでのレース模様は以下の通り:

前から50-60人くらいのポジションからスタート。
最初の2周はローリングスタートなのでのんびり。
身体が冷えた状態でタラタラ走ると寒い。巨大な集団なので、先頭が見えるくらいのポジションをキープして走行。3周目でゴリッとペースがあがるものの、集団の中なのでそんなに辛くは感じない。ラップタイムは7分前後で推移。手の抜きどころをつかみつつ、登り区間やホームストレートを利用してポジションアップを重ね、集団真ん中あたりをキープしつつ50kmくらい走行。

50km少々走ってから、トンネルの手前のあたりで集団右側で落車発生。チームメイトのダジャラーさんはこの影響で遅れをとってしまい、集団復帰に足をつかってしまった挙げ句に遅れてしまったようだ。このあたりで秩父宮杯でも一緒だったY本さんをみかけたので軽くお喋り。似たような走り方をしているので、最後の2,3周までずっと近くを走ってた。13周目が最速ラップ(6:40)だったのだけど、このあたりのタイミングで集団の中切れゾーンにいたために集団のお尻にくっつくために大分脚を使ってしまう。このラップで千切れた人は多いのではないかと予想。

「集団後方はいやじゃー」と、14周目では脚を使う覚悟で意識的に前に上がる。その後もできるだけ脚を使わないようにしつつ「上がれるとき上がる」ポリシーで走行。集団の頭が見えるくらいのポジションまで上がると、バイクがいなくなっていたので残り5,6周くらいのタイミングで逃げグループが形成されていたみたい(?)。16,7周目、登り坂がはじまるあたりで自分のほぼ目の前で落車が発生。巻き込まれた人をギリギリで避けて集団復帰。最後の2,3周でペースがあがるだろうと読んでいたので、少し脚を休ませ気味にしていたら18周目あたりでジワジワとポジションを落とす。終わりが見えてきた19周目、登り坂がはじまるあたりで集団が何かに動揺したタイミングで前走者がブレーキ&斜走。前輪をハスられてバランスを崩しかけるものの、気合いで立て直す。危ない、危ない。この騒動でさらに少しポジションを落とす。

予想に反し、ラストラップまでペースは上がらず。ラストラップの登りでは、脚が残ってる人がガツガツ前に行き、残ってない人がジリジリ落ちていく。ここである程度ポジションをあげたのだけど、それでも先頭から30-35人くらい。下りで脚を休め、ホームストレート手前の登りをガツガツ登り、先頭の見えないスプリントでちょこちょこポジションを上げてゴール。男子Aの先頭とは6秒差くらいだったようだ。

着に絡むには最終局面でしっかり先頭周辺のポジションをキープして勝負をかけないと駄目ですね。そのためにはラスト3,4ラップできちんと前に出られるような走り方をしないといけません。わかっちゃいるんだけど・・・ネ。

101.2km
2:30:50
153bpm
101rpm

**

機材はExtreme-Power+WH-7850-C50 TU。
今回は車で行ったので予備としてPowertapホイールも持っていってたのだけど、C50にして大正解。やはり、40km/h+の高速巡航では間違いなく楽ができるホイールだと思う。

服装は、冬用のインナーの上にLightweight Softshell Jacketを着て、さらにその上に今回初の着用となるチームCBジャージ。下はデマルキの冬用タイツ。走り出しは極寒だったけど、前半の50kmあたりはウェアーのことは全然気にならず、60kmくらい走ったあたりで「あちーなー」と感じたものの、大きな問題はなかったので結果的には無難なチョイスだったみたい。

ボトルはマルトデキストリン水2本。積極的に水分補給したので、1本半くらい飲んだ。食料は剥き出しの薄皮チョコパン、大福、羊羹といろいろポケットに忍ばせていたのだけど、剥き出しの薄皮チョコパン3個だけでなんとかもった。ワタワタしていてまともに朝ご飯を食べていなかったので、あと2,30km走ってたらハンガーノックになっていた可能性が高そう。気をつけないといけませんね。

コンディションとしては・・・、時間があった年末年始に楽しいサイクリングを楽しみ、休もうと思っていた前日の3日もなぜか100km+走ってしまっていたので足の疲れが完全に抜けていなかった。冬場のレースは練習的な気分での参加なので、トレーニング計画との兼ね合いが難しいですね・・・ってサイクリングで計画壊してどうするっつー話です。今週末の埼玉クリテはもう少しマシなコンディションで望みたいところ。

**

今回は日帰り参加ってことでレンタカーを利用。
2時起きの3時出発で6時には着けるかなーと思っていたものの、柏を過ぎたあたりでウェアーやらシューズを入れたバッグを家の玄関に忘れてきたことに気づいてUターン・・・。一時は間に合わないかなーと観念していたものの、どうにかこうにか7:30くらいに到着できたのでマッハで支度して1周だけ試走して、どうにかこうにかスタートラインに立つことができた。

レース後はダジャラーさんとその仲間達や、LEGONのタマキさんあたりとお喋り。スキルの土井選手の自転車がその辺に放置されていたので、喜び勇んでパパラッチ。ラウンドシェイプのハンドルで、下ハン部分を水平にするセッティングには大変共感が持てます。これ以外のセッティングだと、下ハンでもがいたときに力がこめられる気がしないのです。少なくとも、自分の場合。

夕方の首都高渋滞を避けたかったので、一足先に帰宅。なんだかんだで首都高渋滞には引っかかってしまったものの、どうにかこうにか日のあるうちに帰宅することができた。

集団走行の経験って意味でも、車を利用しての遠征(?)の経験って意味でも、学ぶことの多いレース参加だったと思う。

大きな集団で走る場合、

- 危険を察知したらしっかり声をかける
- コーナーリング中は絶対ラインキープ
- 集団が緊張してる時は五感を研ぎ澄ませて落車リスクを避けるよう行動する

といったあたりが小さな集団で走っている時以上に大切になるなーと感じた。まだまだ大集団の中で走るのが下手で、レース中には周りの人に迷惑をかけてしまったと思う。次からは、もっとスムースかつ上手に走れるよう努力しよう。

**

(追記)

参考までにラップタイムを掲載。
Edge 705のGPSを利用した自動ラップ機能はやはり素晴らしいですね。
理想的にはレース用に(もう少しかっこよい)Edge 500があれば言うことなし。

Lap1: 10:04
Lap2: 8:37
Lap3: 7:06
Lap4: 7:01
Lap5: 6:45
Lap6: 6:43
Lap7: 6:45
Lap8: 7:00
Lap9: 6:51
Lap10: 7:10
Lap11: 7:02
Lap12: 6:45
Lap13: 6:40
Lap14: 6:43
Lap15: 6:58
Lap16: 6:50
Lap17: 7:14
Lap18: 7:10
Lap19: 7:14
Lap20: 7:09
Lap21: 6:46

2010年01月10日

埼玉クリテリウム 第二戦

前回8位に入れたので次はもっと上を目指そう!・・・ってわけで、第二戦。
水曜日あたりからものもらいを患ってしまっていたので、DNSにするか迷ったのだけど、走るのに問題はないと思ったので参加。

結果は最終周、ゴール手前500m地点で落車DNF(最終周まで残ったので、一応完走扱いにはなるみたい)。落車の原因となる動きをしてしまったので、巻き込んでしまった方々には大変申し訳ないです。

**

渋谷からのんびり輪行して、10時前後に会場着。
受付を済ませてから軽くアップ。北本から会場までの道のりをそこそこのペースで走ったので、5分くらいかけて心拍数を170まであげて、あとはのんびり。

自転車はTIME VX-ELITE+Ksyrium SSC SL。
前回と同じく暖かいので、上が冬用のインナーに半袖ジャージ、下がショーツ+パッドなしタイツという服装。スタート地点で応援に来てくれたチームメイトの勝川さんと合流してちょっとお喋り。

最前列からスタート。
コースに慣れてきたせいもあって、コーナーリングを比較的スムースにクリアしていくことができて集団内の8-15番目くらいを常にキープして走行。2周目になってもペースは上がらず、集団は25人くらいのまま。最後尾で死にそうだった前回に比べると、このあたりのポジションだとついていくだけなら楽勝。今日は北西の風なので、バックストレートでは意識的に前走者の左後方を走ると楽ができる。3周目にバックストレートで前走者が中切れを起こしかけていたので、脚を使って連結して事無きを得る。うしろもしっかりついてきたようだ。

10番手くらいのポジションをキープしたままラストの5周目に突入。この時点で1人が飛び出していて、ゴール手前までずっと逃げてた。ひとつめのシケインで前から4番手くらいの人が落車。そのまま滑ってコースアウトしていったものの、前の3人組が先行してしまったので、周りの人と一緒に追いかけてバックストレートの前半で連結。最後の直角コーナーを8番手くらいで曲がっていき、3列くらい並んだ一番右側の前から3人目くらいのポジションをゲット。目の前がいそやの白ジャージの方。右側のスペースを使って上がっていく人がいたので、これに同調して自分も前に上がる・・・と思ったら、さらに右側から上に上がる人がいて横が詰まる。あれよあれよという間にハンドルが絡まって落車。

路面をヒットして、そのまま道路脇の草地にコースアウト。
落車した5人で声をかけ合い、深刻な事態にはなっていないことを確認。左の腰と右くるぶしに擦り傷ができてしまったものの、身体は問題なく動くようだ。まだ2回しか着てないジャージに穴があいてしまったのが精神的に痛い。機材はSTIがキズキズで、エンドが曲がってしまっていたものの、グイッと曲げて修復。本部まで戻ってチップを返却し、改めて自転車をチェックしてから輪行で帰宅。

**

落車が起きたのはゴール前500mの地点。
15-20人前後の集団で、ゴールスプリントに向けてみなが前に上がろうとしたタイミングでそれは起きた。右側から上がろうとする前に、しっかり後方を確認しなかったのが一番のミス。あとは、「今回はもっと上を狙おう!」と下手に欲張っていたのも遠因と言えそう。巻き込んでしまった方々、本当に申し訳ありません。あくまでアマチュアのレースですし、勝負云々よりも安全第一で走らなければいけない、ということを痛感しました。

2010年01月31日

ウィンターロード 第一戦

東京都自転車競技連盟主催のウィンターロード 第一戦(クラスC)。

結果は5位入賞。
自転車レースで入賞したのは初めてなので素直に嬉しい・・・けど、色々と反省点もあったので忘れないうちにまとめておこう。

**

コースは日本CSC@修善寺の右回り(逆周り)4周20km。
チームメイトのダジャラーさんも出走だったので、長津田まで輪行して車に同乗させてもらって修善寺へ。8:30に到着したので自転車を組んで軽く駐車場の周りを流してから入場し、受付を済ませてから試走へ。

受付でもらったのはヘルメットキャップと自転車に装着するプレートのみ。
チップはないのかなーと思ったのだけど、どうやらゴールラインのところにあるカメラで確認していたみたい(?)。

今日の機材はTIME VX Elite+Ksyrium SL。
服装は冬用インナーの上に半袖ジャージ、レーパンの上にパッドなしタイツ。暖かかったのでスカルキャップもシューズカバーもなし。結果、ちょうどよかった。

走り出すと、早速9-10%のシビれる坂。距離はないのでここで大きな差がつくことはなさそうだけど、ゴール手前の登り->ホームストレートのだらだら登りのコンボの後でこの坂が出てくるのはなかなかしんどい。登りきった先はジェットコースター的な楽しい下りで、クネクネしてはいるものの道幅も広くてバンクもあるので思い切って走って行くことができる。順周りの時はこの坂が勝敗を分ける大きなポイントになるっぽい。

