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第4回埼玉県自転車タイムトライアルロードレース

5/9は利根川の河川敷で行われる埼玉TTに参加。

出たのは未登録個人B(10km)と、未登録チームTT(20km)。
自分がTTerじゃないのは百も承知なので、個人ではアベレージ40kphを目標にして、チームTTでは10位以内くらいに入れればよいかなーという意識で臨んだ。

結果、個人は38.5kphで平凡なタイム。
チームTTはラスト500mで自分が千切れてしまったものの、41kph+のアベレージで10位(3人中2着のタイムが反映される)。一旦下流側に下ってから上流側に上り返すのだけど、今日は北風が強くて帰路の逆風がキツかった・・・。

機材はExtreme-Power+WH-7850-C50-TUに、3Tのクリップオンバー。
サドルを前に出す&上げてTT向けのポジションにすることも考えていたのだけど、セッティングを試すチャンスがなくて、本番だけ変えて怪我したりすると嫌だったのでいつも通りのポジションで。

中目黒から栗橋まで輪行し、会場まで12,3km走って8:00過ぎに到着。会場に向かう途中、田植えを終えたばかりの田んぼが続くのんびりした風景に大いに癒される。受付に並んでいるとダジャさんやnaoさん、それにニャロメさんに会ったのでお喋り。今日は天気がよくて絶好のサイクリング日和・・・だけど、風が強いのが心配。

登録の部の観戦をしていると、行きを物凄い速度でかっ飛ばしていた人も帰りは必死の形相で逆風と闘っているのがよく分かる。TTバイクをしっかり乗りこなしている人は、低いポジションでしっかりパワーをかけるペダリングができていて端から見ていて格好よい。


(cicli HIDEの○山さん。フォームがかっこいい&うまく撮れたのでなぜか掲載)

今日の写真はこちらに置いておいたので、(主に)登録選手で出ていた人は煮るなり焼くなりご自由にどうぞ。

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しばらくしてから自分の出番。
スタート時は緊張したけど、一旦走り出してからはそこそこ冷静に走ることができた。真後ろに去年2位に入ってたパインヒルズのN沼さんがいたので、途中で抜かれたらできるだけ頑張ってついていこーというのがひとつの作戦。

往路は追い風なので、心拍数174bpm固定で48-54kphくらい出る。折り返した時点でのアベレージは50kphにのっていたと思う。復路に入ると一気に速度域が変わって32,3kphくらいまで落ちる。心拍数は180bpm固定。折り返して500m行ったところで早くもN沼さんに抜かれる。しばらく視界に捉えていたけど、かすかな登り(1%)になったあたりでペースダウンして見失う。

前半で稼いだアベレージ速度をジリジリ失い続けて、残り1kmくらいでついに40kphを切る。ムキー!悔しい!!・・・と思いながら最後の200mはダンシングでスプリント・・・したけど、全然速度は上がらないままゴール。それだけギリギリに追い込んだ状態で走れてたってことらしい。

10km/15:31/175bpm/99rpm

チームCBではマスターの部でK川さんが勝利。6番手くらいのスタートで全員ぶち抜いて戻って来たらしい・・・。恐ろしい。個人の部の表彰式、昼食を済ませていよいよチームTTの部のはじまりはじまり。

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未登録チームのメンバーはmiyaiさん、ダジャさん、自分の3人。
3人とも終わったばかりの個人TTのタイムが10秒以内にまとまっているほどに足が揃っているので、じゃんけんで順番を決めて、適当に作戦を練ってからスタート。順番は、miyaiさん、ダジャさん、自分。

往路は追い風なので、足を使いすぎない程度にスピードを乗せてタイムを稼ぐ。ローテーションは順調。みな、交代するタイミングに癖があったりするけど、そのあたりは走りながら慣れていって対処。途中、前走グループを抜く時に自分が長く引き過ぎてしまい、そのあとが一気にキツくなる。ここで千切れるわけにはいかないので、必死でくらいついて集中して回復。

ダジャさんが高回転でくるくる回していて、miyaiさんが低回転でゴリゴリ踏んでる印象。折り返したところで「まず2,3kmは上げすぎないように様子見て行きましょう」と声をかけて逆風の中を突き進んで行く。単独の時は32,3kphだったけど、3人のローテだと35,6kphくらい出せていてよい感じ。二人は少し余裕ありそうで、自分はけっこうヤバ目。途中、ヘタレ的視点からローテの注文をつけたりしつつ残り2kmへ。

