以前の記事で購入をためらっていたTraining Peaks WKO+だけど、実は記事を書いて1週間も経たないうちに購入していたのだった・・・。
ゲットしたのはTrainingPeaks WKO+ Athlete Edition。今どきPCソフトに$99ってのはちょっと高いように思うけど、使えば使うほどよさが分かってくるソフトなので、結果的には悪い買い物ではなかった。2台目以降のPCで利用するには、追加ライセンス@$48.5の購入が必要になる。
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Training Peaks WKO+(旧Cycling Peaks)は、パワートレーニングの定番本である"Training and Racing with..."の著者が効果的なパワートレーニング理論を築き上げていく過程で生まれたソフト。現在市場に出ているパワーメーターに一通り対応していて、日々のトレーニングデータを記録していくことで、トレーニング量の変化やパフォーマンスの向上を分かりやすい形で見せてくれる。
WKO+で表示される、FTPやNormalized Power、それにTSSなどといったコンセプトは、"Training and Racing with..."で詳しく述べられているので、これらの数値を正しく理解するには必然的に"Training and Racing with..."を読んでおく必要がある。その逆もまた然り・・・というか、一般的には"Training and Racing with..."を読んだらWKO+が欲しくなって・・・というパターンのほうが圧倒的に多いんじゃないかと思う。
WKO+はよきトレーニングの友であると同時に、レースログの解析ツールとしてもよくできている。例えば、先日の秩父宮杯のログも、様々なグラフ表示機能によって、レース中のどのタイミングで何をしていたかが一目瞭然で分かる。
(レース全体の流れがよく分かる"Stacked Graph")
(選択した部分(今回のケースでは登り)をハイライトして見ることができる"Horizontal Graph")
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実用性を優先して作られたソフトなので、派手なところはないし、とっつきにくいところもあるけど、パワーメーターを使ってトレーニング&レースのログを解析するツールとしてはとてもよくできていると思う。