下りきった先で橋を渡ると、逆回りコースの鍵となる1.3km/76m@5.8%の登り。そこそこ距離があるので、ここで自然と力の差が出て集団がばらけるのだろーと思ってたらその通りになった。登りきった先はガツっと下って橋を渡り、タフな登りをこなした先が登り基調(2-3%)のホームストレート。売るほどの足がなければここの登りはインナーでこなさないと死ぬだろうと予想(ほんとに↓死んだ)。

**

2周走って感覚を掴んでからスタート地点に戻り、整列してスタート。
はじめはみんな様子見のペースなので、10-20番目くらいのポジションをキープする意識でついていく。下りでメインのラインから離れた人の後ろについてしまったおかげでブレーキを多用する羽目になって苦労する。ここの下りはラインの取り方次第で脱出速度が大きく変わってくるなーと思う。ふと周りを見回すと、Wレバーのレーサーが華麗なシフトさばきでついてきている。恐るべし。ダジャラーさんは常に頭から3-4人目のあたりをキープしている。うまい。

下りきった先の登りではまだまだ大きな集団で進行。1人がアタックしたものの抜け出せる勢いじゃないので放置。自然と頭に出てしまったので、先頭を引いて先行者をパスしてそのまま下りへ。下りで試しに踏んでみるものの、後ろはしっかりついてきているので途中からはDHポジションに切り替えてホームストレート手前の登りへ。後ろから何人かパスしていくので、適当にポジションを落としながら登る。何を間違ったかアウターのまま突っ込んで、そのまま登りきってしまい、大いに足を使ってしまう。これが今日の一番の失敗。

スタート地点のあたりでインナーに落として回復させながら、2周目一発目の登りへ。「このペースで4周は絶対にもたないなー」と早くも泣きが入る。10番手くらいで登りをクリアして下りをこなし、登り区間へ。まだそれなりの規模の集団(20人くらい?)に見えたのだけど、前の方に出てくるメンバーは固定されてきて、そのうちの1人がアタックをかける。何人かが反応して5-6人が飛び出す形になったので自分も飛び出す。集団がプチばらけた状態で下りに入り、ホームストレート手前の登りで他の1人がアタック。これに反応できたのは7-8人。先頭集団が形成された状態で3周目が進行。

4-5人に少し先行される形で下りに入ったので、下りを飛ばして前を追う。大きな左カーブでターンインのタイミングを少しミスってしまい、膨らんだ形になってしまいヒヤっとする。橋を超えるあたりで先頭集団に復帰できたので、必死に食らいついていく。この時点で残っていたのは自分を含む5名。明治の人がよいペースで引く。登りの頂上で10mくらい置いてかれてしまっていたので、下りで踏んで登りのはじまる手前で追いつく。ホームストレートでは列車のうしろに金魚の糞をして最終周へ。

内房レーシングの人に5人の逃げであることを確認して一発目の登りへ。例によって少し遅れたので、下りで踏んで橋を超えたところで追いつく。今日は登りが全然駄目なのでひたすら防戦一方。距離のある登りでまたもや遅れる。落車してしまったというクラスBのfitteの人が並走していたので、その人に励まされながら先頭を視界に捉えつつマイペースで登る。この登りは見通しがよいので、後ろを振り返るとクラスCは見えない。「とりあえず入賞はできそうだな」という生ヌルい考えに取りつかれてペースが落ちる。こういう考え方はいけません。

下りはじめて一生懸命踏むものの、先頭は見えない。持ってるものは全部出す気持ちで登りをこなし(でもインナー)、ゴールラインに向かってダンシング。声がかかるので何かなーと思ったらゴールラインを超えるか超えないかの瞬間にすぐ左からクラスCの選手が飛び出す。ギリギリのタイミングで先行できたものの、間一髪で刺されるところだった。危ない、危ない。

結局8位だったダジャラーさんもすぐ後ろまで迫っていたので、4周目の自分のペースは危険なレベルにまでに落ちていたようだ。

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ラップ情報は以下のような感じ。

1: 9:15 177bpm 98rpm 33.6kph
2: 9:40 176bpm 96rpm 31.9kph
3: 9:33 179bpm 96rpm 32.3kph
4: 10:04 172bpm 95rpm 30.8kph

最終周のタレっぷりはほんとに酷い。
金曜日に寒気がして風邪っぽかったので、金土とトレーニングをお休みして望んだので、体調はベストではなかったみたい。今朝の起床時体重は60.45kgだったので最近にしてはちょっと軽いくらいだけど、登りをこなすにはもっと絞らないと駄目。全然☆駄目!!

あと、あとまった登りでは心拍数180bpm前後のソリア域を多用するので、ここを鍛えておかないといけません。最近は上げてもメディオまでだったので、身体がこの強度に慣れてなかった。とはいえ、トレーニング本に沿っていくことに決めて行くので、まだソリア域でのトレーニングははじめない予定。

修善寺を走るのは初めてだったけど、ここはライダーの実力(主に登りの)が如実に出るコースだと思った。ウィンターロードは第二戦も出る予定なので、今回の反省を活かして望むことにしよう。

**

レース後は、裾野に住むI井さん@会社の山岳部のOB宅を訪問。
ダジャラーさんに途中まで乗せて行ってもらい、微妙な(率直に言うと美味しくなくてボッタクリ価格)そば屋で食事を済ませ、プチヒルクライムをこなしてI井さん宅に到着。

I井さん宅でのんびりさせていただき、三島で美味しい寿司を食べて新幹線輪行して帰宅した。

2010年02月07日

埼玉クリテリウム 第三戦

埼玉クリテ、未登録・中級クラスの第三戦。

結果はボロボロ。多分20位くらい?

今日は半端なく風が強くって、勝川さん曰く「これが埼玉クリテのあるべき姿」とのこと。遮るもののない平野に西北西の風が吹きすさび、横風区間では車体をバンクさせないとまっすぐ走ることもおぼつかず、逆風区間では300W出しても20km/hになる(byニャロメさん)という無茶苦茶なコンディション。これこそが、埼玉クリテが「北の地獄」の異名を取る理由。今日はその恐ろしさをたっぷりと味わわせていただきました・・・。

第二戦ではほとんど足を使うことなく最終ラップまでいけたので、今回も先頭集団についていくことくらいはできるだろうと考えていたのだけど、全然甘かった。(どちらかというと得意なコースの)ウィンターロードで悪くない結果が出せたので、埼玉クリテの優先度は少し下げ気味。マイレージを稼ぐことを優先して、前日の土曜日に150kmの山岳コースをテンポペースで走ってしまったのがあまりにも無謀でした。

**

今日は例によって渋谷から湘南新宿ラインで北本まで輪行。
電車に乗る前になって心拍ベルトを忘れたことに気づく。アウチ。
心拍数が分からないので、会場に向かいながらある程度追い込んで走ってアップ。受付をした後も10分くらい風の具合を確かめるべく走行。逆風もすごいけど、横風もやばい・・・。

機材はTIME VX Elite+Ksyrium SLで、服装は冬用インナー+半袖ジャージ、下がショーツにパッドなしタイツ。風こそ強いけど、気温はそこまで低くなかった。

スタート地点に行くと、ニャロメさんがいたのでお喋り。チームメイトの勝川さんも応援に来てくれたので、色々とアドバイスをもらう。このコンディションだと、無駄に飛び出したりしないでとにかく前に残ることが大事とのこと。前のレースを観察していても5人以上の集団は存在せず、バラバラの状態でレースが進行していたので、力の差が大きく出るのだろうとは思っていた。

**

最前列からスタートすると、ニャロメさんが先行。自分は三番手でついていく。
二番手の人が先頭と距離を置いているので、ニャロメさんが少し飛び出した形でバックストレートに入る。右からの横風が強くて超怖い。何を間違ったかここで集団の頭に出る。軽く踏み気味だったので少し飛び出した形。集団は道の左端に一列棒状。誰か前出てくれないかなーと思っていると、ニャロメさんに「先頭は右寄って」と教えられたのでそうする。・・・が、後ろは全員左端キープ。本来は階段状になるのが効率よいはずなのだけど、そういうフォーメーションにはならなかった。

さすがにずっと前にいるのも嫌なので踏まずにいると、右コーナー手前くらいでようやく何人かが抜いて行く。右コーナーを曲がった先が強烈な逆風区間。踏んでも22-24km/hくらいなので、フロントをインナーに落とす。一戦目も二戦目も1周目のここからホームストレートにかけての区間で集団の先頭付近を巡るポジション争いが勃発していたのだけど、今回も同じようにみな前を目指して動く。自分も上がろうとしたものの、目の前の人が全然ペースが上がらない人で、右側から面白いように抜かされ続けていつのまにか集団のケツに。

前回落車したエリアだったので、ここで抜こうとするのを怖がったのが凶と出た。この時点で今日のレースは終了。2周目のバックストレートに入る手前で大日本帝国陸軍の補給路みたいになった集団が見えて、バックストレートに入ると集団は見事にバラバラ。

集団の頭が見えない状態でバックストレートを抜けて、逆風区間で「協調しましょう」と声をかけて前を引いたら五人の集団ができたので、集団を守るように動いて周回を重ねる。とにかく辛いので何度も降りようかと思ったけど、ひたすら我慢。最終周のバックストレートで前を引いていたら、ホームストレートで吸収したばかりの人が復活して前を引いてくれたので、その人とローテしていたら集団と離れてしまい、そのままゴール。

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帰りはスピードマン勝川さんと一緒に17号経由で自走。
横風区間で路肩に寄っていたところ、二人とも突然の突風にあおられて背の低いブロックにホイールを擦ってしまって焦る。スポークに傷がついたものの、振れてなかったので無事みたい。さすがは頑丈なのが取り柄のKsyrium。

17号に乗ってからは追い風。
しばらく信号に引っかかりながらついていったのだけど、勝川さんが下ハンを握って50km/hの巡航モードに移行したので見送り、淡々と自分のペースで走って帰宅。

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なかなか苦い経験ではあったけど、レースでは一瞬のミスが命取りになることを再認識。こういう経験が血となり肉となってくれれば今日のレースの参加意義は十分あったと言える・・・かな。

それにしても、自転車レースは苦しい。
テニスの試合だと、長いラリーの後で多少苦しく感じることはあるけどそう長く続くものでもないし、こんなに苦しいスポーツを自分がやっているのが未だに信じられない。自分が自転車レースを辞めるときが来たら、その言い訳として使うことにしよう。「辛い!」。

そういえば、テニスは今年も実業団登録をすることになってしまった・・・。試合には出られない予定だけど、助っ人要員ということらしい。今は自転車が楽しいけど、やっぱり自分にとってのプライマリーなスポーツはテニスであり続けるのだなーと思う。

来週の週末は二日とも山登り@雲取山なので、平日&祝日に頑張ってマイレージを稼ぐことにしよう。

2010年02月28日

ウィンターロード 第二戦

日曜日は東京都自転車競技連盟主催のウィンターロード 第二戦@日本CSCの、クラスCに参加。

6:50長津田集合でダジャラーさんカーに乗せてもらい、修善寺へ。
予想以上に天気が悪く朝からパラパラと降られてしまい、モチベーションは最悪。9時前に現地に到着して少しだけ仮眠。車から出ると雨&風のせいでむちゃくちゃ寒い。自転車をセットアップして受付を済ませたのがレース開始20分前の9:40。1周だけ試走にでかけて下りの感触をつかんでおき、心拍数を上げてからスタート地点へ戻る。

