11/01 鷹ノ巣山

ちょっとだけタフな奥多摩日帰り登山

友人達と結成している登山倶楽部の第四回山行ということで、鷹ノ巣山へ。
これまでのお気軽ハイキングから一段ステップアップして、今回は割とちゃんとした日帰り登山を企画してみた。奥多摩屈指の急登とされる稲村岩尾根をクリアーし、鷹ノ巣山頂上からの展望を楽しんでから奥多摩湖側に下り、奥多摩駅から歩いていける温泉「もえぎの湯」に浸かって帰るという計画だ。

今回は、これまでのメンバーと、その繋がりで参加してくれた人が増えて、総勢9名の大所帯。奥多摩駅8:30の集合には一人も遅刻することなくメンバーが集結し、ハイカーを満載したバスで東日原まで移動。天気はこれ以上ないというくらいの快晴であるものの、バスが山奥に入っていくにつれて、ズンズン気温が下がってくる。

東日原で一通りメンバーを自己紹介してから出発。途中から川に下りるルートを進み、稲村岩の右側を巻く形で稲村岩の裏側の基部へ。今回は強力な男子数名が先頭に立ってくれた関係で、序盤から足並みの揃わないメンバーがボロボロと脱落して旧日本軍の補給路みたいになってしまった。自分が率先してペースメイキングできればよかったのだけど、その隙もないままに先に行ってしまったので、地味〜に全員のポジションを確認しながら基部への登りをこなす。

稲村岩の頂上は、基部から約15分のところにあるようなのだけど、今回はゆとりがないのでパス。先行組と後発組に分けて行動することを提案し、元気な男子チーム4名には先に頂上まで行ってもらうことにする。後発組は、女子チーム4名と自分を含む男子2名。稲村岩の基部の直前までがひどい急登で、その先はダラダラ登りかとナメていたところがさにあらず。尾根沿いの道なので素直な登りではあるのだけど、淡々と、ひたすら淡々と登りが続くので、のんびり足を休めるタイミングがない。

基部を出発して1回目の休憩ポイントの手前で、今回が2回目の参加となるモリモリが足の不調を訴える。「ふくらはぎに違和感がある」とのことだったので、ふくらはぎを使わない歩き方を教えて登っていったのだけど、休憩ポイントを出てすぐに足が攣ってしまったので、会社の山岳部の大先輩でもあるIさんにモリモリの足を見ていただく。足首があらぬ方向を向いていたりするので、本格的に悪そう。

モリモリとその友人、そしてIさんにはここから下山してもらうことを提案し、自分と残りのメンバーで頂上を目指すことにする。既に想定していた時間よりも大分遅れているので、二人がついて来れそうなギリギリのペースでグングンと登る。周りの山の見え方が変わっていき、この尾根で唯一の顕著なコルであるヒルメシクイのタワを越えれば頂上は近い。・・・のだけど、最後の最後、頂上がすぐそこにあると分かってからが意外に遠い。この感覚は、登りがキツい山全てに共通することだと思う。

頂上に着くと、ドラマチックに南面の展望が開けて、奥多摩や丹沢、それに富士山とその外輪山が目を楽しませてくれる。頂上は広くて快適な場所なので、のんびりするのに最適。既に到着していた先行組は、マイペースでこの場所を楽しんでいるようだ。期待通りのペースで登ることができたので長めの休憩を取り、みんなで一緒に下山を開始。

奥多摩駅方面に向かう下山路は、南面がポッカリ開いた気分の良い道。テクテクと散歩気分で会話も弾む。榧ノ木山方面への分岐を右に折れて、その先はひたすら樹林帯の尾根をダラダラと下る。広い尾根なので、時々トレースを見失いながらも下降を続けて倉戸山に到着。ちょうどバスが来るタイミングに間に合いそうだったので、ここから先の急坂は急ぎ足で下る。車道に出てから先はダッシュして、バスの予定時刻ピッタリにバス停に到着。

少し遅れて来たバスで奥多摩駅へ向かっていると、モリモリから電話で、無事下山して温泉に向かっているとのこと。一安心して我々も奥多摩駅から温泉へ。自転車だとあっという間に感じる奥多摩駅〜もえぎの湯は、歩きだと思いの外遠く感じる。

もえぎの湯は新しくてきれいな設備で、今日一日の疲れを存分に癒すことができた。温泉の後は食堂でくつろぎながら新婚旅行でケニアに行ってきたばかりというI君の写真を見せてもらったりして、夕ご飯を食べて奥多摩駅まで歩いて、電車に揺られて帰宅した。

途中でリタイアとなってしまったモリモリと二人には悪いけど、今日は雲一つない空の下、鷹ノ巣山頂上からの展望が実に素晴らしかった。カサコソと枯葉を踏み踏み歩いていく感じもよかったし、ところどころの紅葉に染まった木々も大変よかった。

さすがに10人近くなってくるとパーティーをまとめるのが大変だなぁ、というのが正直なところ。足並みも経験バラバラで、パーティーとしての行動が難しいときこそリーダーがしっかりしてないといけないのだなぁと感じた。