「残り2km!」の声が飛ぶと自然と速度が上がる。37,8kphくらい。残り1kmくらいで「もう自分はこれで最後かもな」と思って長めに引く。後ろに下がっていくとmiyaiさんが「上げるよ!」の声と共にペースアップ。一旦後ろにつけたと思った次の瞬間には千切れかけていたので、残り500m地点で「千切れます!」とシャウトして二人を見送る。切れた途端に足からシュワシュワ音がしてペースダウン。ヘロヘロになりながらゴール。

20km/29:11/175bpm/96rpm

三人とも力を出し切れたようので、チームTTの走りとしてはとてもうまくいったと思う。3人がもう一段ずつパワーアップすれば、入賞のラインも見えてくるかな。チームCB的には、登録チームが5位入賞。さすがです。

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(イナーメ勢はカジさんが出てなくて、T岡さんとまこっちさんの二人組。でも4位(たしか)。すごい。)

平地TTは機材、ポジションの面でいじくりがいがありそうだし、ロードレースのような落車リスクも少ないし、圧倒的なスピード感を楽しめるし・・・と、これはこれで競技としてアリだなーと思った。特にチームTTは高度な作戦や走り方が要求されるあたりが魅力。

TTバイクは色んな意味で「男のロマン」だと思うのだけど、これにハマってしまう気持ちも理解できるなーという感じ。やっぱり、ロードのポジションとTTのポジションは全然違うし、なによりもかっこいいのがよいですね。

当面そっち方面に進むつもりはないけど、トライアスロンに手を出すことになったら喜び勇んでTTバイクを新調することにしよう。


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コメント (3)

いつも楽しく拝読しております。

私も3Tのclip on(PROの方です) + Garmin Edge 705の構成でして、705のマウント方法をちょっと悩んでました。待機中に「どこかで見覚えのある構成のExtreme-Powerがいるな〜」とか思いつつもお声をかけそびれてしまいました。

私は未登録Cクラスを走って0:15:35@244Wでした。最寄りのアメダスを見ると、当日はコースに沿った西北西からの風が平均2〜4m/sぐらいあったようで大変でしたね。空力の大事さを思い知らされたイベントでした。

P9のN沼です!:

はじめまして。N沼です。
埼玉TTで検索して閲覧させていただきました。
CBさんは去年、登録でノーマルマシンで入賞したド級の方が所属してらっしゃるということできっと強豪揃いなんだろうなァ~と思ってましたが、まさかスタート順で挟まれているとは(^_^;)ドキドキでした。
そんな心もコスプレにひた隠しライバル達が並ぶ、あの緊張感も最高に楽しい瞬間です。
そんなTTコスプレオタクが集うわがチームをこれからもよろしくお願いします!
『内田慶杯パインヒルズGP』というTT記録会を毎年1月と9月に開催しておりますので、もしよろしければ参加していただければ!
あと、自分が走ってる画像って、あんまり見る機会がないのですが、メッチャいい画像を拝見しました。
パソコンの背景に使わせていただきます!
突然の訪問、失礼いたしました~

yama-kei:

> oyamaさん
6位入賞、おめでとうございます!
ディープな内容のブログ、たまに覗かせていただいてますです。
逆風の後半戦はただただ空気抵抗との闘いでしたね。クリップオンバーで追い込んだ練習をしてなかったことを大いに反省しながら走ってました・・・。

> N沼さん
はじめまして。
「CBのド級の方」はよっしーさんですね。
画像、楽しんでいただけたようでよかったです。
N沼さんのTTマシンはCOLNAGO TITANIOのADカラーでしょうかね。自分もADカラーのMaster X-Lightが気に入ってるので、「やっぱいいなー」とチラチラ見させていただきました。
平地TTのレースは初めてだったのですが、ヒルクライムともロードレースとも違う面白さがあってよいですね。パインヒルズはTTerな方が揃っていて楽しそうなので、TT記録会にも機会があれば是非お邪魔させてくださいませ。

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2010年05月09日 21:04に投稿されたエントリーのページです。

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