今日の装備は冬用のインナーにチームジャージ(長袖)、ビブショーツ+パッドなしタイツ、手袋、スカルキャップ、シューズカバー。機材はTIME VX Elite+Ksyrium SL。

寒いのに参加者はけっこう多くって、クラスCも30人くらいいる。あとでエントリーを確認したら76人もいたみたい。

スタートすると、要注意の橋詰親子が前方に展開。1周目はまったりいこうと決めていたので、はじめの登りで少しずつポジションを落として集団中頃〜後方の20番手くらいで下りをこなす。登りに切り替わる手前の下りでスピードをのせて、登りに入ったところで一気にポジションをあげて10番手くらいにつく。今日は誰もペースをあげないのかな・・・と思いきや、橋詰(父)選手が飛び出していたみたい。

木、金、土、とそこそこ走ってしまっていたので登りで足が重い。近くを走ってたダジャラーさんに「今日は駄目っす」宣言。レースを動かす何かをやれればいいやという方向にモチベーションを持っていく。さりげなくポジションをあげて、5,6番手くらいでスタート地点に戻る。ホームストレートのゆるやかな登りは逆風なので一列棒状。

登りがはじまると、3番手くらいにいた橋詰(子)選手が大外からダンシングでペースアップ。少し遅れて自分も飛び出す・・・と思ったら、橋詰(子)選手はすぐに腰を下ろす。「追わないの?」と声をかけて、そのままダンシングを続けて登りをクリア。後続勢もついてきた。足のありそうな黒ジャージの選手が前に出て、橋詰(子)選手、自分、と続いて下りをこなす。この動きで追走集団が12人くらいに絞られたので、今日はこの集団でゴールできればいいやと目標を設定。

黒ジャージの選手の先頭固定で長めの登りを淡々と登る。登りの終盤で逃げてた橋詰(父)選手を吸収。・・・と思ったら、足のある橋詰(子)選手、黒ジャージ、カラフルジャージの選手が3人で飛び出す。押さえる動きをしていた橋詰(父)をパスしてペースを上げるものの、足がないので追いつけずに下りに入る。ここでも差を縮めることができないまま3周目に突入。

3周目一発目の登りは集団から離れそうになりながらこらえて走行。例によって登り手前の区間でスピードを乗せて、集団のケツに復帰。・・・と思ったら、長めの登りでペースが上がらず千切れる。下りで踏む&ゴール前の登りもダンシングでペースアップしたものの集団復帰はできなかったので、4周目は淡々と自分のペースで走ってゴール。多分12位くらい。結局勝ったのは単独で飛び出した橋詰(子)選手。ダジャラーさんは追走集団を引かされた挙げ句にゴールで刺されて7,8位に終わったみたい。

今日の反省点としては、

- ウェットな下りでブレーキかけすぎてしまった
-> 安全走行に徹したといえばその通りだったけど、もう少しビビらずに余裕をもって走れないといけません。
- 2周目の後半、先頭集団を追うために足を使い過ぎた。
-> 集団に残ることを優先するのであれば、足のあるメンバーを追わずに足は残しておくべきだった

ってなところ。
冷たい雨の降るレースは大苦手で、2008年末のTOKYOエンデューロ(1時間も走らずにDNF)、2009年のしらびそ(酷いパフォーマンス)、そして今回、と駄目パターンができてしまった。

今日は試走の時点でケイデンスのマグネットが外れていることに気づき、レース開始後は正しい心拍数が出力されず、高度計/斜度計もおかしな数値になっていたのでオタクサイクリスト的には残念なデータしか取れなかった・・・。似たようなコンディションのしらびその時も高度計がイカれていたので、持ち主と同じように冷たい雨に弱いのかも?

自慢できないラップタイムは以下の通り。

10:32
10:27
11:04
11:52

**

レース後は震える身体にむち打って車まで戻り、自転車を解体&着替えて帰宅。レース前は「終わったらどこか走りに行きましょうか」なんて話していたのだけど、そんな余裕は一切なかったので亀石峠を超えて帰途につく。

途中、磯舟ホテルに併設されたあじろ食堂に立ち寄ってランチ。ちょっと高いけど、ここの食事は悪くない。日帰り温泉も併設されているので、温泉に入るのもアリだったかも。

津波警報のせいで海沿いの道が混みそうだったので、伊豆スカイライン〜ターンパイク経由で帰宅。濃霧のスカイラインを超えた先、大観山の休憩所あたりでは展望が開けて芦ノ湖と富士山の展望が素晴らしかった。このあたりは前々から走ろうと計画していながら走ったことないので、今年こそ足を運びたいものです。

2010年03月14日

JCRC #1 川越

JCRC 第一戦の川越へ。

JCRCは初参加なのでX2で出走。
Xクラスは1.5kmx8周=12kmで、ポイントレースではなくゴールの先着順のみ。

結果は8位。
メイン集団のお尻にくっついてゴール。
悔しいけど、今の実力はこんなもんってことみたいですな。

**

X2クラスのスタートは7:30。早い!
渋谷で始発をつかまえて輪行し、6:40頃に現地着。
試走兼アップってことで3,4周走る。スタート地点の先のコーナーが少しタイトだけど、埼玉クリテの洗礼を受けている身としては特に難しさは感じない。道も広めだし、概ね走りやすいコースだなーという印象。

レース前にニャロメさん、キャス兄あたりに会ったのでお喋り。ニャロメさんには色々とアドバイスもらえて助かった(生かせなかったけど・・・)。

今日の機材はTIME VX-Elite+Ksyrium SL。
冬用インナーの上に長袖ジャージ、ショーツ+パッドなしタイツという服装で、オーバーシューズ、スカルキャップはなし。

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レースの内容は以下の通り。

2列目からスタート。
30人くらいいる参加者中、10番手くらいのポジションをキープしてはじめの1,2周を消化。3周目か4周目あたり、集団中頃でまったり走ってたらホームストレートで3,4人が飛び出ていたので、ガツっと踏んで連結。6周目にも同じような状況で4人くらいの飛び出しに追いついたところ、後ろと50mくらい離れていたので前に出て牽引。サインを出しても代わってくれないので、ペースを落としてるうちに集団がくっつく。「このまま行きましょ−!」とか、もっとアジっておけばよかった・・・。この時点までで、自然と12,3人くらいまでリストラが進んでた。

ペースが上がり始めた7周目は足を溜め気味にして10番手くらいまで落とす。このあたりの周回で1人が飛び出していたのだけど、泳がせた結果8周目で吸収(?)。最終周の8周目は、バックストレートでもポジションを上げられないまま進行。これが大失敗・・・。テニスコートのあるストレートでペースが一気に上がったタイミングで前走者が中切れ。スプリント態勢に入ろうとしている集団に、足を使って食らいつく。最終コーナーを立ち上がった時点で少し離れていたのが致命的で、最後にLEGONジャージの人をかわしてゴール。

後で話を聞いたら、8周目に飛び出ていた人がいたようで、この人がメイン集団に10秒くらい差をつけて勝利してたみたい。今日の作戦は「強そうな逃げができそうだったら乗る」or「集団スプリントになったら、最後の最後まで我慢してから飛び出す」だったのだけど、前者がうまくいかず、後者もポジショニングがうまくできずに失敗。反省点の多いレースでありました・・・。スプリントは奥が深い。

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レース後は知り合いの皆様とお喋りをし、リザルトを確認してから埼玉界隈のレーサーが練習場所にしているという、物見山へサイクリング。

物見山の周回ルートは話に聞いていた通りナイスなトレーニングコース。高速ダウンヒルあり、10%近い登りあり、緩斜面あり、アップダウンあり・・・と変化に富んでる。こういうところで強いメンバーと追いかけっこしたら自然と強くなるよなぁ・・・。家から30分、せめて1時間のところにこれが欲しい。

一旦会場に戻って荷物をピックアップ。
ちょうどキャス兄のレースが終わったところで、ゴールシーンだけ見れた。序盤にポイントが獲れたみたいだけど、後半はうまく絡めなかったみたい。

お腹がすいたので、川越駅に戻りつつ適当に食事をして輪行で帰宅。
土曜、日曜と自転車だらけの週末でした。

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昨年末からちょこちょこレースに出てきて、色々と課題が見えてきた。

ヒルクライムは単純な力勝負だけど、速度変化への対応や走行技術、駆け引きなんかも含めて必要になるロードレースは、同じ自転車競技とはいえ求められる能力が大きく違う種目だと思う。

なんといっても、今の自分がロードレースを戦うのに足りてないのは高負荷域のリピート力。ヒルクライムメインでトレーニングしてるってこともあるけど、ロードレースの速度の変化に対応するには3-5分くらいのソリアを練習に取り入れていかないといけません。

今年の大目標としてメジャーヒルクライム大会で結果を残す・・・ってのがあったけど、ちょっと軌道修正してロードレースで戦う能力も伸ばすことにしよう。二兎追うものは・・・なことにならないように注意しつつ。

自分の目指すスタイルはベッティーニ。
大柄スプリンターとの真っ向勝負では負けるけど、登りもある程度こなせてアタックで自分の有利な展開を作れるようなレーサーになれたらよいな。

あとは機材。
VX-Eliteはフレームもハンドル周りも柔らかくって、スプリント系のレースではいけてないのは分かってたのだけど、落車リスクを恐れてExtreme-Powerは出し惜しみしてしまった。機材があーだったらこーだったとか言い訳するのはカッコワルイので、これからのレースでは基本出し惜しみナシでいこう。VX-Eliteはあくまで練習用or悪コンディション用ってことで。

2010年03月21日

JCRC #2 日本CSC

JCRC第二戦@日本CSCに出場。
先日の第一戦@川越の結果からEクラスに配属されていたので、修善寺の順周りコースを2周。


(写真提供:ダジャラーさん。感謝!)

結果は1位。
狙い通りの走りをして、ほぼ狙い通りの展開に持っていくことができた。

機材はVX-Elite+Ksyrium SL。
土曜日の夜から酷い天気で、日曜日も午前中は怪しいなーと思っていたら、8時頃にはもう青空で路面はドライ。狂ったような西風が吹いていて、緩やかな下りのホームストレートが強烈な逆風だったのには参りました・・・。

服装は冬用インナーに長袖チームジャージ。今年初めて着用の(内側には着てたりしてたけど)ビブショーツ。暖かかったので、それ以外の防寒着はなし。

今回も長津田からダジャラーさんカーに乗せてもらい修善寺へ。受付を済ませてから軽くアップをし、ダジャラーさんのレースを観戦。一周目は先頭集団と一緒に戻ってきたものの、2周目以降で厳しくなって順位を落としてしまう結果。最近乗ってなかったらしいので、調子が悪かったようだ。

しばらくしてから自分の出番。
今日の作戦は、

1. 何よりもまず入賞(6位以上)を優先
2. 1周目は徹底的に動かず、2周目も最後の登りまではセーブして、チャンスがあったら飛び出す

という感じ。
順周りは初めてで時間の都合から試走もできていなかったので、とにかく冷静に落ち着いたレース運びをすることを心がけた。

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2列目くらいからスタート。
はじめはみんな元気なので、逆風の中をモリモリ踏んでいくのでまったりついていく。下り始めた際に前から突風が来て、前走者がフラついて恐ろしい。1号橋の先の登りは比較的短いし斜度もないので、集団が大きいまま展開。みんなまだ元気に踏んでいくので、これまたまったり30位くらいのポジションをキープ。

登り切って下りはじめると速度が乗る。前方で中切れ気味になっていたので繋ぎたかったのだけど、左右とも詰まっていたのでそのままにしておく。下り切るところで踏む&低いポジションで速度を維持して登りへ移行。25,6番手くらいで登り始めてじわじわポジションを上げる。順周りコースの鍵となる2号橋の先の登りは二段階に分かれているのだけど、一段目の最後にガツンと登る箇所があって、ここはダンシングでクリア。前方50mくらいにokadamanの人が飛び出していて、それを追いかける5人くらいのグループに合流。二段目の登りでも無理はせず2番手で追走。

登り切ったところで周りを見ると追走グループの顔ぶれは変化なし。前走者&隣にいたのが軽量級の選手だったので、ホームストレートに入ってからかわして前に出る。ゴリゴリ踏んで後ろを引き離して、あわよくば先行者に追いついて二人で逃げようという作戦。ホームストレートを終えて下りに入るあたりで少し離すことができたけど、先行者もペースダウンしていてすぐに捉まえられそうな距離。1号橋を渡った先の登りで後ろを見ると、凄い勢いで追ってくるのが見えたので力を抜く。追ってきた人に前を引いてもらってokadamanの人を吸収。牽制気味な展開になって、登りのペースが落ちる。登り切って、下り始めると後ろから何人か追いついたようで集団が14,5人に膨れ上がってる。これはオイシクない展開なのでなんとかせねば、と思う。

3,4番手のポジションをキープして登りを開始。すぐに赤黒ジャージの選手がアタックして抜け出すものの、ちょっと早いかなーと思ったので見逃す。一段目の最後にガツンと登る箇所のあたりでペースダウンして落ちてきたので吸収。自然とまた5,6名の先行グループになっていたので、「とりあえず、この集団でゴールすれば入賞できるな」とセコいことを考えだす。周りのメンバーを観察すると余裕がなさそうなのが分かったので、二段目の登りの山頂手前で思いっきり踏んで飛び出す。反応がなかったのでそのまま下り、ホームストレートを独走して勝利。

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今回勝てたのは、なんといってもウィンターロードでの経験が大きい。自分よりクライム能力のあるメンバーを相手にした時に「いかに無駄足を使わないか」ということを徹底的に考えさせられて、今回はほとんど無駄足を使うことなく1周目を走り切れた。2周目も登りのはじめからアタックをかけることを考えていたのだけど、1周目を走った感触から最後までもたないことが分かったので、山頂手前で飛び出す作戦に切り替えてうまくいった。

今回レース後に思い出したのは、Tim Krabbeの小説"The Rider"に出てくる"レースとは、自分の皿をはじめる前に相手の皿をきれいになめ尽くすこと"という言葉の正しさ。ある程度脚力が同じメンバーでレースをした場合、勝敗を分けるのは「ちょっとの脚の差」ではなくて「最後まで脚を残したか否か」であることを痛感した。

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レース後はちょこちょこお喋りしたりしてから表彰式で景品をいただき、会社の山岳部の先輩のI井さん宅@裾野へサイクリング。ほぼ追い風だったので、LSDペースで1時間+ヒルクライム10分で到着。

パソコンの動作がおせーってことでゲットしておいたメモリーを増設してアップグレード完了。ヘルシーパーク裾野で汗を流し、三島の「本町うなよし」で上うな丼。ここは大衆っぽい雰囲気とボリューミーなうな丼が見事にマッチしていて大変ナイス。桜屋よりも味は濃いめで、うなぎももっちりしている感じ。これで「三島うなぎ四傑」のうち三つまでを制覇。残すは「元祖うなよし」のみ!

I井さん夫婦とまったりおしゃべりしてから、三島から新幹線輪行して帰宅した。

2010年04月04日

第35回チャレンジサイクルロードレース

日曜日はJCF主催のチャレンジロード@修善寺に参戦。

未登録の年齢別カテゴリー(B4)で、修善寺の順周りを5周。
結果は最終周の秀峰亭の登りでチギれて18位くらい。

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金曜日からロンドンの姉夫婦&4ヶ月のベイビーちゃんがうちに泊まっていて、レースの応援に来てくれることになったのでレンタカーで出発。バギーも積んでこうってことで大き目の車をお願いしたらステップワゴンになった。車内がスペイシーなのはいいけど、東京の狭い道を大きめな車で走るのはしんどいことがよくわかった・・・。

7時頃に家を出発。
行きは自分が運転。小田厚道路に乗り損ねたので東名を沼津まで行き、伊豆縦貫道、伊豆中央道あたりを使って9:30にCSC着。登録&準備を済ませてウォームアップ・・・と思ったら左太ももが異様に張ってる。足を伸ばすとピキピキきて、ウォームアップで強度を上げたらキリキリ痛む。走り続けてたらでん部にも痛みが出てきた。

左足でペダリングできないほど本格的に痛むので、自転車を降りてストレッチ。シリアスな故障に繋がるのが怖いのでDNSと覚悟を決め、スタートライン近くの姉夫婦にその旨を伝えてから医務室へ。「足と尻が張ってて痛む」と伝えると、冷やしたのがいけないってことでホッカイロと毛布で暖めてくれる。「なんとかなるわよ、出てみなさい」という言葉に励まされて、「1周走って戻ってくればいいや」と出走5分前に医務室を出てスタートラインへ向かう。

今日の装備はExtreme-Power+Powertapホイール。
上が冬用インナーに長袖ジャージ、下がビブショーツという服装。思ってたより気温が低かったので、レース前まで暖かい格好にしておいたほうがよかったみたい。

事前にチェックしたメンバー表によると、2年連続で勝ってる(その前も勝ってるかも?)チームWADAのM柳さんが明らかに強そう。去年の乗鞍のチャンピオンクラスで7位なので、よっしーさんやT岡さんよりもクライム能力があるってことみたい。その他にも強そうな人が何人かいたので、周回を重ねていった後のリストラにできるだけ最後まで耐えて、運がよければ入賞できるかな・・・という気持ち。

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以下、覚えてる限りのレース内容:

並ぶのが遅れたので最後尾スタート。一号橋まではバイク先導なのでまったりペースで、その先は登りを使ってじわじわポジションを上げて20-30番手くらいをキープ。レースが始まってしまうと痛みは気にならなくなって、いつもと変わらない感じで走れている。

はじめの2周は動きもなかったので淡々と同じようなポジションを維持。ナルシマやオーベスト、それに何人かの固定メンバーが集団前方で目を光らしている。自然とリストラが進んで2周目終了時までに30人くらいまで集団が縮小してた。3周目の秀峰亭の登りで前の人のバイクが自分と同じExtreme-PowerのSTITカラーなのを発見したので、「同じカラーっすね、珍しいっすね」とウザったく声をかける(すみません)。

この登りでクルクル回していたら集団前方に出てしまったので、先頭で一旦下り、長者が原の登りへ。赤ジャージの選手が飛び出したので、ダンシングでゴリっと踏んで合流。すぐに後ろも追ってきたので有効な差はつけられず下りへ。この動きで無駄な力を使ったのは結果的に失敗・・・。3,4番手くらいでホームストレートを通過して4周目へ。

1号橋を越えた先の登りでM柳さんがペースアップして抜け出す。みな「追わなきゃ」とは思っているのだろうけど、じわじわと差が開いてそのまま下りへ突入。2,3人が飛び出して追走して、その後ろに20人前後の集団が続く形。自分も追いたかったけど、さっきのアタックへの反応の影響もあってかペースがあげられない。

秀峰亭の登りは集団の後方で耐える。追走モードでペースが上がってるのでキツい。長者が原を上りきって、集団のお尻にヒラヒラして、ラストラップの5周目へ。1号橋の先の登りは根性でクリアして、下りではできるだけ足を休ませる。追走組は全員集団に戻っていて、M柳さんは視界には入ってるけど集団との差をうまくコントロールしている感じ。秀峰亭の登りに入ると勝負モードに入った集団のペースがさらに上がり、斜度がキツくなったところであっけなく千切れる・・・。

そこから先は完全にサイクリングペース。後方から追い上げてくる選手には気づいていたのだけど、そのまままったり走り続けてたらあっけなくゴールラインでさされた(根性なし>自分)。

1: 9:27 240W 164bpm 95rpm
2: 9:21 222W 172bpm 96rpm
3: 9:03 253W 175bpm 98rpm
4: 8:59 250W 176bpm 97rpm
5: 9:27 228W 173bpm 96rpm

Total: 46:16 239W 172bpm 96rpm

**

3周目の時点で20人くらい残ってたので、もう少し絞れたらいいなーとは思っていたのだけど、自分が絞られる側になるとはなんとも情けない話。純粋なクライム能力よりも、高強度のインターバル能力が足りてないなーという気がした。あと、強いモチベーションをもって集中していないと、ギリギリの状況になった時に頑張れないなーということも痛感。

それにしても、B-4カテゴリーで最後まで20人近い集団が残るとは思ってなかった。3周目以降はある程度安定した走力&経験のあるメンバーしか残っていなかったので、登りも下りも安心して走ることができた。前半戦は密集した集団で登ってる最中に、前に出ようとして狭いところに入っていこうとして危ない目に遭ってるケースが散見されたけど、落車には至らなかったのが幸い。修善寺は道も広いし路面もよいので安心してレースができるのがよいです。

このレベルのレースで戦うために必要なものが見えてきた。来年は最後までレースに絡めるように頑張ろう。

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トライアスリートな姉の旦那(イギリス人)も、日本のロードレースの風景(「すげぇ、みんなカーボンだよ」)を楽しんでくれたみたい。9月にモンヴァントゥーの麓のコテッジを借りてるらしいので、もしかしたら一緒に走りに行ける・・・かも。

渋滞につかまるのがいやだったので、さっさとCSCを後にして帰宅。レース後にまったりしてたらまた足が痛くなってきたので、医者に見てもらったほうがよさそう。

帰宅後はイギリスに移住を計画している同級生のN藤君夫妻を招いて自宅で食事。イギリスの話、小・中学校時代の話、フランスのワールドカップで偶然会った話などなど、楽しい時を過ごせた。姉の旦那は月曜日にUKへ戻り、姉&ベイビーは両親の家に戻るので、バック・トゥ・一人暮らし。今週はレースがないので、しっかりマイレージを稼いでヒルクライムシーズンに備えることにしよう。

2010年04月19日

第24回 ツール・ド・八ヶ岳

週末はツール・ド・八ヶ岳に参加。

本当は土曜日にJCRC第三戦@群馬CSCに出て、そのまま佐久周辺に泊まってツール・ド・八ヶ岳に参加・・・のはずが、金曜日から土曜日にかけての雪でJCRCが中止になったので、ツール・ド・八ヶ岳のみの参加となった。

・・・で、結果は男子B(26-30)で8位。
目の前にぶら下がってた入賞をみすみす逃す展開の、大変悔しいレースでありました。

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金曜日の時点でコンディションが悪そうなのが分かっていたので、群馬はKsyrium SL、八ヶ岳はF2Rにすることにして準備しておく。

今回も例によってダジャラーさんカーに乗せてもらうおんぶにだっこ計画で、土曜日は5:30頃に家でピックアップしてもらう約束。5:20頃にJCRCのウェブページを覗くと「中止」とあったので、ダジャラーさんと家で少しまったりしてから出発。Ksyrium SLはいらなくなったので、ホイールはF2Rのみを持参した。

川越の先のICから関越にのっていくと、雪のついた妙義山がかっこいい。横川SAで釜飯をゲットしてレース会場を目指す。去年Attack! 299で登ったなーとか思いながら麦草峠へ向かう角を折れて進んでいくと、スタート地点周辺によっしーさん発見。お先に受付会場のスキー場へ到着して釜飯でランチ。

受付を済ませてチップをつけて試走へ。
一旦スタート地点まで下っていくと・・・寒い!溶けた雪で道路はビチャビチャでバイクが泥だらけになってしまう。気を取り直してスタートして、スキー場の上の通行止め部分まで走って試走終了。気温は低いけど、登ってるときはそれなりに暖かいので下はショーツでもいけるかなーという感じ。

佐久平に移動して温泉つきの宿に宿泊。
ここは前に山登りに来たときに泊まったことあるなーと温泉に入ってて思い出した。10時前くらいに就寝。

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レース当日の日曜日は5:30に起床。天気は良好。
6:00に宿を出て6:45くらいにスキー場着。
バイクをセットアップして、完全防寒装備でスタート地点へ下る。

10分くらい登り坂でアップしてから荷物を預ける。
スタート地点周辺は日が照っていてポカポカでまだ気温が上がりそうだったので、上が冬用インナー+長袖ジャージ、下がビブショーツという割り切った格好でいくことにする。

ハーフクラス出場のよっしーさん、ヘビー級ではない(残念)K川さんと合流しておしゃべりしていると、並び始めたのでスタートライン付近へ。男子Bは男子Aと一緒のスタートの組で、2,3列目あたりのポジションをキープしておく。

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チャンピオンクラスに続いて自分達の組もスタート。
序盤は平坦基調なので、集団の10番手くらいのポジションを維持して淡々と走行。2km過ぎからはじまる7%+の登りで先頭周辺のメンバーが固定されてきて、3kmあたりから無理をしていたメンバーが中切れを起こすので、パスして先頭集団についていく。

昨日まで通行止めになっていた地点で集団は7,8人に絞られる。うち男子Aが2人なので、ギリギリ入賞圏内のポジション。黄色ジャージの人が少し飛び出す形で先頭。ハシケンさん、男子Aのチーム光の二人が黄色ジャージさんを追走していく。このあたりから集団のペースがあがって厳しくなったので、自分のペースに戻して単独で淡々と走る。

しばらくすると、後ろから同カテゴリーのの選手(235番)が来たのでうしろにつかせてもらう。余裕のあるフォームとペダリングなので、自分より一枚上手かなという印象。前から落ちてきた299番さんも合流してしばらく3人組で進む。男子Cで三番手の選手(500番台)に235番さんがついたので若干ペースアップ。

10km地点で左側に谷を渡るあたりで二人から離れる。ここで無理をしてでもついていかなかったのは失敗。後ろの299番さんも厳しそうだけど、短い平坦区間で自分を射出台にしてパスしていく。この先、ハーフクラスのゴールまではずっと前の三人を視界に捉えたまま進行。平坦区間では偽TTポジションで速度を稼ぐ。

ハーフクラスのゴールのあたりで男子Cの四番手の選手(ナルシマの人)がパスしていく。このあたりから気温がググッと落ちて、足が回らなくなってくる。心拍数も定常的に160台。ちょうど入賞圏外のポジション(7位)で、前の三人が視界からなくなったのでモチベーションもダウン。

残り5kmくらいのクネクネした登りで後ろから来たsynergyの人(I上さん?)が「一緒にいきましょう」と声をかけてくれたのでしばらくついていくものの、300mくらいで離れる。さらにfitteの選手(男子C)が「後ろどうぞ」と言ってくれたので頑張ってついていく。TREKのフレームに見覚えがあったので、「ウィンターロードでクラスBに出てました?」と聞くと「はい」との答え。ってことは、第一戦で入賞できたときに自分を牽引してくれたF岡さんだ。「男子Cは前に6,7人いるけど、視界に入ってる1人か2人を抜けば入賞っす」と情報提供。さらに恩返しのつもりで自分が前に出てペースアップ。

斜度が緩くなったところで頑張って上げて、男子Cのイナーメの選手と男子Aの選手に合流。「前行ってー」のサインをすると「もう駄目かも」との答えだけど、しばらくするとダンシングで抜け出していく。ここで恩返し作戦は終了。自分のペースに戻して淡々と登っていく。もう足が回らなくなっていて、ヘロヘロなペース。残り1kmくらいのところで男子Bの選手がよいペースが抜かしていったので反応しようとしたけどできず、そのままゴール。結局この選手が6位に入っていたので、実は235番さんがすぐ近くまで落ちてきていたみたい・・・。

というわけで、結果は8位。
1:12:45 168bpm 88rpm

ついていくべきところでついていけず、単独で前が見えなかった中盤〜終盤でペースダウンしてしまい、さらに最後の最後でペースアップできなかったのが失敗。あと、後半から露出していた脚が冷えてしまったのもよくなかった。fitteのF岡さんが無事入賞していたので、恩返しができたと思うと嬉しい。

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ゴール後はCBメンバーで集合してお喋り。結局、フルコースのメンバーでは入賞はゼロ。「峠の熊さん」こと雨蛙さんはトイレに行ってたおかげで最後尾からのスタートだったそう・・・もったいない!。スキー場まで下って参加したCBメンバー全員(8人)で揃って豚汁をいただき、集合写真を撮影。ここまでチームメンバーが集まる機会は少ないのでよい機会。

P4182275.jpg

表彰式、じゃんけん大会と、最後まで大会を楽しませてもらってから解散して帰途についた。まったりした草津の雰囲気も好きだけど、規模の割にアットホームな雰囲気で、より濃いメンバーが集まってガシガシレースする八ヶ岳もよいなーと思った。


(結局、帰りがけにも釜飯を食べた。どんだけ好きなのよ・・・。)

同乗させてもらったダジャラーさんにはお世話になりました。
ありがとうございました!

2010年04月25日

第五回表富士自転車登山競走大会

表富士ヒルクライムに参加。

結果はU-30カテゴリーで7位。
入賞こそできたものの、満足できる走りではなかった・・・。

1位以外はビリと同じ!志を高くして精進・精進。

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ヒルクライムで遠征ばっかりしてるのもアレだなーと、この週末は三峰ヒルクライムへの参加を考えていたのだけど、KOHさんの会社の別荘@御殿場が使えるってことで参加を決定した大会。BearBellメンバー4人で別荘にお邪魔してレースに臨んだ。

土曜日はコオさんに車でピックアップしてもらい、富士山方面へ移動。東京周辺はよい天気だったものの、富士山に近づくにつれて雲が多くなり、途中からは雨がポツポツ。受付会場の神社に遅れて到着してpmaさんと合流。受付を済ませて、ちょっぴり寂しげな会場を後にして富士宮焼きそばを食べて宿へ移動。コースを下見にいったキャス兄情報によると、上の方は雪が降っているとのことで、昨年と同じように開催中止になるのでは・・・と心配になる。

富士サファリパーク周辺の宿に荷物を置き、裾野ヘルシーパークで温泉に入って食事。ここは富士登山の帰りによく寄るのだけど、新しくて安くてよい施設。食事も良心的な値段で悪くない。宿に戻ってくつろいでいると、7時間から4時間に短縮された富士チャレXの混合チームエンデューロで優勝したばかりのダジャラーさんが合流。土産話を肴にティータイム。10時前くらいに就寝。

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6時頃に起きて朝食を摂り、7時頃に宿を出発。
今日はスカッと爽やかな快晴なので、大会が中止になってサイクリングのほうが楽しいかもーなぞと不謹慎な会話を交わす。
7:30過ぎに会場に到着すると、すでに車がいっぱい。
機材をセットアップして、着替えてからアップを済ませる。

服装については悩んだ挙げ句、八ヶ岳の教訓を生かすことにして下をロングタイツにすることにした。上は例によって冬用インナーと長袖ジャージ。

駐車場のある2合目は予想以上に暖かくて、太陽光が出ている時は「半袖+ショーツでもいけちゃうかも?」と思えるくらい。ウォームアップは持参したローラー台を利用。そういえば、ローラー台でアップするのは今回がはじめて・・・。しばらくゆるゆる走ってから心拍数を170bpmまで上げて、12,3分の短いアップを終了。このアップは(恐らく)失敗。

9:15から整列開始ってことで、先頭ポジションを確保。表富士は個人TTだとばかり思っていたのだけど、数日前になってマスドスタートであることを知ったので、できるだけ前の方からスタートしようと思ってた。整列後のライダーズミーティングで、コースが短縮されることが告げられる。やはり、氷点下の5合目付近は凍結で安全が確保できなかったようだ・・・。

整列開始からスタートまで1時間半くらいあるので、薄手のウィンドブレーカーを装備して待機。スタートグループごとに駐車場からスタート地点に移動して、5分間隔でスタートしていく。ラストミニッツのトイレを済ませて最前列からスタート。KOHさんと一緒に並んでいたので、自転車を一緒に動かしてもらえたりしてとても助かった。

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最前列からスタート。

タマキひろしさんの知り合いのタマレンジャーの若者が強いと聞いていたのだけど、登り坂スタートの直後からガンガンいく。ローテっぽい雰囲気になって二番手で静観していたら大きく車体を振る合図をもらったので仕方なく引く。「すまん、おじさんはもう一杯一杯なのよ・・・」。ちょっと行ったところで先頭グループは早くも10人くらいまでに絞られる。

自分は息が上がってるのに心拍数が170bpm以上に上がらず、リミッターがかかってる感じ。前を引いたKOHさんの下がり際に声をかけると辛そう。デュアスロンジャージをつけたF崎さんがガンガン踏んで飛び出した形で自分が三番手だったので、辛そうな前走者をかわして追いかける・・・けど、捕まえられる気がしなかったので合図して後ろの人にいってもらう。

この動きの後で先頭の6人から離れてしまい、2km地点過ぎから早くも一人旅。集団から落ちて来た人がいたので、その人を目印にしながら淡々と走っていく。曲がり角を左折してしばらく行くと、後ろから同カテゴリーのCSCジャージの選手がついてくる。ジワジワとペースをあげて前走者の選手をかわして6位ポジションに返り咲き。・・・と思ったら、ついてきたCSCジャージの人がゴリゴリと踏み始めて離される・・・。これで7番手。

淡々と前から落ちてくる別カテゴリーの人を抜いていくものの、心拍数が上がらなくてシッティングでもダンシングでもパワーが出ない。15分過ぎくらいでガツガツダンシングしたらようやく心拍数が175bpmまで上がって調子が出てくる。平地では疑似TTポジションでスピードをのせる。

短縮語のコースは12kmくらいと思っていたのだけど、Garminの9.5km地点で写真撮影ポイントのお兄ちゃんが「あと2km」と言っていたので、11.5kmくらいかなーと走行距離を下方修正。ダンシングでガンガン踏むと、心拍数が178bpmくらいまで上がる。ようやく調子が上がってきた・・・。

すぐ先の写真撮影ポイントでおねえちゃんが「残り200m!」というので、思わず「ほんとー?」と返すと「ほんとー」と返ってくる。ようやく7%くらいの登りでもペダルが軽く感じられて来たところなのに・・・。右側車線に下山待機中の選手が1人見えたので「ほんとにゴールなのかい!」と脱力感を感じながらゴール。結局手元のGarminでの距離は10.45kmくらいだった。

10.45km 38:13 170bpm 86rpm

八ヶ岳に続いてのヒルクライムだけど、やっぱり寒いのは苦手かなーという印象。普段なら心拍数180+まで簡単に上がるので、そこまで上げないように腐心するところなのだけど、今回は心拍数が上がらなくて序盤にペースがあげられず大変だった。どうやら自分の場合、アップはは実走&短時間でダンシングでちゃっちゃか180bpmくらいまで上げておいたほうがよいみたい。

あと、ロードレースばかり走ってるうちに、ヒルクライムでの「自分との闘い」が極端に苦手になっているように感じた。そうは言っても今年は既に夏のヒルクライムに多数エントリーしてしまっているので、今からでもヒルクライムの走り方を思い出さないといけませんね・・・。

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ゴール地点ではBearBellメンバーでお喋り。
U35カテゴリーはみんなで競り合って面白い展開になったみたい。
結局、今回の勝者は7位入賞のタマキひろしさん。昨日極寒のFISCOを走ってたダジャラーさんは、ラストでシンボーさんに抜かれて9位とのこと。スタート前からやたらと心拍数が高かったKOHさんと、アップ装備が十分ではなかったpmaさんは満足する走りができなかったみたい。この時期のヒルクライムは寒さとか色んな要素が絡むので、難しく考えることはないでしょう。

自転車をたたんで食堂でランチ。
カレーを食べてたら表彰式を逃しそうになったところをキャスバル兄さんに教えてもらえて助かった!賞状と副賞を受け取り、タマキひろしさんの表彰の後はすぐに会場を後にして帰宅。

東名の渋滞に引っかかってしまったものの、割とまともな時間に東京に帰ってくることができた。
車&運転&宿で、KOHさんには大変お世話になりました。感謝!

2010年05月09日

第4回埼玉県自転車タイムトライアルロードレース

5/9は利根川の河川敷で行われる埼玉TTに参加。

出たのは未登録個人B(10km)と、未登録チームTT(20km)。
自分がTTerじゃないのは百も承知なので、個人ではアベレージ40kphを目標にして、チームTTでは10位以内くらいに入れればよいかなーという意識で臨んだ。

結果、個人は38.5kphで平凡なタイム。
チームTTはラスト500mで自分が千切れてしまったものの、41kph+のアベレージで10位(3人中2着のタイムが反映される)。一旦下流側に下ってから上流側に上り返すのだけど、今日は北風が強くて帰路の逆風がキツかった・・・。

機材はExtreme-Power+WH-7850-C50-TUに、3Tのクリップオンバー。
サドルを前に出す&上げてTT向けのポジションにすることも考えていたのだけど、セッティングを試すチャンスがなくて、本番だけ変えて怪我したりすると嫌だったのでいつも通りのポジションで。

中目黒から栗橋まで輪行し、会場まで12,3km走って8:00過ぎに到着。会場に向かう途中、田植えを終えたばかりの田んぼが続くのんびりした風景に大いに癒される。受付に並んでいるとダジャさんやnaoさん、それにニャロメさんに会ったのでお喋り。今日は天気がよくて絶好のサイクリング日和・・・だけど、風が強いのが心配。

登録の部の観戦をしていると、行きを物凄い速度でかっ飛ばしていた人も帰りは必死の形相で逆風と闘っているのがよく分かる。TTバイクをしっかり乗りこなしている人は、低いポジションでしっかりパワーをかけるペダリングができていて端から見ていて格好よい。


(cicli HIDEの○山さん。フォームがかっこいい&うまく撮れたのでなぜか掲載)

今日の写真はこちらに置いておいたので、(主に)登録選手で出ていた人は煮るなり焼くなりご自由にどうぞ。

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しばらくしてから自分の出番。
スタート時は緊張したけど、一旦走り出してからはそこそこ冷静に走ることができた。真後ろに去年2位に入ってたパインヒルズのN沼さんがいたので、途中で抜かれたらできるだけ頑張ってついていこーというのがひとつの作戦。

往路は追い風なので、心拍数174bpm固定で48-54kphくらい出る。折り返した時点でのアベレージは50kphにのっていたと思う。復路に入ると一気に速度域が変わって32,3kphくらいまで落ちる。心拍数は180bpm固定。折り返して500m行ったところで早くもN沼さんに抜かれる。しばらく視界に捉えていたけど、かすかな登り(1%)になったあたりでペースダウンして見失う。

前半で稼いだアベレージ速度をジリジリ失い続けて、残り1kmくらいでついに40kphを切る。ムキー!悔しい!!・・・と思いながら最後の200mはダンシングでスプリント・・・したけど、全然速度は上がらないままゴール。それだけギリギリに追い込んだ状態で走れてたってことらしい。

10km/15:31/175bpm/99rpm

チームCBではマスターの部でK川さんが勝利。6番手くらいのスタートで全員ぶち抜いて戻って来たらしい・・・。恐ろしい。個人の部の表彰式、昼食を済ませていよいよチームTTの部のはじまりはじまり。

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未登録チームのメンバーはmiyaiさん、ダジャさん、自分の3人。
3人とも終わったばかりの個人TTのタイムが10秒以内にまとまっているほどに足が揃っているので、じゃんけんで順番を決めて、適当に作戦を練ってからスタート。順番は、miyaiさん、ダジャさん、自分。

往路は追い風なので、足を使いすぎない程度にスピードを乗せてタイムを稼ぐ。ローテーションは順調。みな、交代するタイミングに癖があったりするけど、そのあたりは走りながら慣れていって対処。途中、前走グループを抜く時に自分が長く引き過ぎてしまい、そのあとが一気にキツくなる。ここで千切れるわけにはいかないので、必死でくらいついて集中して回復。

ダジャさんが高回転でくるくる回していて、miyaiさんが低回転でゴリゴリ踏んでる印象。折り返したところで「まず2,3kmは上げすぎないように様子見て行きましょう」と声をかけて逆風の中を突き進んで行く。単独の時は32,3kphだったけど、3人のローテだと35,6kphくらい出せていてよい感じ。二人は少し余裕ありそうで、自分はけっこうヤバ目。途中、ヘタレ的視点からローテの注文をつけたりしつつ残り2kmへ。

「残り2km!」の声が飛ぶと自然と速度が上がる。37,8kphくらい。残り1kmくらいで「もう自分はこれで最後かもな」と思って長めに引く。後ろに下がっていくとmiyaiさんが「上げるよ!」の声と共にペースアップ。一旦後ろにつけたと思った次の瞬間には千切れかけていたので、残り500m地点で「千切れます!」とシャウトして二人を見送る。切れた途端に足からシュワシュワ音がしてペースダウン。ヘロヘロになりながらゴール。

20km/29:11/175bpm/96rpm

三人とも力を出し切れたようので、チームTTの走りとしてはとてもうまくいったと思う。3人がもう一段ずつパワーアップすれば、入賞のラインも見えてくるかな。チームCB的には、登録チームが5位入賞。さすがです。

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(イナーメ勢はカジさんが出てなくて、T岡さんとまこっちさんの二人組。でも4位(たしか)。すごい。)

平地TTは機材、ポジションの面でいじくりがいがありそうだし、ロードレースのような落車リスクも少ないし、圧倒的なスピード感を楽しめるし・・・と、これはこれで競技としてアリだなーと思った。特にチームTTは高度な作戦や走り方が要求されるあたりが魅力。

TTバイクは色んな意味で「男のロマン」だと思うのだけど、これにハマってしまう気持ちも理解できるなーという感じ。やっぱり、ロードのポジションとTTのポジションは全然違うし、なによりもかっこいいのがよいですね。

当面そっち方面に進むつもりはないけど、トライアスロンに手を出すことになったら喜び勇んでTTバイクを新調することにしよう。

2010年05月23日

TOJ市民レース@大井埠頭

日本国内各所で行われているTour of Japan(プロツアー)の東京ステージ@大井埠頭の市民レースに参加。

チームメンバーのシマさんが近日中にアメリカに行ってしまうということで、是非このレースで気持ちよく勝って渡米してもらおうという機運がチーム内で高まり、JCRCのDクラスメンバーが2-Aカテゴリーに5名集結。当日の参加は4名になってしまったものの、チームでロードレースを走るという楽しい経験ができた。

結果は、いつも一緒に練習&レース参加してるダジャさんが優勝。
もう1人の参加者ariさんも見事入賞。
自分は後方支援部隊(笑)としてまったり集団ゴール。
肝心のシマさんは上位に絡めなかったものの、チームとして素晴らしい結果を残すことに成功。

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当日は予報通り雨。
ただし、心配していたような土砂降りではなくて、小雨程度。
もっと降るかと思ってたのでDNSを覚悟していたのだけど、朝の感じと天気予報から大丈夫そうなことが分かったので、普通に参加することにした。

前日に150kmの山岳サイクリングをこなしてしまったので、普通に展開に絡めなさそう。これからのシーズンも長いことだし、落車してモチベーションをなくすのも寂しいので、今日の目標を

- 安全第一で走る
- 雨天でのレース装備(@カーボンホイール)の走りに慣れる
- 何らかの形でチームメイトをアシストする

・・・といったあたりに設定。
機材はセカンドバイクのTIME VX-Eliteにすることも考えたのだけど、こういうところで出し惜しみしてるといつまでたっても本番のレース装備に慣れられないなと思ったので、Extreme-Power+WH-7850-C50。ギアはコンパクトに11-23。ブレーキシューはSwissstopのイエロー。

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自走でタラタラ走って受付を済ませ、ダジャさんと一緒にアップ&試走を兼ねて2周。道幅は広いけど、ところどころ路面が悪いのがいやらしい。一発目のUターンがスタート直後(陸橋の全然手前)であることを初めて知る。

メンバーで集まって軽くお喋り。
「前の方に展開しましょう」という話だったのだけど、自分はあえて集団後方に位置して、ラスト1周くらいに上がれたら上がりますと宣言しておく。

2-Aクラスの参加者は50-60名くらい。
コースの広さに比してメンバーは少なめ。

最前列からスタートして、Uターン箇所までまったりと先頭を引く。
Uターン後はじわじわポジションを落として、最後尾付近に落ち着く。
ペースはあんまり上がってなくて、2周目の途中までは心拍数が140bpm前半。180-200Wくらいの感覚でのまったりサイクリング。コーナーからの立ち上がりも、腰を浮かすことなく普通についていける。自分以外のチームCBメンバーは、みな集団前方に位置しているのが見える。

落車等もなく2周目後半に差し掛かったので、最終コーナーの手前のストレートで右側のスペースを使って一気に一番前まで上がる。50-60人の集団とはいえ、横に出ると風圧をもろに受けるので、前に上がるまでにそれなりに足を使う。シマさんが先頭を引いていたので、「頑張り過ぎちゃダメ!」と声をかけて、そのまま単独で抜け出す。

すぐに50mくらい差がつくものの、誰も追ってこない。
左コーナーを過ぎても後方から誰も来なかったので、踏むのをやめて集団に戻る。2人くらいがほんの少しだけ飛び出して踏んでいたので、陽動作戦の効果は少しだけあった・・・かな?

ラスト1周は再び集団後方に戻ってサイクリング。相変わらずペースが上がらないなー・・・と思っていたら、スタート後のUターンの後で後ろからバイクがやってきて「1分後スタートの組が後ろに迫っているので左側に寄れ」という。

そのままペースは上がらず、一発目の直角右コーナーのあとのストレートで後発組の集団にパスされる。集団のメンバーみな苦笑い。一旦レースがニュートラル化されてしまい、本物のサイクリングペースになる。

次の右折ポイントからレース再開。
2周目で前に出たストレートで前に上がろうとしたものの、右側のスペースにうまく出られず、最終コーナーの立ち上がりでも40番手くらい。この時点で上位に絡むのが無理だと分かったので、ちらほら落ちてくるメンバーをかわして少しずつポジションを上げて集団でゴール。

18.2km/26:50/148bpm/95rpm
(スタート時にボタンを押し忘れたので3km分の情報をロスト)

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ホームストレートで集団前方にCBメンバーが二人いるのが見えていたのだけど、ダジャさんが優勝と聞いて盛り上がる。ここは表彰台がプロ仕様なのが何といっても素晴らしい。応援しに来てくれたK川さんからも喜びの声を聞こえてくる。

雨脚が強くなっていたので、乾いた服に着替えて「1時の表彰式に間に合えばまた着ます」ということにして一旦帰宅。お風呂入ってメシを食ったら眠くなってしまったので、そのままお昼寝してしまい、表彰式を見逃す・・・(すみません)。

展開にはあまり絡めなかったけど、チームとして一緒に走れて結果を出せたことが何といっても今日の大きな収穫だった。

ニャロメさんと話していて思ったのだけど、TOJの市民レースは完全フラットで距離が短いので逃げができる余地がないのがイマイチだと思う。みな「どうせ逃げても捕まるから」とハナから逃げようとしないので単調な展開になってしまいがち。もう少し距離を長くするか、ピリッとスパイスの効いた登り(陸橋を超えるのもアリ)があれば、展開が生まれやすくなるのではないかと思った。まぁ、その方が自分が勝てるからなんですけど・・・ね。

2010年06月06日

Mt. 富士ヒルクライム 2010

昨年に引き続き、Mt. 富士ヒルクライムに参加。

結果は1:06:22で、男子30-34カテゴリー8位。
メジャーヒルクライム大会で入賞という目標を達成。

昨年のタイムが1:10だったので、パワーアップしてる分1:08は切れるつもりで挑んだのだけど、1:06出せたのは期待以上。どうやらこのコースとは相性がよいらしい。昨年の入賞ラインが1:08で、今年は1:07くらいかなーと思ったら一気に1:06まで縮んだ・・・。来年は1:05出せないと入賞できないのか・・・なんてセコいことは考えずにゴールドを目指して頑張ろう。

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[レースまで編]

前日の土曜日は、レース会場から自転車で15分くらいのところにあるKOHさんの会社の別荘に泊めてもらえる・・・ということで、いつも一緒に走ってるBearBellのメンバー6名で大挙して押し掛けさせていただいた。

土曜日は昼前にKOHさんに車でピックアップしてもらい、富士吉田へ移動。会場で受付を済ませて、BearBellメンバーと合流。ブースを冷やかしたり、こーぢさん@シクロパビリオンのヒルクライム講座を楽しく聞かせてもらったりしてから今晩の宿に荷物を置き、夕飯&風呂へ。

夕飯は前に試走に来たときも行った小作・河口湖店。みんなが興味津々だった「小豆ほうとう」を7人で2つデザート代わりに頼んだのだけど・・・これは重い。お汁粉にほうとうをぶちこんだもので、お汁粉は普通に美味しいけど甘くてたくさんは食べれないし、ほうとうはスタッフィーなので普通にほうとうを食べた後にお腹に収めるのは辛いものがある・・・。

お風呂は河口湖近くの温泉「天水」へ。ここはそこそこ安くて、施設もきれいで、混んでなくて、悪くない施設。タマキさんが謎のストレッチをしていたので激写。宿に帰って明日の準備をしていたら就寝は10時頃になってしまった。

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日曜日の朝はアップしたい組が3:30くらいからゴソゴソ起き始める。少しでもエクストラで寝たい自分は無視して寝続ける・・・と思ったけど、目が覚めたので3:40に起床。みな黙々と朝ご飯を食べてローラーでアップ。アップまじめにやらない派の自分は紅茶を飲んだりしてまったり。軽く別荘地内のアップダウンを5分くらい走ろう・・・と思ったものの、ケイデンスが拾えない症状が出てたいして走れず。

5:25くらいに宿を出て、5:40くらいに会場着。
荷物を預けて、3000番台メンバーは一緒に並ぶ。
早朝は気温が低くてガスってたので気温がどうなるか分からなかったものの、少しずつ太陽が出てきたので今日は暑いだろうと考えて完全な夏装備。

チャンピオンクラスのレース中継(なぜかカクカク)を観てからスタートに備える・・・。結局、ケイデンスセンサーは混信してしまったのかデータが拾えずそのまま。

[レース編]

足並みが揃ってることが分かってるBearBellメンバーと一緒なので、うまく協調体制を築けるとよいなーと思いつつスタート。

計測開始地点までは、比較的まったり。後ろを確認すると、ほぼみんなついてきている。「開始地点からギュッと上げますよ」と宣言して交差点を曲がり、「ガツッ」と上げて開始地点を超えて、アウターのまま踏み続けて料金所をパス。結構踏んでるけど心拍数は171bpmくらいで余裕あり。後ろのBearBellメンバーはすぐに離れてしまったようだ・・・。

1合目までの区間はクルクル回して落ち着いたペースにして、足のあいそうな人を探す。こーぢさんがリクエストのリクエストをしていたので「第九!!」とリクエストをかけて、しばらく一緒に口ずさんでからお礼をして前へ。しばらく行くと、よいペースで走っている3219番さんに引っ張られる形でダジャさんが上がってきた。pmaさんも一緒なので、後ろについていく。KOHさんのビデオを見た限りだとKOHさんもこのすぐ後ろにいたみたい。

3219番さんのすぐ後ろがあいたのでくっつかせてもらい、そのままよいペースでスイスイいく。斜度のあるところでまったりして平地で上げる走りが徹底できているなーと思っていると、案の定Powertapユーザー。ダジャさん、pmaさんはしばらく行ったら離れてしまったようだ。2合目の手前あたりでピンクジャージの3028番さんも似たようなペースで走っていることに気づいたので、3219番さんに「3028番さんと一緒にいきましょう」的なことを言って前を引き、集団形成のきっかけを作る。

しばらくするとこのあたりのメンバーを核にして5,6人の集団ができたので、集団のケツについて緩斜面をクリアーしていく。序盤はある程度意図的にあげて、中盤の緩斜面は集団についていけばペースダウンしないだろーという作戦。心拍数は166-168bpmまで落ちる。途中、集団14,5人になった時にペースが下がり過ぎていて、「誰かがペースアップして中切れしそうな雰囲気」を感じ取ったのでダンシングで上がって5人目くらいについたら案の定ペースが上がり、次の1kmくらいで中切れが起きて集団が6,7人に縮小。

途中、3028番さんがダンシングで飛び出したのをブリッジしたり、「回しましょー」とか声をかけて集団を守るように動いて、あっという間に20km地点をパス。平坦区間の手前は斜度が上がるので、ここで集団の核となっていたメンバーが抜け出す形でペースがあがる。「ここが我慢のしどころ」と気合いでついていき、平坦区間に入る。ここのペースアップが今日一番キツかった。一杯一杯だったので「回しましょー」と言う気にはなれず、4番手でしばらく休憩。ローテが回り始めたので自分の番を済ませる・・・と、やっぱり引いてるのは4人だけ。

そのまま最後の「ギュギュッ」と登る区間に差し掛かるので、「トンネルを超えるまでは我慢」と飛び出していくメンバー達は無視してクルクル。我慢できなくなったので、トンネルの途中からダンシングに切り替えて、ラストは思いっきりもがいてゴール。結局、2合目の手前から一緒に走ってきた4人組とずぅーっと最後まで一緒だった。

1:16:22/171bpm ・・・パワー/ケイデンスはなし(悲)

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Edge 500の操作を間違えて、LAPボタンを押し忘れていたものと勘違いしていてゴール後もタイムは分からず・・・。1時間8分は切れただろと思って下山パトロール隊の受付を済ませたりしてゴール地点に帰ると、BearBellメンバーから「1:06、8位入賞」と教えてもらう。

軽快な走りをしていたpmaさんが1:07、最後にダジャさんにさされたKOHさんは1:08。ここのところ連続してヒルクライムで入賞に絡んでたタマキさんは不調で1:13。レースは苦手(?)の雨蛙さんも1:13。今年になってからニョキニョキ強くなってる空次郎さんが1:12と雨蛙さんに下克上(?)。・・・ってわけで、BearBellメンバーでトップタイムだったのが個人的には嬉しい成果。

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今大会から導入された下山パトロール隊に応募したら採用されてしまったので、下りは集団に紛れ込んで危ない人がいないかチェック。「30-40kphで走れ」とのことだけど、ここの下りでその速度域に押さえようとするのは逆に危険なのでは・・・と思う。

ゆっくり下りながら周りの人を観察していて思ったのは・・・、

- 二人組でお喋りしながらゆっくり下ってて道を塞いでたりすると、速度差がありすぎてパスしようとして反対車線に出ざるを得なくなる状況あり。これはお喋りしてる人にお願いして道を空けてもらうのが吉。

- ゆっくり下ってて道の右側あたりにいる人も同じ。必要以上にブレーキをかけ続けてゆっくり下るのは苦痛なので、抜きたくなる人の気持ちもよく分かる。我慢できずに反対車線に出るのもよくないけど、こういう場合も道を空けてもらうのが正解。

- たまに速度コントロールができてなくて危なっかしい人がいるけど、不必要にスピードを出してかっとんで行く人は稀。

ヒルクライムの下りで「何か」が起きるのは、根本的に下れない人がいることと、下りの速度差があることが根本的な原因だというのが個人的な印象。「普通に下れる人」と「下りが苦手な人」に分けて下山グループを組織すればよりスムーズかつ安全に下れるのではないかと思った。自己申告性でうまくいくかどうかは分かりませんが・・・。

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下山後は表彰式でメダル&賞品をもらい、宿に戻ってバーベキュー。
いつものパターンでアタックがかかったり・・・ということにはならず、終始まったりペースで肉を楽しむ。締めに焼きそば作って終了。久しぶりに肉を食べたけど・・・運動の後の肉はうまいですな。

片付けしてから解散。
再びKOHさんカーに乗せてもらい、御殿場から東名で帰宅・・・と思ったら事故渋滞に巻き込まれてしまい、遅めの帰宅。KOHさんに家まで送ってもらい、近所で薬膳カレーを食べて遅めの夕食。

長くて、楽しくて、充実した週末だった・・・。

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今回もいつものヒルクライム装備。
Extreme-Power + FFWD F2R 190 ceramic。
だいたい6.3kgくらい。

2010年06月20日

ツールドジャパン第2戦三宅島stage兼JCRC第4戦

三宅島で開催されたJCRC第4戦に参加。

もともとこの週末は予定が入りそうだったので不参加のつもりだったのだけど、2週間くらい前になって予定があいたので参加を決意。激しいアップダウンのある短い周回コースで、自分のDクラスは10人以上メンバーが揃ってて、登りゴールなので「自称パンチャー」の自分にとって楽しめそうなレースだなーと考えた。

・・・で、結果は4位。
「勝ち」を強く意識して臨んだレースだったのでとても悔しい。ロードレースで闘うための課題を沢山見つけることができたので、得るところの多いレースだった。

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ひとまず、覚えてる限りのレース模様。

コースはアップダウンの2.5km周回x8=20km。
ゴール手前が10%オーバーの激坂。ゴールライン通過後はゆるゆる登って最高地点をパスして急な下り。スピードが乗ったまま海岸線沿いの短い平坦(強い逆風気味の横風)をパスしてゴール手前の激坂へ・・・という感じのコース。

天気は曇りで路面はドライ。
スタート前にフラフラしていると、Dクラスのメンバーから精神的プレッシャーをかけられる。Mt.富士HC入賞者ってことでチェックされているらしい・・・。「仲良く、楽しくいきましょう」と返しつつ「消極的に行きますんで・・・」と最後尾付近からスタート。1周目は平坦に入るまで最後尾固定で様子見。

7,8番手くらいで激坂を超えて2周目へ。斜度がググッとあがるタイトなコーナーからの立ち上がりですぐ前を走ってたshi_no_sukeさんがチェーン落ち。緩い登りになったあたりでのらりくらりと走っていると、閃風脚のI嶋さんから「前出てこーい。勝っても俺が認めねーぞ!」とご指名(笑)。のこのこ前に上がっていく・・・けど、どうも足が重い。昨日調子にのって島2周&コース試走で3周ほど追い込んでしまい、BikeScoreを200くらい稼いでしまったのがよくなかったようだ・・・(アホ)。

3,4周目まではまったりいこうと思っていたのだけど、仕方がないので集団前方で走る。元気なI嶋さんがちょろっと飛び出したりする展開で進行。APEXのM松さんが足がありそう。下りで踏まない人、平坦で引いてくれない人がいて、どうもうまいリズムが作れない。3周目に入った段階で集団は8,9名くらいにまで絞られていた。

4周目(5周目かも?)の緩い登りでI嶋さんが飛び出していたので、少し踏んで合流。うしろと20mくらい離れた状態だったので、「行けたら行きましょう」と声をかけると、「キュッ」と斜度があがるところでI嶋さんが猛烈にペースアップ。ついていくので精一杯で、その先で引くことができず、下りに入るところで吸収・・・。どうも脚質があわなくてうまく協調できない。というか、今日の自分が弱すぎる。

「残り3周くらいで逃げよう」と心に決めていたので、6周目に入った先の緩斜面でペースアップして単独で抜け出す。登りでガンガン踏むと20-30mくらい離せたのでそのまま下り、平坦へ・・・と思ったけど、集団がすぐ後ろまで迫っていたので一旦吸収。まだ集団に7,8人残っていて、実力も近いので逃げるのは無謀だったみたい。

8周目に入ったところの緩斜面でI嶋さんが飛び出していたので、M松さんと一緒に追走すると後ろは一杯一杯のようで追ってこない。I嶋さんが待っててくれたので合流し、そのまま3人で平坦区間をパス。やっぱりこの3人か・・・と思いながら激坂に差し掛かると、二人のペースアップについていけずあっけなく千切られる。「3位かー、悔しいなー」と激坂をタラタラやっていると、思いがけずUGOのH山さんにパスされる。重いギアでぐいぐいいかれてしまってついていけず、そのまま4着でゴール。

35:48 246W 170rpm 92rpm

1: 4:31 245W 153bpm 84rpm
2: 4:36 226W 164bpm 89rpm
3: 4:24 287W 179bpm 99rpm
4: 4:28 235W 173bpm 96rpm
5: 4:43 211W 166bpm 89rpm
6: 4:25 256W 176bpm 100rpm
7: 4:27 249W 173bpm 91rpm
8: 4:20 260W 175bpm 92rpm

(Edge 500のオートラップが効かなかったのでラップタイムは参考値)

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結局勝ったのはスプリント勝負を制したM松さん。あとで聞いたらM松さんは「死んでも逃げるな」とチームメイトから厳命されていたらしく、足のある彼がそういう走りに徹したことによっても「ゴール勝負」のレース展開が作られたと言えそう。

男らしくレースを作る走りをしたI嶋さんが2着。せめて3着には入りたかったけど、最後の最後で自分の詰めが甘さがもろに出てしまったレースでありました・・・。

三宅島ツアーに関しては改めて。

Sクラスは右京さんがスプリントを制して勝利。

2010年06月27日

ツール・ド・美ヶ原

全日本ヒルクライムシリーズ第一戦「ツール・ド・美ヶ原」に参加。
「最強激坂」に登ってきました。


(職場繋がりの方々にいただいたおやき)

乗鞍目当てでエントリーしたシリーズ戦ということで、特に目標にしているレースではないけど「最強激坂」ってどんなもんかしら・・・とナメてかかったら痛い目見ました・・・。

結果は1:14:24という自分としては不満足なタイム。
数の少ない26-30代カテゴリーだったので入賞ラインギリギリの10位入賞。Mt.富士の時もギリギリ入賞だったけど、あの時は自分なりに充実した走りでもぎ取った結果だったのに対して、今回は残念な走りしかできなかったので素直には喜べないかな・・・という感じ。目標は1:10で、遅くても1:12くらいは狙えるだろうと思っていたのだけど、全然駄目でした。

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会場&スタート地点が松本市内からほど近い松本市野球場なので、今回は100%輪行で。宿はBearBellのタマキさん&KOHさん達とご一緒させてもらう計画。


(シンプル・イズ・ザ・ベストなレース装備)

土曜日は家でゴロゴロしてから恵比寿から輪行。貧乏クライマーの友(?)、あずさ回数券をゲットして新宿から特急あずさで一路松本へ。適当な格好のまま会場に移動して受付を済ませ、BearBellメンバーと合流。その後、職場繋がりのメンバーが野球場の脇で懇親会的なものを開いていると聞いていたのでお邪魔させていただく。チームCBのメンバーとも合流できたので軽くお喋り。

一旦宿に荷物を置いてから激坂を体験しに試走へ。温泉街を抜けて、斜度が最大になるあたりは18%くらい。路面がハーフウェットで、濡れてるところで不用意にダンシングしたらあっさりスリップ。激坂区間を抜けたところで折り返して試走終了。聞きしに勝る難コースだなぁという印象。


(長野平野の田園風景。いいですなー。)

宿に戻ってからpmaさんの車に乗せてもらい、同宿メンバーと一緒にカレーを食べにメーヤウ桐店へ。ここはカレーバイキングが有名なお店。前に山登りしに来た時に辛くてウマいカレーを沢山食べて癖になってたので、かねてより再訪のチャンスを伺ってた。結果・・・食べ過ぎてお腹パンパンになりました・・・。ヒルクライムレースの前日に来るお店じゃなかったです。反省。

宿に戻って風呂に入り、明日の支度をして10時前に就寝。

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レース日の日曜日は4:30に起床。アップやらない組の自分はまったりワールドカップを見ながら朝食を摂ったりして準備。宿を出るところで当日入りのタマキさんと合流に成功。ほとんど寝ないで車で来たらしい・・・。

自分のコンディションは、というとMt.富士が終わって以来アイス解禁&食餌制限なしの生活が続いていたので体重は高値安定。レースが続いてたのでトレーニングとの両立が難しく、全体的にオーバートレーニング気味で疲れを抜くタイミングを失い続けた状態でここ2,3週間きてしまっていた感じ。パワー値の計算からすると、そこそこの走りでも入賞ラインには引っかかるかなーと思ってたのでコンディショニングも適当で、金曜日も30分くらいそれなりの負荷をかける練習をしてしまってた。

小雨のパラつく中会場まで自走し、荷物を預けてレースに備える。
機材はいつものExtreme-Power+FFWD F2R。上の気温が14度(16度だったかな?)とのアナウンスだったので、ウェアーも半袖ジャージ+ショーツ。

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一緒の組のスタートのKOHさんはこれまでのレースで実力を発揮することに失敗し続けていたので、今回はアップもしっかりやって気合い十分。

最前列からスタートすると、1人が飛び出していくのでガシガシ踏んで追走。後ろの集団はじわじわ来る。走り出してからシューズのバックルを締め忘れていたことに気づいたので、カチカチ締める。緊張感ないなー。右折して温泉街を抜けて激坂がはじまると、元気な人たちがガンガン行く。自分は・・・というと、斜度が出始めたところで足が重くて踏めずついて行ける気がしない。三宅島の時と同じような感じ。今日は勝負に絡める足じゃないな・・・と早々に諦めモード。

苦しい状態でシッティングを続けていると、後ろにKOHさんがついてる。あとで聞いたら「やまけいさんのペーシングを信じてた」とのことだったらしいのだけど、「今日は全然駄目なんで先行って」と前に行ってもらう。この時点で同じ組の中で7,8番手くらい。一番厳しい激坂区間を抜けて、湖に向かっていく途中でKOHさんが視界から消える。ダンシングも混ぜながらペースを落とさないように頑張って湖の脇の平地へ。489番さんがよいペースだったので後ろについてしばらく休み、「引きますよ」と声をかけて前を引く。ヒヤヒヤしながら90度コーナーをスピードをのせたままをクリアし、登りに差し掛かると平地で追い抜いた483番さんがついてきた。

ここからの登りは、クライマータイプの483番さんのペースにあわせる形で淡々走る。斜度が厳しくなると彼が前に出て、斜度が緩むと自分が前に出て・・・という感じ。激戦区の30代カテゴリーを制したコオロギさんが快調なペースで追い抜いていく。平坦&下りのはじまる最後のチェックポイントの2,3km手前で、同じ組のエキノコックスジャージの人が後方から登場。まだ足が余ってるらしくてガシガシいくので、それについていった483番さんとはお別れ。

チェックポイント周辺で後ろの組のdiosジャージの人がパスしたので、斜度の緩いところで前を引いたりしながら気合いでついていく・・・と思ったけど、斜度が厳しくなったところであっさり千切れる。稜線に出ると霧が出ていたのでサングラスを外し、平坦&下りは根性で踏んでペースアップ。追い抜いていく人がみな足を止めている中、必死でペダルを踏み続ける自分。下りでdiosジャージの人をパスし、緩やかな登りに切り替わるところで483番さんに再合流。エキノコックスジャージの人からは離れてしまったみたい。ゴールに向けて斜度があがるところではdissさんと483番さんがグイグイいくのについていけず、淡々と走りってからラスト300mをダッシュしてゴール。

21.5km/74:24/166bpm/80rpm

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ゴールすると、会心の笑みを浮かべたKOHさんがいたのでお喋り。同じ組で2着とのことなので、入賞は間違いなさそう。喋っているとpmaさんが凄い勢いでゴールに飛び込んできたものの、タイムは不明。続々と知り合いがゴールして来る中、ションボリ気分で荷物をピックアップして補給を摂る。レース中はほとんど止んでいた雨がまた降り出したので、早々と下山。

下山して豚汁を食べつつ結果を見ると、なんと自分が入賞していることに気づく。なんという悪運・・・。KOHさんは4位。別の組だった3位とは2秒差だったので凄く惜しい。BearBellメンバー内では、1:10の好タイムだったpmaさんが一等賞。激戦区の30代カテゴリーでも7位に入る健闘っぷり。タマキさんとダジャさんも自分と同じくらいのタイムだったものの、層の厚い30代カテゴリーでは入賞に絡めず・・・。ヤマさんは直前になって替えたギアが不調で、目の前でハイサイド落車を目撃したり、と激しいレースだったみたい。

一旦宿に戻って温泉に入り、会場に戻って表彰式。来年からは激戦区カテゴリーなので、今日のような走りではここには立てませんな・・・。そもそも、ヒルクライマーとしての能力に限界を感じつつある今日この頃。ロードレースとの両立は難しそうなので、来年はある程度どっちかに傾けて活動することになりそう。

もう一泊して乗鞍の試走をするBearBellメンバーに別れを告げ、松本駅まで自走して、ちょうどいいタイミングのあずさを捕まえて帰宅した。

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